

先日、神奈川県厚木市に取材で出かけました。とある研究施設で最新の技術を見せて頂き、この上なく楽しかった(←こう書くあたり、何の研究施設か分かりますね?)です。午前中いっぱい取材をし、帰社するために車に乗って進むと、ほどなくこの光景に出会いました。
大きな大きな谷間には目にまぶしい新緑。谷底にはせせらぎが白い浪を立てています。水は池に向かってそそぎ、水に親しむことができるように池が整備されています。そしてその上のほう。谷を挟んで左から右に、何かが靡いています。よく目を凝らすと、それは鯉のぼり。信号待ちでロケ車が停まった瞬間、「すみません!写真撮りたいので一瞬待って下さい」と言い、スタッフも車を降りました。


谷にかかる橋の上に立つと、実に気持ちいい春の風がそよそよと流れていきます。いったい何匹の家族なんでしょうか。数え切れません。あとで調べると、ここ若宮公園では毎年「鯉のぼり祭り」を開催しているんですね。地方に行くと各所でやっているようですが、東京から比較的近い、新興の住宅・研究都市でこれだけの気持ちよさに出会えるとは思いませんでした。新緑に囲まれ、鯉のぼりを見上げながら下の芝生でお弁当を食べたら、きっと美味しいだろうなあ…と思いつつ、後ろ髪を引かれながら東京に戻った私たちでありました。
前回につづき、おでん屋さんのセットです。…ウソです。すみません。本物のおでん屋さんです。いいでしょう?この雰囲気。ぎりぎりまで満たされた芳醇なあじわいの出汁。その表面から立ち上る香りのよい湯気。揚げ物独特のうす茶色、陸に上がった蛸ちゃん。こうして見ていてもまた食べたくなってきます。
ところでこの写真のお店は、出汁が透き通った薄い色合いです。対して関東風というか、東京風というか、お醤油の色にほぼ近い、真っ黒な出汁で煮るお店もありますよね。私はそれぞれに良さがあって好きなのですが、どうも「真っ黒系」が苦手という人もいるようで。必ずしも関東・関西の出身地に関係ないようですが、もったいないことです。
ことあるごとに主張していますが、私は年中おでんを食べます。薄い出汁、濃い出汁、天気や気温で自分が欲するタイプが変わるので、両方楽しめるというのは幸せなことですね。とかく冬の食べ物、寒い時期の友と思われがちなおでんですが、私の場合は季節を問いません。桜も散り、新緑がまぶしい今の時期もなかなかいいもの。暑い時期、汗をかきながら濃厚な色が染みついたはんぺんなんぞを食べるのも一興です。そうして年中食べるからこそ、冬に味わう時に、味の染み渡る感じが変わってくると信じています。

ドラマ『おせん』のセットです。撮影現場にお邪魔しました…というわけではなく、セットのほうが報道スタジオに移動してきたのです。純和風の趣あるセット。いいですよね。主演の蒼井優さん・内博貴さんが来てくださいました。
実際には、このセットも3メートル四方程度にすぎません。しかし、角に置かれた大振りな花、後方から照明を効果的に当てた障子、適度に年季の入った色が入った木の床、そしてその床を切り欠いて作った囲炉裏と、コンパクトながら情緒はたっぷりです。
こういうセットをたまに目の当たりにすると、「たまにはこういうセットで『リアルタイム』をお伝えするのはどうだろうか」と思います。他局のニュース番組で、かつて金曜日だけはリビングルームのようなカジュアルなセットで放送していた時期がありました。我々リアルタイムも囲炉裏を囲んでとか、こたつに入ってとか…。どうでしょうかね。

他の店でも食べたくなって、日曜朝に前日とは別の食堂に赴き、「味噌汁」を注文しました。するとカウンターの中の厨房からおばちゃんの「ごめんねー。お豆腐屋さんがまだ来てないからねぇ。お豆腐が無いの」とかわいらしい高い声。そうか…沖縄風の味噌汁に欠かせない島豆腐が無いかぁ。では。「じゃあ『ゆし豆腐』はありますか?」「ゆし豆腐はあるねぇ。ゆし豆腐にする?それとも味噌汁の豆腐をゆし豆腐に代えて作る?」ということで、この店では「ゆし豆腐」を入れた味噌汁、を賞味しました。「ゆし豆腐」とは、にがりを入れて固める手前、というものですね。「おぼろ豆腐」みたいなものです。ふわふわのやさしい口当たり。これが味噌汁の中を泳ぐ内に、半熟の玉子と渾然一体に。う、うまい。ちなみにこの店の味噌汁は、お肉がポークランチョンミートの缶詰ではなく薄切りの豚肉。そして細い短冊状、あるいはひも状のこんにゃくも入っていて、これも食感にアクセントを加えていました。

最後の一口まで食べ終わったその瞬間、店の入り口前に軽ワゴン車がブブーッと横付けに。豆腐屋さんの登場です。「お豆腐屋さん、きょう遅かったねぇー?」というおばちゃんの問いかけにも、ちょっと無愛想な豆腐屋さん。「はい」とひとこと言って島豆腐を置いていきました。大きな木の枠、さらしに包まれた豆腐はしっかり固まっています。大きいです。私の手やビールグラスと比べてみてください。これだけで5丁ぶん。しかも島豆腐は一丁のサイズがもともと大きく、だいたい重さ1キロですからね。ああ島豆腐。あの濃厚で頼れる味わいをいますぐにでも…。

初の旅先ジョギングを清々しく終え、着替えもせずにその足で立ち寄ったのは沖縄らしい大衆食堂です。「食堂」は沖縄の外食文化の重要な柱の一つ。早朝・深夜営業の店も多く、中には24時間営業のところもあります。カウンターにテーブル席はもちろん、「ナカユクイ(=中休み)」をそのままゆっくりできる座敷席のある店も少なくありません。で、今回は市街地の中心に近い国道沿いの食堂へ。店に入る前から食べるものは決まっています。「味噌汁」です。
沖縄の食堂で食べる「味噌汁」はとにかく具が多いのが特徴。しゃきっとした緑の菜っぱ、しっかり固さのある島豆腐、ポークランチョンミート、そしてアツアツのところにポトンと落とす卵、といったところが定番。これらたくさんの具を、しっかりとった出汁で一煮立ち。どこにもカドのない、やさしい味にあるんですね。お椀でなく丼で供するところからもわかるように、「味噌汁」と頼むとこれ自体がひとつのメニューになっています(ごはんとお新香付き)。沖縄初心者の皆さま要注意です。メニューに並ぶどのおかずも基本的にはごはんとお新香が付いていますので、何も知らずに「ゴーヤチャンプルと、味噌汁と、ごはん」と頼むと、「ゴーヤチャンプルひと皿、丼に入った具だくさん味噌汁一杯、ごはんが3つ、お椀サイズの味噌汁2杯、お新香3つ」が出てきますからね。
たくさん汗をかいたあとの味噌汁は五臓六腑にしみ込みます。美味しかった。島豆腐は海水にがりで作る場合が多いので、ミネラルも豊富。運動後にぴったりですね。おなかいっぱいになっても、外を歩くうちにぐんぐん消化していきます。沖縄に来るとほんと、健康になるわたしであります。
で、2時間後にはこのデザート。沖縄で長年親しまれてきたアイスクリームブランドの直営店で食べました。ちなみに、隣のテーブルにひとりで座っていた初老のおじちゃんは、ティラミスがドーンと乗っかった大きなパフェをモリモリ食べていました。じつに頼もしい食べっぷり。年季が違います。参りました!

週末に所用で沖縄に行って来ました。例年、沖縄へは複数回出かけるのですが、ことしは今回が初めてです。土曜日、午前中に今回の目玉のひとつ、「旅先ジョギング」を楽しみました。那覇の市街地を出発し、那覇軍港付近をひとまわり。少し戻って漫湖公園の水辺を東へ進みます。そのまま豊見城市に入って、丘の上まで上がって来ました。社会部の記者時代から沖縄とのかかわりが深く、公私含めて100回以上は沖縄を訪ねているはず。しかしなじみの街を自分の足で走るということは無かったので、今回とても楽しみにしたのです。実際走ると新鮮ですね。

漫湖公園は、ラムサール条約にも登録された湿地。貴重な水鳥が多数飛来します。その羽根を休めるのが、マングローブがつくった林。市街地に隣接するかたちで、これだけのうっそうとした緑が望めるのです。水生生物や水鳥の楽園。結果として市民の目と心を癒やすスポットになっているんですね。橋の上からあえて周囲の建物を入れずに写真を撮ると、まさか那覇市内とは見えないでしょう?

そして豊見城市内に入ってからは坂道をぐんぐん上り、いま走ってきた那覇の繁華街方向を見下ろします。幸い日射しはそう強くない曇り空でしたので、下り坂はさらに気持ちよくホテルに戻ることができました。そして空腹の私を出迎えてくれた味は…。

まもなく公開の映画『フィクサー』の試写を見てきました。とりあえず、ジョージ・クルーニーのカッコ良さ。映画の役どころは、弁護士事務所の共同経営者に昇進もせず、借金を背負って自分の将来に不安を抱く「もみ消し屋」というもの。つまりは全知全能のヒーローではないのだが、当代きっての俳優の魅力は炸裂。ああいうオヤジになりたいものですね。
もちろん作品としてもテーマ性に溢れる内容なのです。組織と個人。大企業と市民。善と悪。良心と欲望。さまざまな葛藤が盛り込まれて最後にそれらがどう帰結するのか。予告編では「映画史に残るラスト10分の壮絶な駆け引きを…」というふれこみ。さすがに「映画史に残る」とまでは感じませんでしたが、それなりに、首肯するところ。
このところの彼の作品には『グッドラック&グッドナイト』に代表されるように、ジャーナリスティックな匂いが漂っています。ジョージ・クルーニーの父親はニュースキャスターだったそうで、その影響もあるのでしょうか。ハリウッドきっての人気者が権力や「既成のパワー」に対する反骨の精神をもち、それを作品に昇華できるあたり、アメリカのショウビジネスの懐の深さが伺えます。本作品もその系譜に連なる一作でした。

きょうの写真は土曜日朝の撮影です。さすがに東京では散り始めましたが、薄いピンクの花びらがパーッと草の上に散らされた風情は、それもまたよしという感じですね。
前々から気になっていたのが、太い幹から直接ちょろっと咲いた花たち。なんとも不思議ですよね。どんな枝も、最初は小さく細いもの。それがどんどん太く大きくなって次の枝を生み、花を付けるというのが頭ではわかっているのですが。どうもこの「直接感」が目をひくのです。
この段落は私の「うろ覚え」ですので事実関係の間違いはご容赦ください。むかーしむかし。まだ私が中学生だったときの国語の教科書に、詩人の大岡信さんの文章がありました。京都在住の染織家・志村ふくみさんに、美しい桜色の糸は、桜の花ではなく幹の樹皮からとった染料で染めるのだと教えられ、驚きながらも納得したという内容でした。つまり、桜花の美しい色というのはもともと木全体がすみずみにまで持っている色なのであって、花の色はあくまでもその一部が表にでただけなのだと。
こういうことは何も桜花だけではない、と容易に連想させる話です。そのへんが国語の教科書らしく、若干の教訓くささが感じられて気になるのですが。しかし、太い幹からちょろっとはみ出たように咲く花を見ると、私はその話を思い出します。このごつい岩のような黒っぽい木肌の中に、はっとするようなピンク色が閉じこめられているのだなと。どうですこの写真。木の幹や枝に閉じこめられていたピンク色は、自分自身を花で飾ったあと、いまや周囲の地面まで染め上げています。きょうの雨がうらめしいところです。
今週から一部の地域では「リアルタイム」の直前に新しい番組が始まりました。「アナ☆パラ」です。日本テレビの女性アナウンサーが日替わりで進行する情報番組。その中に「リアルタイム」の先出しコーナーが出来ました。
その日のニュースのインデックス、「リアル特集」や「リアル目線」の内容紹介などを私がお伝えします。で、その途中、私以外のキャスターも登場するんですねえ。取材から帰ってきたばかり、あるいはスタッフとオンエア秒読み段階の作業を続けるキャスターです。実際に現場を見て、人に会って、撮影して、どんなことを感じたか、何がそのニュースの本質か、そして見どころやお伝えしたいポイントは何なのか、いち早く報告します。
月曜火曜はモリマキさん。すでに「元気モリモリ」でも紹介されていますが、別バージョンの写真をUP!森キャスターのファンなら何枚でも見たい笑顔のショットでしょうね。「先出しリアル」と「アナ☆パラ」、ぜひご覧下さい。
桜前線北上中。東京ではまだ街のあちこちにピンク色の一角が見受けられます。月曜日の雨や火曜の強風がなんともうらめしいのですが、もう少しはたのしめそうな感じです。
週末に撮影した都内各所の桜をご覧に入れましょう。
これは市ヶ谷。外堀沿いの桜並木は、日本テレビが麹町にあったころの定番花見スポットでした。この日も並木沿いにはすきまなくシートが敷かれ、多くの方が楽しい宴会をやっていましたよ。

こちらは夜の神田川。文京区関口の付近です。江戸川橋から高田馬場に向けて、神田川の水面にフタをするように、桜が横へ、下へと伸びています。橋の上に立って流れを見ると、ほんとうに薄桃色のトンネルです。
こんな大きな木も。視界いっぱいにひろがります。都心からちょっと離れた砧公園に足を伸ばしたら圧倒されました。ここは職場の仲間同士で一杯飲みながらの花見、というよりも、家族やご近所連れ立ってのピクニックという風情でした。場所柄でしょうかね。
きょうは福岡から、桜満開の便りが届きました。4月下旬まで、各地でいい季節が続きますね。![]()
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