体と頭を動かせば美味しいものを欲するのが当然の欲求、とくに私の場合には甘いモノが食べたくなるのは本稿の読者には周知の事実であろうと存じます。そんな予想を裏切らぬ続編をひとつ。

ジョギングのあと、あらためて熊本城を見学しました。400年前に築城されたということに驚くほかないスケールに圧倒されます。高台に壕をめぐらせる水利技術や、石垣の材となる膨大な分量の石、土砂とその運搬、多層の櫓や天守閣の建築技術、そして今春復元公開された本丸御殿大広間に代表される芸術美。これは一見の価値有り、ですね。400年前ですよ。ショベルカーもクレーン車もありません。どれだけの人と知恵が動員されたか。そしてその動員を可能とした当時の武将の権勢もわかろうというものです。天守閣(昭和35年再建)から熊本を見下ろすとき、歴代の城主はどんなことを考えていたのでしょうか。いっぽう、大天守閣は石垣の上から高さ30mあるといいますから、おそらく城下のどこに居ても、その威容は仰ぎ見ることができたでしょう。城下の人々は、どんな思いでこの桁外れに大きな城をみつめていたのでしょうか…。次回はもっと時間をかけて、細川コレクションも見るとしましょう。

と、遠き日々に思いを馳せつつ、頭の中は「暑い。ちょっと一服しよう」ということで。天守閣前の茶店で抹茶を。柔らかいお餅がついて300円。お餅のいい甘さと、渋みの重奏が口のなかに拡がります。ああ、美味しい。何しろ早朝から走って歩いて、上って下りてでしたし、気温もけっこう上がっておりましたからね(と言い訳)。リフレッシュして本丸をあとにしました。

さらにもうひとつ。…苺のパルフェです。熊本市内随一の繁華街、「下通り」アーケードからすぐのところ、ビルの2階にこぢんまりと構えたお店。まだ20代半ばという女性パティシエが、フランスでの修業ののちオープンしたそうで、中は満席。パフェの向こうのケースに煌びやかに並ぶケーキはどれにしようか迷います。他にもブリュレやアイス・シャーベットの類も充実。どれも味は言うまでもありませんが、盛りつけの美も特筆すべきでしょう。カウンターに座ったので、次々と繰り出される妙技とそのセンスに目を奪われました。それやこれやでお店滞在中のテンションはずっと上がっていましたよ。深夜までやっているようなので、こちらもまた行きます。必ず。
ただひとつの問題は、カロリー。明らかに、走って消費したぶんより多く食べております。摂取と消費の収支は全然帳尻が合っていません。もう笑うしかありません。ららら~♪
先の週末、取材とは別の業務で熊本に出張しました。生まれて初めての熊本。業務も有意義にできたので、気をよくしてわずかな時間に熊本の街を堪能しました。美味しいものがたくさん揃い、馥郁たる歴史の香り漂う街。そして市電が行き交う乗りもの好きにもたまらない佇まい。いいトコずくめの熊本で、早朝にジョギングを楽しみました。それがこちら。

新市街のホテルを出て、徹夜で遊んだと思しき、路傍に座りこむ若者を横目に熊本城へ。加藤清正公の像を拝んで坂道をのぼります。この時点で、この城の壮大さと、これを現代に残してきた先人たちの賢断に圧倒されました。溢れる緑の中、木々のスキマから天守閣や櫓、長大な石垣を眺めながらゆっくりと走るのは本当に気持ちよかったです。

ぐるっと回って一度繁華街を抜け、今度は白川沿いの道を。さらさらとゆく水の音と、自分の靴音が耳に届きます。ああランナーズハイ(それほどのスピード・距離じゃないですけど)。先月の沖縄篇につづく「旅先ジョギング」。すっかりハマりました。ひと気がない街の清々しさは格別。
熊本の街はなんというか、程のよさが絶妙だなあと思いました。すべてがいいサイズで揃っている感じ。ここで手に入らないものは殆どないでしょう。しかも歴史に裏打ちされた趣や、程良く手の入った自然も豊かにありますし。東京に戻って、あらゆる意味での「過剰さ」にまた包み込まれると、地方の中核都市の良さが身に染みます。またぜひ訪ねたいですね。今度は阿蘇のほうまで。
漫画家のいしかわじゅんさんのサイト。ほぼ毎日更新があり、身辺の様子や時事問題への所感がよくわかります。いしかわさんには、「バンキシャ!」時代にゲスト担当としてお世話になり、そのご縁が現在までつづいています。先日、いしかわさんは、小栗泉さん以来の「ゲスト担当アシスタントプロデューサー」との交流、についてしたためておられました。私にとっても貴重な「取材対象」外のおつき合いです。

旧聞ではありますが、いしかわさん夫妻との食事会。まああれこれと話は弾み、美味しいものも進むわけです。写真はデザート。甘いモノ好きの私はこのために余力を少し残しておなかを調整。2品頂きました。このデザートは、いま「バンキシャ!」でニュースコーナーを担当している小林史キャスター(ちなみに私の同期です)の、妹さんの作ったもの。パリで修業した味はホンモノでした。美味…。満足…。
人の縁の有り難みを感じつつ、問題は太ってきているということ。週末のジョギングは続けているのですが、どうも運動することで食べる量が増えているのです。うーむ。
恒例の「サラ川」=サラリーマン川柳、本年度のベスト10が発表されました。本日の放送ではそれをご紹介したのですが、不行き届きにて、私が3つ作ったサラリーマン川柳の最後の方が、オンエアでは途切れてしまいました。
テーマは「30代なかば。先輩としての悲哀」です。
①「気が付けば デキる後輩 あまたあり」
頼もしい限りですが、すでに「抜かれた」感じもいたします。
②「後輩に 資料のありか 教えられ」
そんなデキる後輩に、自分の机上のガイドをしてもらう情けない状況。
③「おごる気で 財布覗いて 割り勘に」
ありがたいなあと思い、御馳走しようとしたら…。
上記3つの句は5分ほどでさらさらと出てきました。
「サラ川の ネタに困らぬ 我が身かな」・・・ああ無常。
どうも肌寒い日が続きます。いま水曜日の午前11時です。今週に入ってから、3月ぐらいの気温が東京では続いています。台風2号が南の海上を通過し、その際に北から冷たい空気が吹き込んできたようです。そのメカニズムから、気象予報士の木原実さんは、今回の寒さを「台風寒」と命名していました。本来東京で5月の空と言えば、写真のごとく抜けるような気持ちよさ。この写真は先週6日に銀座で撮影したものですが、今窓の外の様子と比べて眺めると、なんだか別の季節のように感じますね。
月曜日、ちょっと「涼しい」のレベルではないなと判断した私は、使い捨てカイロを持参して出勤しました。とにかく風邪をひいてはいけないので、寒さには敏感です。実測の気温は13度とか14度ですから、もちろん冬の実測値に比べれば大げさなものではありません。しかし一度25度を体験したあとの13度は油断大敵なのですよ。案の定、同じ木原さんのお天気コーナーでは、新橋駅前のドラッグストアでは使い捨てカイロがかなり売れたとか。皆さまどうぞご自愛を。

先日、買い物で新宿に出たついでに早稲田に行ってきました。きのうは胡錦濤国家主席の講演で大隈講堂付近はかなり騒がしかったようですが、この日の大学近辺は休日でひっそり。大学近くの「行きつけの書店」で本を物色。数冊購入の後、大隈講堂の前まで行ってびっくりしました。正門から眺めたキャンパスのようすがちょっと変わっていたんです。古い建物が幾つか壊され、建設が進んでいたのは知っていましたが、それが出来たんですねー。高い校舎がにょきっと。薄暗く、決してキレイと言えない古い校舎に変わって、明瞭で清潔なビルディングですよ。
もっともわたしは文学部の出身なので、このキャンパスとは少しだけ離れた文学部キャンパスのほうが馴染み深いのです。とはいえそちらも、キャンパス内にはここ数年入っていません。思い描いている母校の姿とはひょっとしたら変わっているかも…。そして、自分としては「年齢的にも大差ない」と思って入っていくと、学生さんからは「なんだあのおっさんは」と思われるんでしょうねえ。思い描くのといちばん変わっているのは、他ならぬ自身の姿なのかもしれません。
きょうはこどもの日。朝の電車にはスーツ姿は殆ど無く、代わりにチノパンにスニーカーといったカジュアルな出で立ちのお父さんが多数見受けられました。で、小さいお子さんを連れていると。去年の連休にも書いていますが、私たちの仕事は「月曜から金曜まで毎日」ですので、きょうもずいぶんと空いた電車で読書に励みつつ、のんびりとした空気に包まれながら出勤しました。乗り換えの駅で、自分と同じ電車から降りた小学生の男の子は、籐でできたバスケット型のカゴを右の肩に下げていました。カゴの中には四角い密封容器が見えます。つまりお弁当ですね。細めのリボンが蝶結びに2つの弁当を束ねていました。包み方からして、カゴの中にあるのはお母さんの作った弁当でしょうか。見ると、男の子の少し先には小さなリュックを背負ったお父さんの姿が。どうやら二人でお出かけのようです。いいですね。父親と子どもでお出かけ。
思い返すとそういうこと、私にもありました。母親が作った弁当には、定番の葱が入った卵焼き。当時の私は甘めのおかずは苦手でしたので、卵焼きも塩味でした。それと、外で食べるときには蜂蜜と砂糖で漬けたレモンの薄切りも別の弁当箱に入れて持っていった記憶が。いとこ達と一緒にフィールドアスレチックに行ったときも大量に持参し、みんなで甘酸っぱさに顔をほころばせて食べたものです。
今ちょうど昼になるところです。朝見かけた親子は今ごろ敷物を広げて、二人並んでお弁当を食べているかもしれません。外食とは違うくっきりとした思い出が、男の子に刻まれることでしょう。
*きょうの写真は本文とはまったく関係ありません。いまはやりの「グー!!!」のポーズ、というわけでもありません。先日、たまたまバーチャル撮影用の「グリーンボックス」というスペースに照明がついていたので撮った一枚です。

きょうから5月。写真は日比谷公園です。いいですよね。さわさわと揺れる木々は今、ただの緑ではありません。新緑です。緑と透明の中間色、そういう感じの輝きです。一枚一枚の葉に生命力がみなぎっています。住宅街のケヤキ並木なども、ちょうど明るい緑のトンネルみたいな時期。暑くも寒くもなく、気持ちよく過ごせる最高の時期と言えましょう。この日は日比谷公園の中をぐるっと一回りしました

そのあと、「10円チャリティカレー」で有名なレストラン、Mにて昼食をとりました。ちょっと離れた場所から小さな子供のむずかる声が聞こえたかと思うと、「そんなに言うこと聞かないとお店の外に出ていってもらうよ!」と叱る声(おそらく父親)が続いて聞こえてきました。今どきには珍しく、ずいぶんきちんと叱るんだなあと感心し、そのまま食べ続けた私。しばらくしてさきほど声の聞こえた方を見ると、何とそのテーブルにいるのは自分の親友一家でした。アメフト部出身、体格もガッチリの彼とは「肉」を食べによく行くのです。このとき彼にしてはきわめて珍しく、メインの料理に肉ではないものを頼んでいました。(あとで分かった事実としては、焼いたお肉が載っかったサラダという、いろんな意味で「健康的」なメニューも頼んでいたようですが)。
当然のごとく去り際に、またお肉食べに行こうと誓い合った(?)のは言うまでもありません。公園の木々を抜ける新鮮な空気。イオンたっぷり!な(イメージ)潤いの春。しかし「肉食」を誓い合ったその瞬間、急速に我々のまわりだけは「脂身感」が横溢したのでありました。とほほ。

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