#287 りんご
November 28, 2008

 青森放送の方からりんごを頂戴しました。りんごはおそらく「王林」ではないかと思われますが、袋などが無かったもので…。薄い緑色で、ちょっとポツポツと斑点がある品種でした。「一日一個のりんごは医者を遠ざける」という諺がありますが、一個食べるにはその大きさが若干立派に過ぎましたので、帰宅後、一日半分ずつ賞味しておりました。香り、GOOD、歯ごたえ、GOOD。味わい、GOOD。あっという間に食べてしまったのであります。

081126apple.jpgそしてもうひとつ。ビンに入ったジュースです。これ、頂いたときにはラベルをあまりよく見ていなかったのですが、きのう何気なく一杯飲んでビックリ。本当に「りんごそのもの」の自然な美味しさなんです。濃縮還元とは明らかに異なります。あまりの美味しさに改めてキッチンに戻り、置いたままにしたビンを手に取ると、そこには「降霜、降ひょうの被害を受けたりんごだけを使用」と書いてあります。しかも空気に触れないように密閉された装置の中で、りんごを砕き、絞り、ビン詰めしたそうです。だから素材そのものの味がしたんですねえ。それにしても素材の良さが際だっていると、ジュースもここまで美味しいものかと感心しました。

 「リアルタイム」でもお伝えしましたが、ことしの青森は局地的な霜やひょうに悩まされました。りんご農家が手塩にかけて育てた果実が、無惨に傷ついたのです。これから、というときに…その落胆は想像を絶します。そうした、品質は折り紙付きの果実、我々も消費を通じて少しでも農家の被害を埋めていければと思います。お歳暮の時期ですし、ご進物をこれから選ぶ方、ご一考されてはいかがでしょうか。

#286 火の用心
November 25, 2008

火災現場の取材が続きました。最初は渋谷区神宮前での爆発火災。そして2度目は銀座6丁目「CHANEL」での火災。

 081112fire.jpg神宮前での火災は写真のとおり、都心にありながら住宅が密集した地域での爆発。爆発の衝撃、爆風の強さ、巻き上がる炎と煙。どれも周囲の住民をおののかせる規模の大きなものでした。近所の方の話では「地響きがした」「連続して爆発が起き、とても手が付けられなかった」といいます。周囲の状況を撮影すべく、ビルの屋上をお借りして見ると、「よくこんな場所で…」というほかありません。まさかこのような地域で人知れず火薬が取り扱われていたとは。自分の家の周囲は大丈夫だろう、と思っていても何の保証も無いことに慄然とします。

 いっぽう銀座の火災は、駆けつけてみると建物外壁に埋め込まれたブランドロゴの一部が燃えただけで鎮火。とはいえ、場所が場所だけに多数の消防車が出動、周囲は一時騒然となりました。人的被害もありませんでしたが、一つ間違うと大変なことになっていたでしょう。というのは、周囲の通りには違法な路上駐車がかなり見受けられたからです。ご案内の通り、銀座はひとつ路地に入るとほとんどが広くない一方通行。その両側に車が停まると、実質真ん中に一台分しか幅は残りません。大型のはしご車などが角を曲がろうとすると、これは困難です。

 東京はいよいよ師走を先取りするような寒さがやってきました。空気も乾燥しています。暖房器具や台所などで火を出さないように細心の注意を払うのはもちろんですが、建物の回り、周辺の道路などに「火事を誘発する可燃物」「道を塞いでしまうもの」などが無いか、改めてのご確認を。「火の用心」はぜひそのあたりまでお願いします。
 

#285 トルコ
November 21, 2008

 社員食堂に行ってみると、本日のメニューが並ぶ棚に「トルコライス」が並んでいました。そう。長崎名物のトルコライスです。ピラフとスパゲティととんかつ、サラダをてんこ盛りにてデミグラスソースを回しかけたものが定番のようですが、これ、一つ一つ単品でならどなたも食したことはありますよね。でもそれらが一同に会すると、何とも「常識を超えたもの特有の魅力」が生まれてくるから不思議です。

080715toruko2.jpg 私は何年か前に、「長崎でもっとも古い喫茶店」の雑誌記事にて紹介されているのを見て以来、「いつかはトルコライス…」の思いを募らせて参りました。その念願がかなったのがこの夏。五島列島に向かう前、心の友の案内により長崎のそのお店に向かいました。で、入ってみるとそのお店の「トルコライス」は6種類あるそうで、さんざん迷った結果、私はホワイトソースが何とも上品に大量にかかっている「シーフードトルコ」を注文。その白い「山腹」の蔭にはひっそりと海老フライ君が隠れているのでありました。スパゲティも見てのとおり、さっぱり味。最近衰えを見せることもある我が胃袋は、難なくこのひと皿をこなしました。

 081119toruko.jpgさて、社員食堂のトルコライス。勇躍スプーンを入れてみると、残念。ピラフではなく白いごはんでした。そしてデミソースではなく、カレー。あれ?…ということは「カツカレーにちょっとスパゲティが添えられた」ってことでしょうか。ううむ。微妙だ。微妙に違うだけでいささか趣が違ってきました。本家のトルコライスが長崎のローカルフードとして皿の上で一つのまとまりを見せているのに対し、社員食堂のトルコライスは「おこさまランチ」っぽく感じられてくるから不思議です。ま、どちらにしても美味しく食べたのは事実なんですけど。

#284 筑紫哲也さんのこと
November 14, 2008

先週の金曜日、ジャーナリストの筑紫哲也さんが亡くなりました。筑紫さんと同じ仕事、というといかにも図々しい感じがするのですが、「ニュースキャスター」という肩書きをもつ者としては、一入の感慨を覚える残念な訃報でした。まだ72歳ということで、本当に早すぎるとしか言いようがありません。
 
筑紫さんとは直接の面識はありませんが、何度もその姿を見かける時期が有りました。私が入社してから最初の3年ほど。95年の秋から98年頃にかけて、記者として沖縄で取材を続けていた頃にです。戦後50年の節目に大きなうねりとなった、沖縄でのアメリカ軍基地に対する異議申し立て。本土復帰前の沖縄で「特派員」として取材活動をされた筑紫さんは、ご存知の通り、「沖縄」をライフワークの一つとされていました。基地の周辺や、住民集会など現場で見かける筑紫さんは、その佇まいがじつに自然体で、当代一流のジャーナリストというよりは、状況を穏やかに伝える地元の案内人というような感じを受けたものです。
 沖縄の幾つかの飲食店では、筑紫さんが店主一家と笑顔を並べる写真が飾ってありました。その店が、オジイ、オバアが元気に切り盛りするような「昔ながらの食堂」というのが、筑紫さんの人柄なのでしょう。あれだけのキャリアと実績がありながら、まったく偉ぶることの無い方だった、とは筑紫さんと仕事をした私の友人の評です。
 「このくに」のひずみについては、誰よりも息長く訴え続けてきた筑紫さん。駆け出しの「沖縄担当」記者だった私は、沖縄に日本テレビ系列の放送局が無いこともあって、現地での取材中には『NEWS23』のオンエアは見のがさないようにしたものです。

  私の手元には筑紫さんの著書が何冊かありますが、私が日本テレビに入った春に買った本『筑紫哲也のこの「くに」のゆくえ』には、名物コーナー「多事争論」がそのまま収録されています。改めていま読み返すと、そのテーマの幅広さに舌を巻きます。そして私が「キャスター」の仕事をするようになった時期に出版された新書『ニュースキャスター』には、キャスターとして参考にすべきことが多々書かれています。これらの本を読むたび、印象に残った所に付けた印は私自身の迷いや錯誤、納得や確信を示すもの。これからも折に触れ、手に取ることになるでしょう。

  謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

#283 秋、深し
November 3, 2008

季節の変わり目ですね。ついこのあいだまでは「暑い~」と唸っていたのに、気がつけば霜月。朝は駐車している車のボディが結露していたりして。

081102syouga.jpgこのところの冷たい空気にて少々心配なのが喉のようす。例年季節が変わる頃には必ずと言っていいほど喉にくるわたし。そこで今回は、喉用のドリンクをご紹介。はい。生姜湯であります。生姜を薄く切って、蜂蜜と黒砂糖を入れて沸騰させれば出来上がり、なんですが。一度鍋で作っておき、そのまま放っておくとけっこうな刺激になります。「昔風のジンジャーエール」みたいな強い刺激です。これをゆっくり口から喉にながしてゆくと、「あー、いいことしてる」という心持ちになれます。生姜の刺激がチリチリチリ…。

もとは以前に行った中華料理のお店で教わったのであります。一緒に食事したメンバーが口をそろえて「あったまるー」「じんわりくるー」と実感した飲み物。お店の方に伺って言われたとおりにやってみました。沸騰させて最初の一杯は「ううーん…ちょっと薄いかも」と思う程度の刺激でしたが、前述のとおり、一晩経ってあたため直して飲んだらだいぶ生姜が立ってきました。

会社でも飲みたいぐらいなのですが、まさか鍋やまな板を用意するわけにもいきませんしねえ。会社ではインスタントの粉末生姜湯にてがまんしております。おいしくてあったまるのはいいのですが、少々甘さが過ぎるのが玉に瑕…。先週はジョギングができませんでしたので、甘さは相当な罪悪感を生みます。今週は平日に1回走れるかなあ…。と書いてるそばから、Nデスクが「フルマラソンに備えてきのう25キロ走りました」って。25キロ!ひぃー!