#346 食べもノート #004 食パン
February 4, 2010
先回の続き。心身ともに満たされて店を出た我々に、一力さんから手渡された我々へのお土産がこちら。ごくシンプルな食パンです。一度食してみたかった、下町浅草のお店のもの。ここは食パンとロールパンしか作らないことで東京はもちろん、日本中に知られるところです。こういうお土産を選ぶセンスというのが、粋ですよねえ。
さっそく土曜の朝にナイフを入れました。ちょっと小ぶりのサイズなので、そのぶん若干厚めにそろりそろりとパン切りナイフを進めます。ああ、芳香。金曜日の帰路、混み合う電車で周囲の酔客に押されながら、つぶされないように胸元に抱えた袋から立ち上ってきたパンの香りたるや、一瞬トリップしちゃいそうな芳しさでした。そしていま、切り口からの香りは耳に覆われた表面とはまたちょっと異なるものです。やっぱりもう1枚…。一枚には最初からメイプルバターを塗っておいて、トースターにIN!ジリジリとタイマーが回る音。それにあわせてうっすらと香りが伝わって来ます。
そして焼き上がりはこちら。少々焼きすぎ、とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はしっかり焼くのが好きなので、こんな感じがベストです。色の濃いほうがメイプル、そうでないほうが何も塗っていないシンプル(ひとり笑)。口に運ぶと…サクっと、ふわっと。おお。香ばしいとはこのこと。メイプルバターをつけてももちろん美味しいのですが、何もつけないのにしみじみ美味い。このパンを毎日食べられる近所の人は羨ましいなあ…。浅草界隈にはこのパンを使っている喫茶店もあるとか。プロが焼くとまた味も香りも一入でしょうからね。早起きして出勤前に「モーニング」、食べに行っちゃおうかなあ…。
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