沖縄県那覇市『新成人と大人』
January 12, 2009

一昨年は泡盛を、去年は小麦粉を、毎年のように何かを浴びながら、沖縄の成人式を取材してきました。毎年、色とりどりの羽織・袴を着て、大荒れする沖縄の新成人たち。単に馬鹿騒ぎをしたいだけなのか、何か意図があるのか、今年、私は沖縄市内の真和志中学校出身の新成人に密着しました。髪に剃りを入れ、大きく突き出たリーゼントヘアー。正直言って、話し掛けづらい空気が全身から漂っています。しかし、成人式の準備をしながら笑顔で友人と話している顔を見ていると、そこには幼さすら感じられる時も。見た目はとんがっているけれど、まだ20歳の、普通の青年なんだなと実感しました。確かに、法律を無視したり、暴れて器物を損壊したりする非常識な新成人もいます。しかし、羽織・袴姿の新成人全てがそうなのではありません。これだけ毎年ニュースで叩かれているにも関わらず無くならないのは、それなりの、彼らなりの理由があるのではないでしょうか。締め付けることも時には必要ですが、それには反発が伴います。理解しようとしなければ前には進みません。大人たち、新成人たち、それぞれがお互いに歩み寄り、双方にとって最良の成人式が行える日が来ることを、一人の取材者として切に願います。


