
2011年9月18日(日)16:25~17:25
企画概要
東日本大震災発生から6ヶ月、被災地では様々な復興作業が進行しています。
しかし、まだ誰も見ていない、見ることができない、震災の爪痕を残す場所がありました。
それは、家屋、自動車、船、そして人の命をのみ込み、さらっていった「海」。
海に寄り添って生きてきた三陸の人々にとって、海の復興がこれからの鍵となります。
そんな中、津波に何もかも奪われた被災者が、絶望に打ちひしがれてもなお、
海の中にある大切な何かを取り戻したい、海の状況を知りたい、現実としっかり向き合いたいと願っていることを知っていますか?
その思いは、海のスペシャリスト、ダイバーの元へ届きました。
彼らは、瓦礫だらけの危険な海を潜り、誰も知らないもう一つの被災地の目撃者となったのです。
行方不明者を見つけだし、家族の元へ帰してあげたい、
漁師にとって家族同然である船を探してあげたい…。
ダイビング・インストラクターの太田樹男さんを始めとするダイバーが各地から集まり、
水中捜索を始めたのは5月のこと。
捜索のために太田さんが撮影した水中映像には、
家、漁船、ありとあらゆる生活用品が記録されていました。
あなたはその映像を見て、何を感じるでしょうか。
津波の恐ろしさ、失ったものへの悲しみ。
止まってしまった時間。
その地で暮らしていた人々の記憶。
活動を通じて出会った被災地の人々は、
ダイバーが海で見つけたものをきっかけに、どんな答えを出すのでしょうか。
また、海を生業の場としてきた人々の生活を取り戻すために、
建設重機を海底で操るダイバーがいます。
津波によって海に沈んだ巨大な建造物は、どのようにして回収されるのでしょうか。
水中土木工事の最新技術と、綿密に練られた安全対策によって、男たちが海に潜ります。
彼らが記録した水中映像は、被災者自らが現実と決着をつけるためのきっかけとなるはずです。
海が復興していく様子、三陸の人々が再び歩み始める姿を見つめます。






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