「第1話」

 子供の頃から弁護士に憧れていたものの夢叶わず銀行に就職した石田良子(須藤理彩)は、不良債権の取り立てをする調査課に異動になった。 良子は、与えられたリストを元に債務者を一軒一軒周るが、全く成果なし。そんな良子が次にドアを叩いたのが、事務所開設資金を返済していない有働弁護士事務所だった――。

 1Kのアパートで弁護士事務所を開いているのは、有働和明(阿部寛)。事務員を雇う余裕もない有働は、  良子の債務返済の話を「金がない!」と即座に言い切る。想像していた弁護士像とは正反対の有働に、戸惑う良子。

 しかしその時、電話が。電話の相手は、日本弁護士会職員の神崎美智子(浅野ゆう子)。 美智子は、有働に殺人事件の弁護を依頼してきたのだ。話をそばで聞き、これで借金を返してもらえると喜ぶ良子。 しかし、この依頼は国選弁護人の仕事。つまり、借金を返済するほどお金になるものではなかった。

 事件が起こったのは、山村鉄工所という町工場。 殺されたのは工場の従業員・友澤芳男(高杉瑞穂)。 夜、バイクの音がしたのを不審に思った社長の山村清司(長門裕之)が工場に行き、そこで友澤の刺殺体を見つけたのだ。

 現場近くの河原で凶器のナイフを発見した警察は、同じ従業員で前科がある赤倉俊哉(今井翼)の指紋を検出。さらに、事件直後、 赤倉のものとよく似た帽子をかぶった男が現場から逃げるのを、たまたま通りかかったドライバーが目撃したことから、赤倉の逮捕、起訴に踏み切ったのだ。

 有働が接見した拘置所内の赤倉は、「俺はやっていない!」と無実を主張。有働は、山村から話を聞き、事件現場を調査。いくつかの疑問点を見つける。

 やがて、初公判の日。赤倉の言葉を信じた有働は、被告の無罪を主張した。これに対して、担当検事の沢登圭一郎(松重豊)は、血まみれのナイフを握りしめた赤倉を目撃した証人がいると自信たっぷりに話す。

 そんな中、有働に反発しながらも調査を続けていた良子は、有働から犯罪者になってくれと頼まれる。

| 第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 | 第5話 |

| 第6話 | 第7話 | 第8話 | 第9話 | 最終話 |


| HOME |

本HPのテキスト及び画像(映像)の著作権は日テレ(NTV)にあります。
無断使用(転用)は、著作権、肖像権の侵害となり、禁じられています。


Copyright(C) 2002 Nippon Television Network Corporation