「第4話」

 有働が強盗殺人の罪で起訴された被告人・下川正雄(山下 徹大)の弁護を引き受けた矢先、弁護士事務所に被害者の息子・滝田光一(モロ師岡)が現れ、「下川は無罪だ」と告げる。この男は、自分こそ父・滝田重光(山田吾一)を殺した真犯人だと有働に打ち明けたのだ。

 事件は、会社社長である重光の自宅マンションで発生した。たまたま、部屋の前を通りかかった一人のOLが、ドアチェーンを壊して内部に侵入する下川を発見して110番通報。血まみれで部屋から飛び出してきた下川は、逃走したものの、まもなく逮捕されていた。

 検証によると、重光は部屋の中央で絶命していた。下川は、空き巣をする目的で侵入しただけ、と無罪を主張。衣服に付着していた血痕に関しては、室内で転んだため、と供述していた。だが、現場となった部屋の鍵が全て内側から掛けられていたこと、事件後すぐに人が集まり後から部屋の外に出ることなど不可能だったことから、警察は下川を犯人と断定したのだ。

 一方、自分こそ真犯人だと明かした光一は、有働に殺人の経緯を説明した。それによると、光一は、重光と話をするために部屋を訪ね、ドアのブザーを押した後に記憶がなくなり、気が付いた時は、近くの公園で血まみれの手を洗っていたのだという。父親を殺した感触が手に残っていると真顔でいう光一だが、証明できる事実はなかった。

 やがて行われた公判は、検察側の圧倒的有利な状況で幕を開けた。有働は無罪を主張したものの、下川の衣服の血痕、目撃証言、さらに下川が多額の借金をしていたという動機も加わって、有罪の判決が出る可能性が極めて高い。

 まもなく、裁判官を交えた現場での状況説明に立ち会った有働は、玄関のドアノブや、デスクの引き出しに血痕を確認。柴田刑事(金田明夫)の話から、犯人に刺された後も、重光が5秒から10秒程動いていた事実を知った。さらに、部屋の灰皿の中に、何かの燃えカスを見つけた有働は、下川が現場に侵入していた時間などから、それが下川以外の仕業だとにらんだ。

 しかし、事件は急展開。罪悪感に苛まれた光一が、"自分が重光を殺した"との遺書を残して自殺したのだ。光一が重光を殺したことは確信した有働だが、そこには重要な事実が隠されていた。推理を巡らせた有働は、ついに事件の真相を突き止め――。

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