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♪日 時  2001年5月25日(金)深夜2:55〜3:25
♪出 演  指 揮   ゲルト・アルブレヒト
管弦楽   読売日本交響楽団
ピアノ   梯 剛之

 

司 会  (左)茂森あゆみ/(右)奥田佳道


♪曲 目 モーツァルト作曲
ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491 から
 [1] Allegro
 [2] Larghetto から
 [3] Allegretto

♪収 録 ★2001年 3月20日 サントリーホールにて収録




♪今夜の見どころ…

今日のプログラムは、梯剛之さんの演奏で、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番をお送りします。

梯剛之さんは生後間もなく視力を失ってしまうのですが12歳でウイーンに渡り音楽の勉強後、コンクールに優勝、入賞を重ね98年ロン・ティボー国際音楽コンクールで第2位に入賞。ショパンコンクールではワルシャワ市長賞受賞するなど目覚ましい 活躍を繰り広げているピアニストです。

モーツルトのピアノ協奏曲は全部で27曲ありますがその中で短調の曲は2つしかなく、20番とこの24番です。
モーツァルトの短調の深遠な心の世界を正に梯剛之さんは表現しています。

指揮者アルブレヒト氏と心のかよった演奏をお楽しみ下さい。



♪演奏者の略歴

ゲルト・アルブレヒト(常任指揮者)

ドイツの指揮者。1935年7月19日、エッセンの音楽一家に生まれる。

父は著名な音楽学者ハンス・アルブレヒト。
ハンブルク音楽大学で指揮を、ハンブルク大学とキール大学で音楽学、哲学、芸術史を学ぶ。

57年ブザンソン、翌58年オランダのヒルヴァ―シュムで開かれた両国際指揮者コンクールで優勝。61年からマインツ市立劇場の首席指揮者、リュ―ベックの最年少ドイツ人音楽監督、カッセル国立劇場の音楽総監督と、ドイツ各地の要職を歴任。72年からはベルリン・ドイツ・オペラ首席指揮者、75年からチューリッヒのトーンハレ管の首席指揮者も兼任した。88〜97年、ハンブルク州立歌劇場およびハンブルク・フィルの音楽監督に就任。その期間中の93年9月〜96年1月、チェコ・フィルの首席指揮者も務めた。

この首席就任は民主化後初の楽団員の自主投票で圧倒的多数の支持を得た結果で、楽団史100年の中で初の外国人でもあった。が、以後2年半めざましい芸術的成果を達成したにもかかわらず、氏は突然辞任した。辞任は国際的ニュースとなり「ドイツとチェコの不幸な過去を芸術で乗り越えようとした氏の努力が結局、政治的思惑で途絶された」と非常に惜しまれた。94年6月に同楽団と、96年5〜6月にはハンブルク州立歌劇場と来日し、名演を残した。97年12月、読売日本交響楽団に初めて客演後、翌98年4月、第7代常任指揮者に就任した。

氏は、ドイツ・ロマン派を中心に広いレパートリーを持つ一方、現代音楽にも心血を注ぎ、ヘンツェ、フォルトナー、リゲティ、ライマン、ペンデレツキ、シュニトケ、らの新作初演も行なっている。主要歌劇場やオーケストラ、放送響にも客演。ザルツブルク、ウィーン、ミュンヘン、エジンバラ、ルツェルン、などの音楽祭にも招かれている。受賞歴も多彩で、「ドイツ音楽批評家賞」「フランス芸術勲章」「ハウゼンシュタイン表彰」「ECSO(ヨーロッパ交響楽団会議)賞」「フェレンツ・フリッチャイ・メダル」などを受けている。

また、音楽教育に対する熱意は比類なく、「子供の為の音楽博物館」を欧州数カ所に設立し、青少年のための演奏会を開き、音楽絵本まで制作している。この功績で、ドイツ・テレビの「グリム賞」「ドイツ音楽教育連盟賞」を授けられた。「バイエルン州立芸術アカデミー」と「ハンブルク自由芸術アカデミー会員」、ハンブルク市長より「名誉教授」の称号を授与されている。

梯 剛之(ピアノ)

1977年8月2日、音楽家の家庭に生まれる。

小児癌により生後1か月で失明するが、音楽を聴かせると泣きやみ、メロディーを正確に再現した。
ピアノを玩具がわりに親しむようになり、4歳半よりレッスンに通う。ピアノを佐々木弥栄子、高岡慶子、阿部美果子、作曲を中島良史の各氏に師事。90年ウィーン国立音楽大学準備科に入学。
以来、本科でもエリザべート・ドヴォラック=ヴァイスハール教授に師事している。

94年チェコの盲人弱視者国際音楽コンクール、ドイツのエトリンゲン青少年国際ピアノコンクールでそれぞれ優勝。95年アメリカのストラヴィンスキー国際コンクールで2位に入賞。そして98年、世界的な若手音楽家の登竜門として知られるロン・ティボー国際音楽コンクールで2位に入賞、世界に一躍その名をとどろかせた。

現在まで、プラハ響、バーデンバーデン響、フランス国立管、N響、東響、日フィル、新星日響、オーケストラ・アンサンブル金沢などと共演し、日欧各地でリサイタルを開催。
2000年秋にはミラノ、ウィーンでリサイタルを行う予定。

「徹子の部屋」「クローズアップ現代」等テレビ、ラジオ出演も多い。キングレコード、アート・ユニオンより「梯 剛之 プレイズ ショパン」など4枚のCDが好評発売中。97年村松賞、99年都民文化栄誉賞、出光音楽賞、点字毎日文化賞をそれぞれ受賞。


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