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♪日 時  2002年1月 11日(金)深夜3:05〜3:35
♪出 演  指 揮   上岡敏之
管弦楽   読売日本交響楽団

 

司 会  (左)茂森あゆみ/(右)奥田佳道

♪曲 目 ワーグナー 作曲
  歌劇「タンホイザー」 序曲 から
  楽劇『トリスタンとイゾルデ』から「前奏曲と愛の死」


♪収 録  2001年 11月 7日 サントリーホールにて収録




♪今夜の見どころ…

「深夜の音楽会」、1月11日(12日早朝)の放送は、ワーグナー作曲の「タンホイザー序曲」と「トリスタンとイゾルデ 前奏曲と愛の死」をお聴き戴きます。両曲とも演奏会で単独で演奏されることの多い名曲ですが、元来はワーグナーのオペラの冒頭に演奏される曲です。

  歌劇「タンホイザー」は1845年初演。ワーグナー自身の書き下ろしによるもので、ヴァクトブルグ領主の姪エリザべートを愛しながらも、愛の犠牲死、救済、贖罪がテーマになっています。
  楽劇「トリスタンとイゾルデ」は、1865年初演。13世紀の詩人シュトラースブルグの叙事詩をワーグナーが脚色したもの。話の内容は、マルケ王に嫁ぐイゾルデと船旅を共にした騎士トリスタンは、禁断の恋に陥る。王との結婚を強いられたイゾルデは毒薬で死を望むが、愛の麻薬にすり替えられ、2人は相愛の仲となる。しかし破局が訪れ、王の部下の剣に倒れたトリスタンを追い、イゾルデも「愛の死」を歌いながら天に召される…という物語です。
  またその前奏曲は、冒頭の無調性、『トリスタン和音』、半音進行など近代音楽に繋がる画期的な作品といわれています。

  指揮の上岡敏之さんは、海外で活躍する邦人指揮者の一人で、1960年東京生まれ。東京藝術大学指揮科でメルツァーに師事。96年ドイツのエッセン市立歌劇場の第一指揮者を経て、現在、北西ドイツフィルハーモニー首席指揮者を務めています。また、ヴィスバーデンのヘッセン州立歌劇場の音楽監督、フランクフルト音大オペラ科の教授代理も兼任する、現代指揮者界の超エリートであります。
  読売日本交響楽団の団員達も絶賛した、彼の誠実でかつ情熱的なタクトを存分にお楽しみ下さい。特に"トリイゾ"はリハより本番が1分以上長かった(20分以下の曲では筆者も初体験)という、粘りに粘った旋律が聴きどころです。新年一発目の「深夜の音楽会」は、オザワのニューイヤーコンサート以上の興奮と感動をあなたにもたらすに相違ありません。

  余談ですが、ディレクターは前日の「あの人は今!?」、翌日の「衝撃映像99連発」と驚異の3連投!正月から人使いの荒い会社に怒ってますが、このトリイゾは"世紀の会心作"と申していることを付言します。



♪演奏者の略歴

上岡 敏之
(指揮者)

1960年東京生まれ。
東京芸術大学指揮科でマルティン・メルツァーに師事。
ハンブルク音楽大学でクラウスペーター・ザイベルに師事。

84年、ロータリー財団奨学生。86年、マセフィールド財団奨学生。87年、ハンブルク音楽大学講師。87〜92年、キール市立歌劇場(コレペティトゥーア、指揮者)。92年、96年、エッセン市立歌劇場(第1指揮者)、エッセン音楽大学講師。96年よりヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇場音楽総監督。98年より北西ドイツフィルハーモニー首席指揮者、Deutscher Musikrat Dirigentenforumでの指揮者と審査員を兼任。2000年よりフランクフルト音楽大学オペラ科の教授代理を兼任。


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