【2問目】
皆さん良くご存知の童謡茶摘みです。そこで今回はこの歌の
”近づく”
を活かして、なぜか
泣きながら一節
歌って下さい。で、私が
『どうしたの?』
と聞きますからその理由を答えて下さい。
小遊三
夏も近づく八十八夜。
歌 丸
どうしたの?
小遊三
お前は茶摘みって面じゃない、鼻つまみって面だって。
好 楽
満期近づく定額預金。
歌 丸
どうしたの?
好 楽
でも利子はすずめの涙ほどしかないんです。
木久蔵
針が近づく注射の針が。
歌 丸
どうしたの?
木久蔵
ハリー!
歌 丸
それだけ考えるのに長いことかかって。
たい平
黄色近づく紫までも。
歌 丸
どうしたの?
たい平
最近頭が軽くて腹が黒くなってきちゃったんです。
木久蔵
嫁入り近づく娘の私。
歌 丸
どうしたの?
木久蔵
お父様お母様、六十年間お世話になりました。
歌 丸
今更行かなくたっていいじゃねーか。
たい平
卒業を近づく座布団運び。
歌 丸
どうしたの?
たい平
山田君、元気でね。
歌 丸
山田君、一枚あげて下さい。
木久蔵
うちが近づくほろ酔い気分。
歌 丸
どうしたの?
木久蔵
うちがどこだかわかんなくなっちゃった。
楽太郎
別れ近づくみんなで担ご。
歌 丸
どうしたの?
楽太郎
歌丸の出棺でございます。
歌 丸
山田君、全部持ってって下さい。
小遊三
そりゃ覚悟の上だよな。
歌 丸
私が逝く時は必ずあんたも一緒に連れてくからね。