熱狂

June 25, 2010

 最近、坂本龍馬が大人気である。龍馬の地元・高知県や、京都を始めとした縁のある観光地は、空前の龍馬ブームに沸いている。また、龍馬関連の書籍や料理、土産物なども多く紹介されており、商品名に「龍馬○○」とか、「坂本龍馬の××」などといった各種関連グッズも目立つ。出口の見えない平成不況の折、幕末日本の明日を切り開こうとした龍馬にあやかろうという、人々の強い気持ちが伺える。
 しかし、今から2年前、早くもこの坂本龍馬ブームを予言していた男がいた。いや、予言していたというよりも、龍馬ブームの先駆者となった『偉人』と言った方が正しいのかもしれない。その男の名は、小橋建太である。
 日本プロレス界の最前線で戦い続けてきた、プロレスリング・ノアの小橋建太選手。2006年、人気と実力を兼ね備え、正に絶頂期を迎えていた小橋選手を腎臓ガンが襲った。1年半の闘病生活の末に、2007年12月の日本武道館大会で、奇跡のカムバック。その不屈の闘志は、多くの国民に勇気と感動を与えた。そんな小橋選手が、腎臓ガンからの復帰後、最初に出場した地方大会が、2008年1月の高知大会であった。『自分がリングに戻れたのも、ファンの皆の応援のおかげ』という小橋選手は、ファンへのサービスを忘れなかった。この時の高知大会では、高知のファンを喜ばせる為に、ご当地にちなんだ新技の開発に取り組んだ。『ブレンバスターの体制から、相手の喉元にチョップを落としていく』という新・必殺技を、小橋選手は公約通り、高知のリングで出した。その技の名前こそが、『坂本龍馬チョップ』であったのだ。地域の人々の声を大事にし、義理人情に厚く、強くて優しい。小橋選手こそが、『最後のサムライ』であるといっても過言ではないだろう。
 今週の日本列島は、そんな『小橋建太結婚』のニュース一色に染まった。今週月曜日、小橋選手がこの秋に結婚するというニュースが飛び込んで来た。お相手は演歌歌手の、みずき舞さん。1996年に出会ってから、実に14年という交際期間を経ての結婚である。96年と言えば、小橋選手が、自身にとって初めてのシングル王座である『三冠ヘビー級』のベルトを獲得した年である。つまり、シングル王者になった年に、最愛のタッグパートナーをも獲得していたということになる。
 日本のプロレス界のトップスターである小橋選手は、これまで多くの女性ファンから絶大な人気を集めてきた。その為、これまで結婚せず独身を貫いてきたことは、『日本プロレス界の七不思議』のひとつにも数えられてきた。プロレスが大好きで、練習の虫とも言われてきた小橋選手を、人はいつしか『プロレスと結婚した男』と呼ぶようになった。それ故、今回の結婚報道は、関係者やファンにとっては大事件であったのだ。私の周囲の反応を見ても、「本当に良かった。おめでとう。」とか「二人で支え合って、末永くお幸せに。」といった祝福の声もあれば、「マシンガンチョップだけでなく、女性へのマシンガンアタックも敢行していたのか。」といった驚きの声もあった。さらには、「プロレスと結婚したと言っていたのに、これでは重婚だ。」といった、独特の反応を見せる人など、様々であった。いずれにしても、現在、またケガによる欠場が続いている小橋選手を強力にサポートする女性が現れてくれたということで、プロレスファンは、安堵の気持ちに包まれている。
 よく、結婚は『人生のゴールイン』などと例えられることが多い。しかし、小橋選手は、結婚を『ゴール』ではなく『スタート』と捉えている事だろう。正に、これからが始まりなのです。プロレス界ではよく、王者になることよりも、王者であり続けることの方が難しいと言います。王者になることが目的ではなく、王者になってからどれだけ防衛しつづけるかが大切なのです。結婚もプロレスと同じ。結婚がゴールではなく、結婚は新たなスタートなのです。かつて、GHCヘビー級王座を前人未到の13連続防衛に成功した小橋選手。奥様という最強のタッグパートナーと力を合わせて、人生の防衛ロードを突き進んで行って欲しいと思います。

COMMENT
日進市のさっちゃんさん

矢島さん、こんにちわ。去る6/23日にクライマックスを迎えました、松雪泰子さん主演の「Mother」の番宣と、最終回の見所のナレーションを担当されてましたね。第1話~最終話より前の回で、「「誰の声かなぁ??」とおもったら'ヤッシー'さんの声なんだぁ」と思い、ホッとしました。例のドラマをハードディスクに撮りつつ、(←我が家はハードディスク内蔵の液晶TV(レ●ザ)なんです。)
毎週わかりやすいニュースを伝えてくださり、有難うございます。
梅雨がなかなか明けませんが、体調に気をつけてくださいね。

| 2:50 PM June 28, 2010 |
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