芸能デスックリーン

トランスフォーマー/ロストエイジ  Transformers: Age of Extinction 2014.08.05

 今作の時代背景は前作『ダークサイド・ムーン』でのオートボットとディセプティコンの対決から4年後。
 テキサスの貧乏発明家ケイド(マーク・ウォールバーグ)は廃品回収の途中、一台のおんぼろトラックを手に入れる。それは攻撃を受けて動けなくなったオプティマス・プライムだった。そうとは知らずトラックを一人娘テッサ(ニコラ・ペルツ)の待つ自宅に持ち帰ったケイドは、突然CIAの攻撃を受ける。4年前、未来を左右するような戦いに巻き込まれたアメリカ政府は、トランスフォーマーが地球から消えない限り平和は訪れないと考え、CIAを巻き込み人間とともに闘ったオートボットまでも次々と抹殺していたのだ。テッサの恋人でレーサーのシェーン(ジャック・レイナー)の驚異的なドライブテクニックと、命を吹き返したオプティマスに間一髪の所で逃げ切る。一方、CIAはジョシュア(スタンリー・トゥッチ)率いる大企業KSIと手を組み、人工のトランスフォーマーを開発していた。また、巨大な宇宙船とともに最強のディセプティコン、ロックダウンもオートボットの命を狙うため地球にやってくる。さらに敵か味方か恐竜の形をした“ダイナボット”と言う第3の勢力も現れ、もうストーリーなどはどうでも良くなるほどの大バトルがシカゴ、上海、香港を舞台に繰り広げる。

 この映画は是非IMAXのような大画面で3D鑑賞してもらいたい。監督のマイケル・ベイはそれ用に撮影機材も開発して、とにかく迫力ある映像を楽しんでもらうよう努めている。2時間45分もあるランニングタイムだが、そのおかげで退屈しない。オプティマスやバンブルビーの前作から引き続き登場するオートボットに加え、二丁拳銃のクロスヘアーズや、葉巻を加えたハウンド、鎧兜を身にまとったサムライ、ドリフト(声はケン・ワタナベ)など新顔のやりとりも楽しい。相変わらずトランスフォームするシーンは胸がすく。小さなタイルが寄せ集まって一体のトランスフォーマーができるという人工のトランスフォーマーも新しい。前作より若干変身スピードが遅くなった気もするが、それがちょうどいい見易さになっている。とは言え、トランスフォーマー同士のバトルの目まぐるしさは前作同様。『パシフィック・リム』では人間が操作するという点でロボットの動きに鈍さを感じたが、こちらは“金属生命体”。ロボットそのものが命を持っているので動きが素早いのは理にかなう。

 人間の出演者も今回から一新。マーク・ウォールバーグはちっとも天才発明家に見えないが、アクションはもちろん、一人娘可愛さに他の男を寄せ付けたくない親バカぶりも好演。

 ラストはまた続編を臭わす終わり方。となると次作の舞台はとんでもないところ?


☆『トランスフォーマー/ロストエイジ』2014年8月8日(金)より、3D/2D全国ロードショー
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン
© 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro.