2010年 6月2日 水曜日放送 - 話題先取り!情報誌早読みチェック世界が注目!超低予算映画今週も発売中の人気雑誌から気になる情報を厳選してお届けする。
最新のDVD情報が網羅されている雑誌「DVDステーション」。
この中から注目の記事がこちら!
「『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を超える映画がついに登場!!バカウケ低予算映画アメリカンドリーム万歳!!」


記事を読んでみると「低予算ホラー『パラノーマル・アクティビティ』の快進撃が世界を席巻。アイディアがもの言う、優れた低予算映画を楽しもう!」。新人監督が家庭用ビデオカメラで撮影し、135万円で製作された「パラノーマル・アクティビティ」が全米で興行収入1位を記録し、話題を呼んだということで、低予算映画がどんどん作られてきている。今回は低予算ながら大ヒットした映画。そして、究極の低予算映画を紹介する。
今回特殊を組んだ「DVDステーション」の荻野豊編集長はこの一連の流れをこう分析する。


荻野編集長「低予算というと“安っぽい”、“B級くさい”というイメージがあるが、少ない予算の中でいかにして見せるかという、アイディア勝負の映画だと思う」
映像の進歩とともにどんどん制作費が跳ね上がる映画業界。日本でも大ヒットした『アバター』は製作費230億円。『アリス・イン・ワンダーランド』も200億円の製作費といわれている。
荻野編集長「『アバター』や『アリス…』も世界中で大ヒットして天文学的な数字をたたき出しているが、予算が莫大なだけに、ハズしたときのリスクが大きい。ここで今ハリウッドでは、低コストでアイデアだけで勝負できる低予算映画が注目されている」
1999年に、わずか600万円の製作費で、興行収入250億円をたたき出した『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の登場から、ますます注目されてきた低予算映画。
そこで、荻野編集長がオススメする極上の低予算映画を紹介する。
●製作費135万円『パラノーマル・アクティビティ』

『パラノーマル・アクティビティ』(発売中)
ブルーレイ\4,980(税込)/DVD\3,980(税込)
ワーナー・ホーム・ビデオ
© 2009 Oren Peli d.b.a Solana Films.
© 2010 Warner Bros.Entertainment Inc. Distributed by Warner Home Video.
今年、日本でも公開されたこの映画。監督は全く無名のオーレン・ペリ。無名の俳優を使い、スタジオは自宅。たった一週間で撮影し、編集はパソコンで。
気になる製作費の内訳は…
・ビデオカメラ購入費…27万円
・レンズなど機材代…9万円
・編集用パソコン代…36万円
・出演料…13万5000円
・交通費、宿泊費…9万円
・栄養ドリンク代…9000円
・食事代(主にピザ)…3万6000円
・追加撮影&編集費…36万円
映画の内容は、一軒家に住む若いカップルは毎晩不思議な物音に悩まされる。原因を突き止めようと、寝室にビデオカメラを設置するが、そこに映っていたものは…。
荻野編集長「深夜、寝静まった寝室が舞台になるが、僅かだがありえない変化が映し出される。あくまで観客の想像力を刺激して、恐怖を掻き立てている」
この目に見えない恐怖が口コミで広がり、またあのスピルバーグが「これ以上怖い映画は作れない」と絶賛したのも相まって、全世界で大ヒット。興行収入は製作費のなんと1万3000倍となる150億円以上となった。
荻野編集長「恐ろしい怪物は出さなくても恐怖は演出できる。まさにアイディアの勝利」
●製作費77万円『エル・マリアッチ』

『エル・マリアッチ』コレクターズ・エディション(発売中)
価格:¥3,990(税込)
発売・販売元:(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
こちらは、メキシコの田舎町にやってきたミュージシャンが、ひょんなことからギャングの抗争に巻き込まれていくというお話。監督は当時まだ無名のロバート・ロドリゲス。
荻野編集長「彼はこの映画を撮ったとき24歳だったが、監督、製作、脚本、撮影、編集など1人で7役もこなしている」
しかも、出演者はほとんどが素人で全員ノーギャラ。小道具や機材もほとんどタダで借用し、たった2週間で撮影を終えたという。その77万円の内訳は以下のとおり。必要最低限の経費で、ムダを一切省いている。
・カメラ…0円(無料で借用)
・出演料…0円
・フィルム代…25万3000円
・現像費…14万3000円
・ネガのビデオおこし…30万8000円
・照明用電球代…6万6000円
さらに低予算を支えたのはロドリゲス監督の演出手腕。
荻野編集長「画のサイズを変えたり、スローモーションを多用したりとテンポよく編集されているので、驚くほど完成度が高い」
こうして興収はアメリカだけで23億円以上。製作費の300倍も稼いだ。この成功でロドリゲス監督は3年後、続編となる『デスペラード』を製作。アントニオ・バンデラスが主演を務め、これまた大ヒットをした。
続いては信じられないほどの低予算映画だ!
●製作費7000円『コリン』

若干24歳のマーク・プライスが製作、監督、脚本、撮影、編集を1人でこなし完成させたゾンビ映画。ストーリーは主人公コリンがゾンビに噛まれ、次第に理性を失っていくというもの。
気になる製作費の内訳は…
・ビデオカメラ…0円(私物)
・編集費…0円(私物のパソコン使用)
・ロケ代…0円(知人宅と路上のみ)
・出演料…0円(ボランティア)
・テープ代…7000円
なんと製作費はビデオテープ代のみ、100名を越える出演者は無名の俳優がボランティアで参加している。一見すると製作費7000円とは思えない映像。
荻野編集長「ゾンビのメークも良くできていて低予算ながらなかなかの作品」
そのゾンビメークもボランティア、衣装も全部自前で用意させたという。サrファにセットを作りこむ予算がないため、背景が映らない俳優のアップを多様。これが逆に臨場感を溢れさせている。
マーク・プライス監督の次回作は戦争SFゾンビ映画。製作費は数億円になるという。
7000円で作った『コリン』、日本では今秋公開予定。
2冊目は「プレジデント」の別冊として発売された「新版 出世・結婚・お金は『県民性』で9割決まる!」。


今、何かと話題になっている『県民性』をこの本では恋愛や職場などの人間関係の中で役立つようとことん研究している。中身を覗くと…「なぜ?を読み解く県民性30の法則」。たとえば…「なぜ、埼玉県民は出世できないのか?」。埼玉の人が聞くと腹を立てるのではないかという文章が並ぶ。
・社長輩出率…全国最下位
・官僚輩出率…全国41位
・内閣総理大臣輩出…0人
その理由が、「東京通勤者のベッドタウンと化している埼玉県には、他県から移住してきた新埼玉県民が多い。東京への交通機関が充実しているので東京へのコンプレックスは薄れ、衣食住が程ほどにそろっているので、向上心もない」という事で出世欲も少ないという事らしい。ただし、協調性はバツグンで、誰とでもすぐに親しくなれるので敵は少ないそうだ。