2010年 10月12日 火曜日放送 - 話題先取り!情報誌早読みチェックチア男子

1冊目『チア男子』(集英社)

本日紹介する一冊はデビュー作『桐島、部活やめるってよ』が12万部を超えるヒットとなった作家・朝井リョウさんの新作『チア男子』

今月号のメンズノンノの書籍紹介ページにもこの新作が大きく取り上げられている。

男子ばかりのシンクロナイズド・スイミングがひところ話題になったが、男ばかりのチアリーディング・チームも存在する。追っかけのファンも急増中という『チア男子』を取材した。

まるでアイドルのコンサート会場化と思うほどの黄色い声援。これがなんと男子だけのチアリーディング

主将「ショッカーズは胸キュンというテーマを掲げています。ぜひぜひ皆さん“胸キュン”しちゃってください!」

かわいくてカッコイイ。そんな、今巷で話題の『チアボーイ』。
朝井リョウさんの『チア男子』の一節はこうだ。

「ステージに上がると、様々などよめきが大海原のように波打った。訝しげな目をしている人も、好奇心に満ちた目をしている人も、眉をしかめている人もいる。『男子チアリーディング・チーム、ブレーカーズです!』一馬がマイクを通してそう言うと、7人はたっぷり時間をかけて礼をした」

朝井さん「女子でチアをやろうという人の気持ちはわかるけど、男子でチアをやろうってなかなか思わないじゃないですか。そこに物語があるんじゃないかなって

朝井さんは、現在早稲田大学に通う大学生。新作にこの題材を選んだ理由を語る。
朝井さん「見てる側が、男がチアをやってるということに勝手に珍しがっているだけで、本人たちは純粋にチアをやってる。それをすごく描きたかったですね」
物語は、柔道で挫折した主人公が、大学の友人と男子だけのチアリーディング部を創立。個性豊かな16人のメンバーで、チアの全国大会を目指す青春ストーリー。

そもそも『男子チア』は全国に高校で2つ、大学で1つと、3つしか存在していない。そのひとつが朝井さんが通う早大のサークル『ショッカーズ』

「ぎょっとさせる」または「変人」を意味する『ショッカーズ』は2004年に創立され、現在部員は44名。

朝井さん自身が、学園祭でその姿に魅了され、今回小説のテーマに選ぶ事にしたのだとか。
朝井さん「始めは男がやってるということにビックリしたんですけど、1年の時に演技を見てそれが忘れられないくらい素晴しくて

彼らの動きは基本的に女子と一緒。しかし、その魅力は男ならではのダイナミックさ。

そしてもうひとつのポイントが、このはちきれんばかりの全開スマイル
「力強さ」と「かわいらしさ」のギャップ感。見ているものの胸をキュンとさせる。

ちなみに練習中の彼らを観察していると…
「天達とまっこりのタイミングが…」まっこり??
実はメンバーは全員あだ名で呼び合っているのだ。例えばこちらの方、ティッシュが舞うように飛ぶということから澤田さんのあだなは?

副代表の高野さんは?

高野さん「新歓行った時にゲームやっているだろうと言われて…」
で、あだ名が

こういった愛称で呼び合うことで学年の垣根を越えて強い絆が生まれ、ざっくばらんに意見交換ができるという。

創立当初は風当たりが強かった『ショッカーズ』だったが、7年目を迎える現在は、数々のイベントや応援に引っ張りだこ。
朝井さん「本人たちは嫌がるかもしれないですけど、俺から見ているとやはりアイドルみたいに見えますね

いまや早大を代表する名物サークルに。
先日行なわれた主催イベントも開場1時間前でもうこの人だかり。

ファン(早大生)「会いにいけるアイドル、AKB的な」
ファン(高校生)「ジャンプが高いところとか、パワフルなところとか、全てがかっこいいです
ファン(大学生)「とにかく元気がもらえるので何回も見にきたくなります
ファン(78歳)「重いカメラを背負ってきました。主人よりこっち

と、人気はまさにアイドル級。
1200席ある大隈講堂が超満員

そしてパフォーマンスがスタート。

ダイナミックな演技と満面の笑みで観客はメロメロ

コミカルな演技や大技を次々と繰り出すと…

ショッカーズ石黒代表に男子チアの魅力を聞いてみた
石黒代表「みんな楽しく思いっきりやることだと思います。力強さとか筋肉とかそうですけど、みんなとにかく全てをかけてチアをやっていることが魅力だと思います」

「ショッカーズ」は、11月6日の早稲田祭でパフォーマンスを披露する予定。興味のある方はぜひこの機会に。