2010年 12月6日 月曜日放送 - 話題先取り!情報誌早読みチェック主婦のプチ稼ぎ

『ファミリーWalker 12月号』(角川マーケティング)

今回注目した雑誌は、ママ向け情報誌『ファミリーWalker』の最新号。巻頭特集が「ママにぴったり!プチ稼ぎ」

長引く不況で、少しでも家計を助けたい、自分の趣味にかかるお金ぐらい自分で稼ぎたいと思っている主婦の方々も多いはず。しかし、いざパートに出ようにも小さなお子さんのいらっしゃるママは長時間家を空けるわけには行かない…。この特集では、子育ての合間に無理なく稼げる「プチ稼ぎ」を5ページに渡って紹介している。

そんな今時のママたちの「プチ稼ぎ事情」を探ってみた。

写真でプチ稼ぎ

まず向かったのが横浜の閑静なお宅。
小学5年生の娘さんを持つママさん、室井綾乃さん(35)。彼女のプチ稼ぎは…

室井さん「好きな写真を撮って販売しています
――プロの写真家なんですか?
室井さん「いえ、普通の主婦です。撮った写真を登録して、Fotoliaというサイトに載せて販売しています」

室井さんが登録している「Fotolia」は世界13か国で展開。およそ900万枚以上の写真を販売しているという。個人で撮った写真を送り、審査を通過すると、サイトにアップされる。それを広告・デザイン関連会社などが購入する仕組み。

デジタル一眼レフの普及もあり、写真好きなママの登録が急増。室井さんは半年前から始めたという。
室井さん「今まで170枚投稿し審査に通ったのが36枚、売れたのは20枚ぐらいです」

スナップ写真1枚当たりの販売価格は113円。そのうち撮影者に入る金額はおよそ30円なので、室井さんの収入は今まででまだ600円くらいしかないが、中には月10万円近く稼ぐ主婦もいるという。

ちなみに室井さんの売れた写真はというと…

購入する企業が使いやすいように、余計な物や色を加えずに、被写体がもっとも目立つように撮るという。1枚の単価が低くても、多くの写真を撮影し登録されれば、その分購入してもらえるシステム。写真好きのママに是非オススメのプチ稼ぎだ。

ジェルネイルでプチ稼ぎ

続いてのプチ稼ぎを紹介してくれるのは、兵庫県西宮市に住む山口絵理さん。7歳の息子さんと4歳の娘さんを持つ33歳の主婦。彼女のプチ稼ぎは今流行のジェルネイル

ジェルネイルとは、水あめ状のジェルを爪に塗り、UVライトで乾かし、その上からラメやストーンを乗せるネイルケア。爪に優しく、また一度塗ると塗り直しの必要がないため、注目されている。

通常のアクリルネイルより工程が少なく手順もやさしいジェルネイル。ネイルサロンで1回講習を受ければ、後は独学で技術を磨けるという事で人気は急上昇。
自宅でママ友対象のプチサロンを始めた山口さんに腕前を見せてもらった。

1回あたりの料金は3,000円から4,000円。一般のネイルサロンの半額以下の値段設定。
ジェルネイルをしてもらったママ友は?
遠藤さん「両手で3,000円。すごくお安くしてもらってます」
――皆さんなんていってます?
遠藤さん「すごくセンスがいいので、キレイにしてもらえたって」

週1回の自宅プチサロン。月収はおよそ2万円
山口さん「サロンに行くお金を払わないで、自分でするために始めたんで、それにちょっとお小遣いが入ってくれば満足です」

グチを聞いてプチ稼ぎ

続いてやってきたのは、埼玉県草加市。
2人の娘さんのママ、朝倉ゆかりさん(42)の意外なプチ稼ぎとは…?

朝倉さん「人のグチを聞いてます。電話で人のグチを聞くという仕事をしています」
実は朝倉さんのプチ稼ぎはグチ聞き。
身近な人に話し辛いけど誰かに話を聞いてほしい…そんな方の話をじっくり聞いてあげる仕事なのだ。例えば…

グチラー「犬を飼うマナーがなってないと思うのよ」
朝倉さん「はい」
グチラー「いきなり陰から出てきてものすごい勢いで吠えられたんですよ」
朝倉さん「はい」

グチラー「そこの飼い主の奥さんが出てこられて、私の方に『そんな所歩いているから犬が騒ぐのよ』って言うんですよ」
朝倉さん「まあ!」

主なグチは隣人や家族、仕事への不満など。1人あたり平均40〜50分ほど話を聞くという。
今まで一番長かったグチは…
朝倉さん「7時間ですね。女性で看護しだったんですけど、いわゆる中間管理職という仕事で、婦長からいろいろ言われ、後輩の看護師も育たないと…」

朝倉さんは「聞き上手倶楽部」という団体に所属。顧客はホームページを見て連絡。朝倉さんを含む21名のスタッフに振り分けられるシステム。お客さんは気にいった聞き役を指名することも可能。

――顧客は何人いるんですか?
朝倉さん「100名はいると思いますけど」
――家庭でも聞き上手ですか?
朝倉さん「はい、とても。娘も主人もよく話してくれます

朝倉さんは1日4時間グチを聞き、つきの収入はおよそ10万円。ただし、この仕事は誰でもすぐできるわけではないのだ。

朝倉さん「まず資格をとることが必要になりまして」
登録するには初級・中級・リスニングマスターの養成講座3コースを受講。1日あたり4〜5時間の抗議を計6日間受け、採用試験に合格する事が必要(受講料18万円)。

前回の試験では100名の応募のうち、30名が受講、採用試験には23名が合格した。
こうして「グチ聞きのプロ」になった朝倉さん。キャリア4年の経験からなる究極のグチ聞きワザを披露してもらおう

Case1≪朝のチュー≫

グチラー「妻が結婚当初は毎朝チューしてくれたんですけど、最近全然してくれないんですよ!毎朝チューしたいんですよ」
朝倉さん「それはさみしいことですね」

グチラー「朝のチューは基本じゃないですか」
朝倉さん「そーですね」

とにかく同意し聞くことに徹している様子だが…?
朝倉さん「お客様のお話とお気持ちを受け止めるということです。お客様が受け止めてもらえたという安心感を得ることができます」

さらにじっくり聞くことは相手が自分の話しに価値があると感じる効果があるという。

Case2≪何もしない亭主≫

グチラー「主人なんですけど家に帰ってきても何もしないんです」
朝倉さん「ご主人様は平日帰宅なさってどんなことをなさるんですか?」
グチラー「自分のことだけですよね」
朝倉さん「例えば?」
グチラー「風呂入ってご飯食べてテレビ見て寝る」

朝倉さんが行なった「例えば?」という質問。これには一体どういう意味が?
朝倉さん「“質問の技術”といいまして、質問によって話を広げる。聞くためには話していただかないことには始まりませんので。いかにたくさん話してもらうかという技術が必要になってきます」

質問する事で、会話の糸口を与えられる。何を話していいか分からないという方も話しやすくなるのだ。
ちょっとしたスキルがあればグチ聞きの仕事はできると朝倉さんはいう。
興味のある方は朝倉さんも所属する「聞き上手倶楽部」のHPで採用情報のチェックを。
朝倉さん「お客様から『話を聞いてくれてありがとう』ですとか、『すべて話すことができて気持ちが軽くなりました』っていう感謝の言葉を直接いただけるので励みになり、やりがいにもなります」