2009年 12月18日 金曜日放送 - デトックススポーツハイパーアスリート名演技列伝

アスリート名演技列伝

以前、デトスポで紹介した超ド級パフォーマンスレスラー“ストーン・コールド・スティーブ・オースチン”。この男の初主演映画「監獄島」が、明日19日からシアターN渋谷他全国順次ロードショーされる。


©2007WWEFilms,Inc.

この作品は10人の死刑囚が自由の身を勝ち取るべく最後の1人になるまで殺しあうという、彼にピッタリの情け容赦ないバトルストーリーだ
そこで今週お届けするのは「アスリート名演技列伝」

長嶋茂雄(プロ野球)

もはや説明もいらない国民的英雄、ミスター・ジャイアンツ長嶋茂雄。そんなミスターが生涯で唯一主演を務めた映画が「ミスター・ジャイアンツ勝利の旗」(64)。巨人の優勝まで描いたこの作品、長島や王が本人役で出演。さらに当時の人気俳優たちもずらり。子供たちの憧れの的だったミスターの姿が大袈裟なほど描かれている。さらにミスター節も健在だ。試合後王が長嶋に声をかけるシーンで…
王「長さん、今日は好調だったですね」
長嶋「いやー、気分がジュンジュンしちゃってね!
誰にも理解不能な名セリフだ。

小口雅之(プロボクシング)

日本スーパーフェザー級第9位のプロボクサー。ピンとこなくても「カツラボクサー」といえば解るだろう。試合途中でカツラが取れるという珍事件で一躍時の人になった小口に、役者としてのオファーが舞い込んだ。お笑い芸人・ユリオカ超特Qがリリースした「ハゲラップ」のプロモーションビデオに出演したのだ。出演をしぶしぶ受けただけあって、小口からやる気が見えない

武藤敬司(プロレス)

現在は全日本プロレスの社長兼選手として奮闘している武藤敬司は1987年に相米慎二監督作「光る女」で銀幕デビューをしていたのだ。しかも主演。北海道の山奥で暮らす男を演じる武藤は、東京に行ったまま戻らない許婚(安田成美)を探すために上京する。その格好が熊皮のベストに伸び放題の髭、完全な野生児ファッション。すでに闇プロレスのボスの愛人になってしまった許婚を取り戻すために極悪レスラーと戦うことになる武藤。天才レスラーの動きが冴え渡る迫真の演技だ。しかし、安田成美とは最後まで結ばれず、傷心の武藤が取った演技が、なぜか素っ裸の仁王立ち。リングの上で奇想天外な技を繰り出すこの男は、スクリーンの上でも予測不能だった。

ガッツ石松(プロボクシング)

「幻の右」と打たれ強さを武器に世界の頂点を極めた元世界ライト級チャンピオン、ガッツ石松。この男も1988年にハリウッドデビューしていた。しかも巨匠スティーブン・スピルバーグがメガホンを取った「太陽の帝国」でだ。ガッツはイギリス人捕虜を収容所に送り込む日本人士官役を演じた。出番はたった1分23秒だが、アメリカ映画協会の最優秀外国人賞を受賞した。そんなガッツをデトスポは直撃した。
ガッツ「俺知らなかったのスピルバーグなんて。(オーディションで)『誰?』って聞いたよ」
奇跡的にオーディションに合格したガッツは恐れ多くも演技プランをスピルバーグに伝えたというのだ。
ガッツ「山田隆夫は俺の部下役だったのよ。で、私は上官だから山田のヘマしたシーンでぶん殴るって言ったの」
なんと、ガッツは山田隆夫を「幻の右」でぶん殴るという仰天演出を要求したのだ。すると、スピルバーグはそれを了承。ガッツは山田を3回殴ったそうだ。しかし映画ではそのシーンはカット。スピルバーグは血と暴力は嫌いだったのだ