2010年 1月8日 金曜日放送 - デトックススポーツハイパーデトスポセレクション!箱根駅伝名場面列伝今年の正月2日3日とお茶の間の目を釘付けにした「箱根駅伝」。今回も多くの名シーンが生まれた。そこで今週は「デトスポセレクション!箱根駅伝名場面列伝」
「新・山の神」こと柏原竜二が今年も魅せた。去年、自ら作った区間新記録を今年も更新。
地獄の山登り5区。9年前、3人のランナーが繰り広げた激しいバトルは今も箱根の語り草になっている。
トップでタスキを受け取った法政大学4年の大村は往路優勝を狙う。大村を28秒差で追うのは順天堂大学の奥田。そして、3位には中央大学の藤原、前年の箱根で区間新記録をマークした男だ。当時、大学ナンバー1の山のスペシャリストがどこまで追い上げるか。
トップの大村は、強い向かい風と体力の消耗によってスローペース。そこに2位の奥田が仕掛ける。往路優勝を目指し一歩も譲らない2人。激しいデッドヒートは、最後の箱根にかける法政大学4年の大村に軍配は上るのか!?だが、ドラマは残り僅か1キロ付近で起きた。中央大学の藤原が猛然と迫る!そしてそのまま藤原がトップでゴール。
藤原の激走から9年。5区には東洋大学の柏原という「新・山の神」が誕生した。
来年は5区にどんなドラマが起きるのか?
山梨学院大学の“最速ランナー”メクボ・ジョブ・モグス。度肝を抜いた「モグス伝説」は2年前の箱根で幕を開けた。
各大学のエースランナーが集結する“花の2区”。この年信じられない“ごぼう抜き”が連発したのだ。
16位でタスキを受け取った東海大学4年の伊達が爆走を見せる。伊達は当時歴代2位となる13人抜きを達成。花の2区の主役は伊達で決まりかと思われた。しかし、それは違った。この男が伊達の存在をかすませたのだ。現在、20人抜きという歴代1位の記録を持つ“ごぼう抜き男”、ご存知、日本大学のギタウ・ダニエル。ダニエルはこの年、当時の最高記録と並ぶ15人抜きをぶちかましたのだ。主役はダニエルか…。しかし、真の主役はモグスだった。2区の区間記録を9年ぶりに更新、23秒も縮めたのだ。伊達とダニエルのタイムも“最速男”にはかなわず。モグスはこの翌年の箱根でさらに記録を更新。
今年ダニエルは11人抜きを演じるもモグスのタイムには1分14秒も及ばず。この記録は永遠に不滅か?
98年に念願初出場を果たした帝京大学。8区までタスキをつないだのだが、繰上げスタートまで1分30秒を切っていた。8区のランナー山口に時間が迫る。9区のランナーが祈るように待ち受ける。「何としても箱根を走り抜ける!」チームのタスキを途切れさせるわけにはいかない。だが無情にも13秒遅かった。僅か13秒…。だからなおさら、山口に責任が重くのしかかる。止まらない涙。言葉を失うチームメイト。それが箱根のタスキの重みだ。
98年、第74回大会。最終10区の中継地点には最終ランナーが待ち受ける。ゴールの読売新聞社に向け、次々とランナーが飛び出していく。
この年、10区の中継地点でドラマが起きた。4年ぶりの出場となった東京農大。9区の椎谷の走りに命運が託された。残り20秒で姿を見せた椎谷。仲間を信じて繰り上げ用のタスキを外す。10秒、9秒、8秒、7秒…。5秒!渡った!!奇跡のような瞬間、残り5秒でタスキはつながったのだ。
箱根駅伝の涙と歓喜。来年、私たちはどんなドラマを目撃するのか?