2008年 11月17日 月曜日放送 - 神の手神の手を持つ名医たち ファイル21

王貞治の胃がんを手術した名医

胃がん最先端手術≠フ神の手 宇山一朗 医師(48)
藤田保健衛生大学病院 消化器外科(愛知・豊明市)

06年、福岡ソフトバンクホークスの王監督が胃がんを告白。
胃を全摘する大手術にもかかわらず、翌日には歩行し、リハビリを開始。
この驚異の回復力を発揮する手術法「腹腔鏡(ふくくうきょう)手術」。
お腹に小さな穴を開け、カメラや器具を挿入。モニターを見ながら手術する。
大きく切らないため、体に負担が少なく、術後の回復が早いのだ。
王監督の執刀医となったのは、その手術法の世界的権威・宇山一朗。
97年に日本初の「腹腔鏡による胃の全摘手術」を成功させ、「症例数700」は国内1、2を誇る。
現在も年間180件の腹腔鏡手術を行う“神の手"である。

教授室に飾られた王監督のサイン

モニターを見ながら体内のがんを切除

○お腹に開ける穴は約2センチ(開腹手術の場合20〜30センチ)
○穴の数は6つ。二酸化炭素を注入し膨らませ、カメラやメスなどを入れ、モニターを見ながら行う
○直接患部を見れない二次元での手術のため、高技術を要し、できる医師が少ない
○現在、腹腔鏡手術は胃がんの手術全体のわずか15%しか行われていない
○早期がんだけでなく、進行がんまで腹腔鏡手術で行う数少ない医師
○手術跡が小さいので術後の痛みが少なく、出血量もわずか、手術翌日から歩行や飲水が可能で、入院期間も短縮、早期社会復帰が可能な最先端の手術
○プロフィル―1960年生まれ 岐阜大学医学部卒

今回紹介した胃がんの腹腔鏡手術の名医と病院

宇山一朗 医師
[ 藤田保健衛生大学病院 消化器外科]
愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
(医局)0562-93-9254