2010年 4月9日 金曜日放送 - スッキリ!!ハウジング「狭小住宅」

こだわりの住宅を訪問して、その魅力をあますところなく紹介するコーナー。
今回のテーマは「狭小住宅」。どうしても一軒家を建てたいという方、狭い土地でもアイデア次第で快適空間を演出できる住宅が満載。
紹介してくれるのは女性の、女性による、女性のための建築家を集めた「女性建築家チーム」の社長、西村幸子さん。


西村社長が今注目しているのが、15坪より小さい土地の立てた家『狭小住宅』。狭小住宅は面積が少ないので土地の値段が安く、地価の高い都心でも念願のマイホームが安価で手に入れられる。狭くてもアイデアひとつで大豪邸になる。
最初に紹介する住宅は世田谷区にあるこの黒一色の家。京王線・千歳烏山駅から徒歩5分という立地のよさで値段はなんと土地込みで2000万円台。


案内してくれるのはこの住宅で一人で暮らす建築関連の仕事をしている鈴木さんと建築家の久保さん。
こだわりのテーマが「トンネル空間」。

一体どんな家なのか?




見よ、この細さ!家とは思えない細さだ。
阿部「一体横幅どれくらいなんですか?」
久保さん「190cmです」
身長186cmの阿部が横になった長さとほぼ同じ細さ!


元々資材置き場だったこの細長い土地。土地の幅が狭いためこのようなサイズの家に。でもそのおかげで…


とはいえ、建物の中が気になるところ。窮屈なスペースではないのか?早速中へ!


これがトンネル空間の正体!玄関を開けると8畳ほどのリビングダイニング。
阿部「入るとゆとり空間ですね。でもですよ、狭い、細い」
なんとこの家の横幅は全て170cm!しかし、狭さを感じないアイデアが!


こだわりポイント「間仕切りをなくして奥行きをだす」


間仕切りをなくし、テーブル、キッチンなど生活の導線を壁に全て寄せる事により、狭さを感じさせない造りになっている。

また、この5つのでっぱりが地震の横揺れから守る耐震用の柱だ。
先に進むと、狭小には似つかわしくないこだわりも空間が現れる。




こだわりポイント「狭小住宅で中庭」
リビングダイニングを抜けた先には3畳ほどの中庭が出現。外からは一切見えないので人の目を気にする事もない。しかもこの中庭、家にとって重要な役割をになっている。それは…
こだわりポイント「明かりを室内にとりこむ」
久保さん「ここに中庭を作ることで家の中に明かりを取り込むことが出来るんです」
中庭を抜けた先には広さ3畳のユニットバス専用の部屋。そしてらせん階段を昇って2階へ。


2階は書斎になっており、1階と同じ広さが。そしてここにもこだわりのアイデアが。
こだわりポイント「梁をむき出しにして高さを確保」
鈴木さん「天井なんかも貼らない方がゆとりがあっていいんじゃないかと思って」


そして奥には、ベッドルーム。横幅が狭くてもちゃんと寝られる。そして中庭の吹き抜け部分を進むと…。


人目を気にする事なく洗濯物を干せる空間。さらに奥に行けば3畳のもうひとつの書斎がある空間に。


世田谷区にある横幅190cmのこの住宅、気になるお値段は2250万円。

横幅が190cmしかない狭小住宅
名称:モグラハウス
設計士事務所:(有)スモールハウス http://www.small-house.jp/
住所:東京都杉並区和田3-59-10エレガンス東高円寺410号室
Tel:03-5377-0524
Fax:03-5377-0526
続いてやってきたのは千葉県柏市にある13坪の狭小住宅。割れ目の入ったような造りで中の様子が想像つかない建物。


案内してくれるのはアパレル関係の仕事をしている植草美幸さんと建築士の岡部克哉さん。植草さんはこの家で旦那さんとお子さん2人の4人暮らし。


植草さんは実家が近いこの場所にどうしても住みたかったのでこの土地を選んだそうだ。
そのこだわりのテーマは「みんな大集合」。

住宅の中で「みんな大集合」とはどういうことか。真相確認のため藤田と西村社長が直撃。




右側部分を吹き抜けの階段空間にすることで狭小住宅とは思えない縦に空間を演出。
植草さん「ショールームのような光と高さと空間をテーマに入れさせてもらいました」


そして2階に上るとここに「みんな大集合」の答えがあるという。


すると…


と、どこからか藤田を呼ぶ声が。振り向くと…


そう、この家の最大のこだわりがこれだった。
こだわりポイント「フリークライミング」
広さ18畳のリビングに高さ4mのフリークライミングが出現。


藤田「何でリビングにフリークライミングを?」
植草さん「娘に頼まれまして」
運動好きな玲亜ちゃんとお兄さんがフリークライミング目当てにリビングに集まり、自然と話す機会が増えるわけだ。


岡部さん「子供がある程度大きくなっても遊べるようにかなり耐久度の高いものを選びました」
という事で大人も楽しめる。


そして西村社長がリビングのもうひとつのこだわりを発見。


西村社長「この階段、普通より段差があると思いませんか?」
岡部さん「みんなが集まっても大丈夫なように腰掛けてもらえる高さにしてもらったんですよ」
こだわりポイント「イスとして使える階段」


ここにも大集合のアイデアが。階段として使うのではなく、みんなが集まっても座れるように出来ているのだ。
さらに階段を上った先には石で出来た台形のスペースが。
植草さん「こちらは子供の机です。キッチンにいる時、娘がそこに座るから何をしているか分かるので中々サボれないんです」


3階にある玲亜チャンの部屋には机がない。そのため勉強は自然とリビングの机で勉強するようになっている。
こだわりポイント「リビングで勉強するためコミュニケーションがとれる」


サボれなかったおかげで玲亜ちゃんは見事中学受験に合格!このリビングは勉強でも遊びでもみんなが大集合するこだわりの場所なのだ。
その玲亜ちゃんの部屋がある3階はバルコニーの先。




1階に戻るが、ここにもこだわりの空間がある。
こだわりポイント「緊張感をだすための窓」


あえて外から見えるようにして家で仕事をする際に緊張感を出すようにしている。
壁には旦那さんが描いた絵を飾るスペースにもなっている。


リビングに自然と家族が集まるこちらの家、気になる建築費は約4000万円なり。

フリークライミングの家
名称:スリットの入った家
設計士事務所:岡部克哉建築設計事務所 http://www.koo.co.jp/
東京都港区芝1-13-19モービルワン2F
Tel:03-5419-3331
Fax:03-5419-3332