2011年 1月13日 木曜日放送 - スッキリ!!商品開発部“携帯ゲーム”開発 第2弾 『DERO』のゲームを考案

“携帯ゲーム”開発 第2弾 『DERO』のゲームを考案

前回までにモバゲーでおなじみのDeNAとコラボで「DERO」の携帯ゲームを開発する事に決定した新企画。今回はその内容を詰めていく。

藤田が考えた仰天ゲーム案のプレゼン

藤田は自ら考えてきたゲーム案を携え、DeNA社へ向かった。
すると今回、前回対応していただいた方とは別の女性が現れた。この女性は…
渡辺さん「社長の南場です
南場社長「始めまして、わざわざすみません」

DeNA社長、南場智子さん。
世界的に有名なコンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」で働いていた経験を持ち、ハーバード大学でMBAを取得するなど輝かしい経歴を持つ南場社長。
1999年にたった5人で起業したDeNA。その当時まだなじみの薄かったインターネットオークションサイトをスタート。

その後、携帯電話上のサービスに注目し、モバゲータウンを開設。瞬く間に大ヒットし、社会現象を巻き起こした。

DeNAを売上高480億円を超える企業へと育て上げたカリスマ経営者なのだ。
そんな南場社長がスッキリ!!とコラボが決まったという事で自ら興味を抱き、わざわざ顔を出してくれたのだ。
南場社長「DeNAとしてもテレビともコラボというのは、これから強化して行きたいところですので私達も張り切っています」

南場社長から直々の挨拶を頂き、気合の入った藤田は、考えてきたゲーム案を社長の前でプレゼンする事に。
藤田「DEROという番組をモチーフにして脱出ゲームを作ろうと思っています。ただ密室からの脱出というところから一歩踏み込んで、より実生活に近いゲームにしたら面白いんじゃないかなと思いまして」

藤田「例えばこちら!“仕事地獄からの脱出”であります。ニュース、スポーツ実況、リポート、仕事に追われ、夜も眠れず、プレッシャーのかかる毎日でもあるんです。なかなか気が進まない仕事もあるんです。そんな仕事地獄から脱出をテーマにしたもの、これをゲームの一要素として取り入れてみてはいかがでしょうか?」
南場社長「・・・」

藤田「こういうのもあります。“家庭地獄からの脱出”!仕事に追われて家庭をなかなか振り返ることができない毎日が続いているんですね。結婚した嫁にも『たまにはどこかに遊びに行こうよ』なんて年末年始声をかけられることもありましたが、そんな余裕はなかったんですね。それであるとき、OA終わった後に『今日スッキリ!!で噛んじゃったね、ダメだよ』っていうメールがこうポツッと来るとですね、も〜スタジオ出てから心にグサリと来ましてね…。そういう家庭からの脱出という2つを私のコンセプトとして考えてみました。みなさんいかがでしょうか」

藤田のグチにも似たゲーム案、南場社長の反応は?
南場社長「ちょっとゲームになりにくいかな…
と困惑の表情。

南場社長「今回はDEROという番組の趣旨に沿って、密室からの脱出というゲームにしてはどうかかと思うんですけれども」
ということで藤田のグチは忘れて、DEROのテイスト通りの密室脱出ゲームで行くことに。

ソーシャルゲームができるまで

こうして基本的方向性が決まった藤田は、今回ゲームを作ってくれる制作会社へ。

迎えてくれたのは『DROPWAVE』というゲーム制作会社の本城社長。
モバゲータウンが提供するソーシャルゲームの一部はこのようなゲーム制作会社で作られているのだ。こちらのDROPWAVEではWiiで遊べる「涼宮ハルヒの激動」のようなダンスゲームやひたすらプチプチをつぶすだけの暇つぶしゲームなど様々なジャンルのゲームを製作してきた万能ゲーム集団なのだ。

そこでソーシャルゲームがどのように作られているか、本城社長に解説をしていただこう。今回はDROPWAVEが提供しているソーシャルゲーム『わんこのお部屋』を使って説明してもらおう。

わんこのお部屋とは散歩やお世話などでかわいい自分のワンちゃんを育てていき、他のプレイヤーのワンちゃんと交友をしたり、着せ替えを楽しんだりと、若い女性を中心にユーザー数20万人を越える人気を誇るソーシャルゲームなのだ。
@企画
本城社長「まずは企画会議でそのゲームのキャラクターや世界観、そしてゲームの基本的な流れを決めていきます」

何度も企画会議を重ね、企画書を作っていく。こういう事を最初に決めておかなければどこに向かってどんなゲームを作っていくのか定まらず、いつまで経ってもゲームは完成しない。
ちなみにわんこのお部屋では企画の段階で他のプレイヤーとコミュニケーションをとることや、お世話してわんこを育成していくことなどが決められ、これを軸としてゲーム製作が決められていった。

A仕様書作成
本城社長「企画書の次は仕様書を作っていきます」
藤田「仕様書といいますと?」
本城社長「ゲームの設計図みたいなものです」

ゲームの設計図の役割を果たすのが仕様書。キャラクターのイメージやゲームのルール、ストーリーの進め方など、ゲーム製作の基本的な進行が書かれたもの。それを見ながらスタッフ全員が作業に取り掛かっていくのだ。

ゲーム製作は数人のスタッフが同時に作業をしていき、それぞれが別々に振り分けられた担当部分を作っていき最後に合体させて完成する。仕様書がないとそれぞれのスタッフがバラバラの仕事をしてしまう事があり、要領が悪く無駄に時間がかかってしまう。

Bプログラム&デザイン
本城社長「今度は仕様書に従ってプログラマーやデザイナーがプログラムやグラフィックを作っていくことになります」

ちなみにわんこのグラフィックがどのように作られるかというと…
始めは立方体だが、へこませたり出っ張らせたりと変形させ…

次第にワンちゃんの顔に近づけていき、耳の部分を作り、身体をくっつける。

さらに顔や毛、足などがかかれたものをシールを貼るようにくっつけると、可愛らしいわんこが誕生する。

C試験版⇒完成
プログラム作業がある程度終わると、数人でテスト版のゲームをしてみて不具合がないか、文字が見えにくくないかなど細かくチェックしていく。この作業を経て最終的な仕上げに入る。

藤田「そしていよいよ完成ということなんですね」
本城社長「ソーシャルゲームはこれで終わりではないんです」
ソーシャルゲームの最大の特徴は完成してからもまだ開発が続くという所。配信後もプレイヤーの動向や登録数の推移などがわかるため、問題点をすばやくキャッチして改善していくのだ。

ということでソーシャルゲームの作り方がわかった藤田はいよいよ基本となる企画部分に着手。スタジオで企画会議だ。

ゲームの基本的コンセプト

DEROは密室に閉じ込められた挑戦者が部屋に仕掛けられたクイズや謎を解き、脱出を目指すバラエティ番組。どんなステージがあるかというと…
足場の下は奈落の底という状況の中、どんどん短くなっていく棒の上でクイズを解いていく『棒の間』

後ろから迫ってくる石像の恐怖に耐えながらクイズを答えていく『石像の間』など様々なステージがある。

このDEROをベースに2つのモードで楽しんでもらおうと考えている。
まず『ひとりで脱出』。密室内をくまなく探し、脱出するためのアイテムや暗号をゲットしていく。それを繰り返し、必要なアイテムをすべて集め、それらを使う事で密室から脱出成功となる。

もうひとつのモードは『脱出バトル』。これは他のプレイヤーと競い合い脱出を目指すもので、1対1で密室に入りバトルに勝利したものが脱出できるというルール。

そこで新しい脱出シチュエーションを考える事に。
スタジオで出た案は…
「炎からの脱出」
「底なし沼からの脱出」
「針の間」
「ニューハーフからの脱出」…

これらを踏まえて製作に取り掛かる。詳しくは次回。