2010年 10月13日 水曜日放送 - ランキング探偵団コンビニスイーツの人気に迫るいまや専門店に匹敵する高レベルのコンビニスイーツ。その人気の秘密はどこにあるのか?
今週の「ランキング探偵」はコンビニスイーツの人気に迫る。
上田探偵、この謎を解明するため、ある人物に協力を要請した。


その人物とは、流通ジャーナリストにして、無類の甘い物好きが高じてコンビニ・ウォッチャーなる肩書きを持つ金子哲雄さんだ。


金子さん「コンビニスイーツが街の専門店と同じくらい、もしくはそれ以上の質・味わいになってきていることが、今消費者に受け入れられる要因の一つになってきているんです」


ということで、コンビニ大手5社のスイーツランキングから人気の謎に迫ろう。

まずは、セブンイレブンのベスト3だ。


まず、豊富スイーツ商品を取り揃えるコンビニの最大手『セブンイレブン』の人気スイーツベスト3から!
第3位『濃厚チョコクリームエクレア』135円


カカオ分の高いクーベルチュールチョコレートを配合したチョコクリームがぎっしりと詰まった贅沢なエクレア。
第2位『ミルクたっぷりとろりんシュー』105円


いまにもこぼれ落ちそうなほどたっぷり入ったクリームは北海道産の生クリームをブレンド。食感、風味ともに別格。
第1位『3つのヒミツ!極上ロール』150円


卵をたっぷりと使ったスポンジに、隠し味にカスタードクリームなど、3つの味のおいしさにこだわったスペシャルなロールケーキ。


上田「生地がフワッフワ。カスタードクリームが良いアクセントになっていますね」
出揃ったセブンイレブンのベスト3はいずれも手ごろな価格で食べられる質の高いスイーツばかり。

そのセブンイレブンが商品の品質をさらに高めるための会議を開いている…との情報をつかんだ上田は直ちに潜入捜査を開始!
そこは、大の大人がエプロン姿!まるで料理教室のようだ。


セブンイレブンジャパン商品本部開発担当の高島真理さんに聞いてみた。


高島さん「美味しいデザートを開発していこうという中で、デザートの基礎を料理家の先生に教えて頂きながら、次の開発に繋げていこうという会議を行なっています」
『こだわりの美しさ』を追求するセブンイレブンでは、有名パティシエのみが知るこだわりのノウハウをスイーツ商品の開発に取り入れている。


金子さん「今、消費者はコンビニスイーツに高品質だけではなく高級感も求めているんです」


金子さん「ズバリ、キーワードは『プチ贅沢』なんです。景気低迷の中、消費者の財布のヒモというのは締り気味なんですが、そんな暮らしの中でもちょっと贅沢したい、プチ贅沢したい…そんなニーズに応えているのが、まさに200円300円で購入できるコンビニスイーツなんですね」


消費者の「節約疲れ」がコンビニスイーツの高級化に拍車をかけている、と金子氏。
リサーチ会社が実施した調査によると、「コンビニスイーツ1商品に払ってもいい金額」の平均は311.5円。しかも、およそ7割以上が「スイーツ1個に300円以上払っても良い」と回答。

コンビニスイーツ・ブームの秘密1『節約疲れ』
そんなプチ贅志向にいち早く目を付け、高級スイーツ路線を打ち出したローソンのベスト3を見てみよう。


第3位『もちプヨバニラカスタード』150円


バニラビーンズから抽出したバニラ香料をカスタードクリームにプラス。もっちもちの食感の生地とのバランスで人気の商品に。
第2位『プレミアムティラミス』210円


エスプレッソから抽出した苦味が効いたコーヒーシロップをたっぷりとスポンジに染み込ませた甘さと苦味のバランスが絶妙のこだわり商品。
第1位『プレミアムロールケーキ』150円


3種類のクリームをブレンドした特製の純生クリームを使用。コンビニのオリジナルスイートで初のモンドセレクション金賞を受賞した傑作。


上田「何といってもこのぎっしりつまった生クリーム。ケーキ屋さんのロールケーキみたい♪」
高級感を追求するローソンの人気スイーツベスト3はご覧の通り。

ちなみに去年9月の発売以来、シリーズ累計で5千万個を売り上げたメガヒット商品『プレミアムロールケーキ』。
ここで問題。当初パッケージにしっかりあった価格表示。それが今では表記されていない。なぜ消えてしまったのか?


答え:贈答品として使われだしたから。


主婦同士の集まりのお土産に持っていくファンが増えたため、価格表示を外したのだとか。
さらにローソンでは、希望のお客さまに贈答用に袋まで用意している。まさに、コンビニスイーツをブランドとして確立させた商品だ。
コンビニスイーツ・ブームの秘密2『専門店並のクオリティー』
これをきっかけに、コンビニスイーツ戦争はさらに激化!
続いて、「脱コンビニスイーツ」をコンセプトに専門店に負けない味を目指すサークルKサンクスのベスト3がこちら。


なかでも第2位の『窯出しとろけるプリン』(120円)は発売から5年以上たった今なお1日1万個以上売れ続けているロングセラー商品。


上田「プリンが流れそうなくらい柔らかいですね。トロットロ!バニラの味がしっかりしていて本格的なプリンです」


続いて、コンビニで本格ソフトクリームが食べられるミニストップの人気スイーツ、ベスト3を発表。


大人の男性を意識した苦味の効いた高級チョコレートを使用したスイーツが上位にランクイン。
注目は、『ベルギーチョコパフェ』(260円)。


先月、豪華な装いでリニューアルされ、濃厚なチョコレートが堪能できるためチョコ好きにはたまらない逸品。


上田「チョコレートの味がものすごく濃厚です。ちょっと大人の味がしますね、洋酒が効いているんですかね」
金子さん「この秋以降、コンビニスイーツはさらなる進化を遂げるといっても過言ではないんです」


今月からのタバコ増税によりコンビニの来店客数は減少傾向。そこでコンビニ各社は単価アップを見込めるスイーツ商品の開発に力を入れ始めている。


さらに、禁煙外来の麻布医院の高橋医師によると…



高橋医師「確かに、タバコを吸うと快感物質のドーパミンが出ていますので、止めた時にドーパミンが無くなって口寂しくなって、甘いものが欲しくなるというのは、よく研究されています」
たばこ増税をきっかけに禁煙した人々の中には、たばこからスイーツに鞍替えするお父さんもいるかもしれない。
コンビニスイーツ・ブームの秘密3『スイーツ男子の増加』
そこで、男性向けスイーツ商品を数多く取り揃えているファミリーマートの人気ベスト3を紹介。


第3位『俺のティラミス』330円


深煎りコーヒーを練りこんだスポンジの上にココアパウダーをふりかけることで苦味を強調。ボリューム感たっぷりの大人向きデザート。
第2位『俺のロールケーキ』150円


ブラックココアを使用した生地にたっぷりのクリームを絞った甘さとほろ苦さのマッチングが絶妙なラージサイズのスイーツ。




上田「さすが『俺の』というだけあって、男性にウケそうな苦味のある味ですね。甘すぎなくておいしいです」
第1位『Wクリームエクレア』150円


口溶けのいいシュー生地にカスタードとホイップクリームを絞ったチョコレートとの組み合わせを楽しめる逸品。
ファミリーマートのベスト3は、苦味といい、サイズといい、男性客を意識したようなスイーツがズラリ。もちろん女性にも好評。

金子さん「コンビニ各社のスイーツに対する質・量・価格へのこだわりも多様化してきていますので、ですから店頭において消費者も選ぶ楽しみがあるんです。それがコンビニスイーツ・ブームというのを加速させているのではないでしょうか」



ローソン『種子島産安納芋「みつ姫」のケーキ』295円

甘みの強さが特徴の種子島産安納芋の「みつ姫」をオーブンで焼き、なると金時芋入りのスポンジの上に和栗入り純生クリームと一緒に大胆にトッピング
セブンイレブン『ハロウィンパンプキンケーキ』200円

甘みの強い北海道産エビスかぼちゃをたっぷり配合したムースをスポンジケーキでグルッと巻いてある。しっとりと焼き上げたスポンジと、かぼちゃのムースのまろやかさが相性抜群。