2011年 1月19日 水曜日放送 - ランキング探偵団ハイテク炊飯器 高額ランキング

ハイテク炊飯器 高額ランキング

今回ランキングの謎を追究するのは「炊飯器」。各社しのぎを削ってハイテク炊飯器を販売している。通常3、4万円の炊飯器のなかで10万円を超える高級炊飯器も出回っている。果たしてその値段に似合う “炊き上がり”なのか?調べてきた。


やってきたのはヤマダ電機LABI新宿東口館。こちらでは常時100種類もの炊飯器を展示販売している。

3、4万円が主流だった炊飯器の市場に5年ほど前から高級炊飯器が登場。今では10万円を超えるものも登場、売れ行きを伸ばしている。
ヤマダ電機LABI新宿東口館調理家電担当の村田さんはこの傾向について効果たる。
村田さん「最近、ご飯の炊き上がりにこだわっているお客様が増えていまして、事実上高い炊飯器も売上を伸ばしている状況です

街の反応は?
「何年くらいかかるんですかね、元を取るのに?」
「それは何でそんなにするんですか?」

そんな街の疑問に答えるべく徹底調査!はたして高額炊飯器は何が違うのか?
今回、健勝に協力していただいたのはこの3人。

「こだわり米の店スズノブ」社長であり5つ星お米マスターの称号を持つ西島豊造さん。
立教大学4年生、現役女子大生「ごはんソムリエ」の長谷川真理子さん。
テレビ、雑誌で活躍するフードコーディネーターの木田マリさん。

そして使用した米は、クセが少ないという茨城県産のコシヒカリ。さらに洗米、吸水はすべて均一にして検証した。

チェックポイントは
★炊き上がりのごはんの味
★冷えたごはんの味
★炊飯器の使い勝手

の3項目。
それではトップ5を発表!
※表示した販売価格はヤマダ電機LABI新宿東口店のもの。店舗によって価格は異なる場合があります。

第5位『圧力かまど炊き』(東芝)\79,800

村田さん「スイッチを入れると真空になるので一気に吸水を行なって、炊きムラを押さえる炊飯器になっています」

内釜内を一気に真空状態にするという技術が炊きムラを抑えるのだというが…。
木田さん「中の芯の方までしっかりと柔らかくてフンワリしているのがとても美味しいです」
長谷川さん「全部水分が均等に通っててすごく柔らかくて」

この「圧力かまど炊き」のこだわりは『ひたし』。火にかける前に一粒一粒のお米の芯にまで水を吸わせることで、お米の持つ旨みを最大限引き出す大事なこの工程、職人は2時間かけるといわれ、一般家庭ではなかなかやれなかった。

それを内釜内を一気に真空状態にすることで、お米の中の空気を追い出し、代わりに水を吸わせわずか17分で『ひたし』を完了させたのがこの「圧力かまど炊き」。

西島さん「茨城という産地的に、強い粘りは持っていないんですよ。でもその中でもちゃんと粘りと甘みが残る感じはあります。ただクドくない」

芯まで水が行き届いたお米をじっくり加熱する事で酵素が甘みを倍増させているのだとか。また、粘りの強い炊き上がりは冷めてもおいしく、おにぎりにするのがオススメ。

ちなみに、スッキリ!!スタッフいが自宅で使用している約2万円で買った炊飯器で炊いたご飯を試食してみると…
西島さん「粘りはあるんですがコシが弱い」
木田さん「ちょっと甘みが弱いかなという感じがしますね」
長谷川さん「なんか悲しいですね。匂いもないし、食べても硬いだけ出し」

第3位『本炭釜』(三菱電機)\89,800

第3位は2機種。まず三菱電機の『本炭釜』。

村田さん「職人さんが一個一個炭から削りだした本炭釜を使用しておりますので、まさに一点物の炊飯器となっております」
そのこだわりは、純度99.9%の炭素材料を職人により一個一個削り出されたシリアルナンバーいりの「本炭釜」

熱伝導率の良い炭素材料を使用しているので、お米の旨みを余すことなく一気に炊き上げる。

5位の「圧力かまど炊き」は強い粘りと甘みが特徴だったが、こちらは余分な粘りを抑え、歯ごたえ、喉越しの良い炊き上がりになる。
西島さん「口に入れると明らかに違うとわかる。食感としてはサラサラ
木田さん「ベタとかモチモチネバネバしてるのが苦手という方でも美味しくいただけるようなサラリとした食感に炊き上がっている」

余分な粘り、甘みを抑え、お米本来のシャッキリした歯ごたえが楽しめる「本炭釜」のごはん。

第3位『極め羽釜』(象印)\89,800

もうひとつの3位は象印の『極め羽釜』。


昔ながらの感度を再現した「極め羽釜」。
羽釜の羽根の部分により、かまどの強火を余さず伝え、木窯を重石にし圧力を欠けて炊く、かまど炊き。このかまど炊きの原理を追及し、現代に応用したのがこちら。

西島さん「新しいわりに、食感的には古い。昔懐かしい食感ってやつですね」
長谷川さん「食感がいいですね。柔らかすぎず硬すぎずの米粒感がいいですね」

かまど炊きの絶妙なバランスによって炊き上げたご飯は、どのお米でも同じような食感に仕上げる事ができるのだ。

西島さん「おかずの相性でいうと、生姜焼きとか唐揚げって言うイメージがパッと頭に浮かんできた。脂っこいものに対してこの硬さというのが脂っこさを吸収してしまう感じがあるんです」

村田さん「こちらは7段階に圧力を変えることで、カレー用やお弁当用など、いろんな食感に炊き上げることができるんです」

しかしこんな意見も。
木田さん「お手入れはしやすそうなんですけど、少し奥行きがあることでシステムキッチンに収まるかなというのは心配ですね

羽釜が通常のお釜より底が浅く幅が広いため、炊飯器自体が大きくなっているのが難点。しかしこの構造が美味しいご飯を炊くためならいたしかたなし。

第2位『銀シャリ竈炊き』(パナソニック)\99,000

村田さん「なんと130度という高温で炊き上げるので、お米の甘みがしっかりと感じられるんです」

炊き上がる直前に一気に高温にする事がかまど炊きの極意と考えたパナソニック。しかしただ火力を強くするだけでは焦げてしまう。

そこで技術の粋を集めて開発されたのが、130度の高温スチーム。この大火力スチームによって引き出された旨み成分でお米をコーティング。キラキラしたご飯のつやは食欲増進につながる。

長谷川さん「すごいやわらかい。食べていて一番柔らかいかも」
西島さん「ツヤというか光がとてもいいですね」

さたに冷めてもこのツヤと甘みはなくならない。

西島さん「冷めて固くなっているけど中は柔らかいまま。しっかり噛むと甘みは炊き立てと同じようなものが広がってくる
表面は硬くなるものの、芯まで炊き上がっているため噛んだ時の瑞々しさは炊きたてそのまま。お弁当にもオススメ。

第1位『匠純銅おどり炊き』(三洋電機)\108,000

ついに出た、10万超え!大型テレビも買えてしまうこの炊飯器。どこが違うのか。早速試食。



西島さん「第一印象は粘りですよね。口の中に粘りが甘みと共に広がっていく
長谷川さん「別格ですね」
木田さん「同じお米とは思えないくらい。これまでとはボリューム感が違いますね」

その秘密は『おどり炊き』
瞬間的に減圧と加圧を繰り返すことで釜の中は急激に沸騰状態に。豪快にお米をかき混ぜながら炊き上げる。これぞおどり炊き!

これにより、お米一粒一粒をムラなく炊き上げ、これまで電気炊飯器では成し得なかった粘りを実現したのだ。


西島さん「このままでも十分主食兼おかず。お米だけの味を楽しみたい
木田さん「ちょっと丁寧に洗って、丁寧に浸水してこれ食べたら今日のごちそうって感じです」
長谷川さん「丁寧にしたくなりますよね、このお値段でここまでできると」