2010年 3月2日 火曜日放送 - スッキリ!!TIMSアインシュタイン、ピカソ、ガンジー…20世紀の偉人に「なりきり」アーティスト森村泰昌が個展を開く。

過去にも古今東西の名画を題材にした<美術史の娘>シリーズや、映画の登場人物を題材にした<女優>シリーズなどを発表した森村だが、今回は『森村泰昌:なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術』。
変化の大きい21世紀に恐怖を感じ、少し立ち止まり、20世紀を振り返りたいと考えた森村はその方法として、20世紀を代表する男たちに自分がなり、自分の心と体で何かを感じ取るため「セルフポートレート」と言う表現法を取った。
「形を似せるだけでは似ない『らしさ』を出すのが難しい。その人になる事で、その人の性格が分かる気がする」という。

ユダヤ人であるアインシュタインが生きた20世紀が背景にあると考えると、舌を出している写真も笑えるけど笑えない。マネるコツとしては、犬っぽく可愛くすること。マネをして感じた―「アインシュタインの性格はかわいい」。

遠くでも近くでもないところを見ているような子供のように好奇心のある目にしないと似ない。おそらくピカソは子どもの心を持っていたのだろう。

ゲバラの遠くを見つめる目線のマネが難しい。理想に向かい革命を起こした目…。

実物は存在感が希薄で特徴がない顔なので、「らしさ」が出ない。脱力して気持ちをカラに。本人は神や皮膚が白くなる病気だったらしいが、白髪を黒く染め、その上に広いカツラをかぶると言う屈折した心理で自己表現をしていたのではと言われている。

非武装精神でインドの独立運動をした頑固な性格のガンジー。一方、産業の中核には女性的な物を置こうとした。しかし、胸毛が濃かったりするところを見ると、意外と男っぽい性格だったのではないかと森村は考える。
森村泰昌:なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術
会期:3月11日〜5月9日
会場:東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内)