2010年 7月28日 水曜日放送 - スッキリ!!TIMES神の創造物!?幻想的…大空に雲の芸術夏の空を見上げれば入道雲が大きく聳え立っている。そんな雲の様々な表情を集めた本「『雲』のコレクターズ・ガイド」(ギャヴィン・プレイター=ビニー 著/桃井緑美子 訳/1,680円/河出書房新社)から芸術的なくもを紹介する


飛行機雲ができるかどうかは飛行機の飛行高度の大気の状態で決まる。周囲の空気が冷たくて湿度が高ければ、飛行機の熱い排出ガスに含まれる水蒸気が非常に冷たい空気と混ざり合って凝結し、水晶になる。それがお互い引き寄せて大きく成長し、高い空の強い風で広がっていく。

手前に薄く水平に広がっている雲の帯がベール雲.英名は、船の帆という意味のラテン語。ただしべール雲は横に広がる薄い雲でマストに張る、船の帆には似ていない。

「穴あき雲」とも呼ばれる。中層から高層の雲にぽっかりと穴が開き、そこから氷晶の筋がぶら下がっている。落下すじの穴は雲の一部分の水滴が凍ることでできる。

短命で珍しい変種。寿命がとても短いので,雲コレクターにとってレアアイテム。蜂の巣状雲はその部分の空気が沈んでできたもの。

どの雲よりも高いところでできる雲。高度にして4万8千メートルから8万メートル(ほとんど大気の上限)。地平線に日が沈んだ後も雲がしばらく太陽の光を受けて夜空に光る。これが名の由来。どうしてこの雲ができるかはわかっていない。

丘や山の頂上のような、地面が隆起したところを湿った空気が流れる時にできる雲。

上空はるか1600メートルから3200メートル、−85度の成層圏にうかぶ。均一の小さな氷晶で、できていて太陽の光を回折する。太陽が沈んだ頃に、太陽光を散乱させパステルカラーの美しい輝きを放つ。見える時期は冬。気温が最も低い時期。

あっという間に消えてしまうため、鋭い観察眼と幸運を併せ持つ、雲ウォッチャーだけが発見できるお宝。砕ける波のような独特な形が生まれるのは風のずれのせい。