イントロダクション

「おい、ぐー子!」
「ぐー子じゃありません。鈴宮です!」
芯は強いが、言いたいことをはっきりと言えず、いつも「ぐっ・・・」と詰まってしまうことから、職場では「ぐー子」と呼ばれている鈴宮深樹(25歳)。
「どうしても安定が欲しかったから、公務員になったのに・・・」
彼女の仕事は、世の中から最も嫌われている!?
それは――― 国税の“徴収官”
税金の滞納者から、滞納税を徴収するのが徴収官。

そのなかでも、特に悪質な事案を担当するのが、特別国税徴収官。
略して「トッカン」
滞納者から、「泥棒!」「悪魔!」などの罵詈雑言を浴びることなどは日常茶飯事。
でも、徴収官は泥棒じゃない・・・
被害者の数は1億3千万人
日本で一番多くの被害者を出す犯罪――― それが、「脱税」
              納めるべき税金を徴収する徴収官は、国税の“最後の砦”と言えます。

主人公の鈴宮深樹(25歳)は、ある事情から安定した職業につきたくて
公務員を目指し、あらゆる試験を受けて唯一受かったのが、国税局の国税専門官。

東京国税局管内の税務署に配属され新米徴収官として働き始めます。
上司の鏡雅愛(かがみまさちか)は、冷血無比で周囲から“死神”と言われているトッカン。
そんなトッカン・鏡の補佐として、日々、税金滞納者の取り立てに奔走します。

税金を払えるのに払わない者、税金を払いたくても払えない者…

納税を拒否する資産家マダムからは、高級外車や海外ブランドのセーター、
果てはペットの愛犬まで、S(差し押さえ)。
貧しい工場に取り立てに行って、すげなく追い返されたり、カフェの二重帳簿を暴くため、
マルサのような潜入捜査を命じられたり、銀座の高級クラブのママと闘ったり。

人間不信に陥るような強烈な出来事や、ぐー子が抱える過去や家族の問題。
人の生活と欲望に直結している“税金”にまつわる数々の事件をぐー子の成長と共に
描いていきます。

コメント

主演 井上真央さん コメント

『税金』という身近な問題でありながら、国税局という未知なる世界に足を踏み入れることに、今からワクワクしていま す。私自身、正直『税』に対して疎い部分はありますが、この作品を通して勉強しながら、皆さんと共に日本の抱える大 きな問題に、一人の人間として向き合っていけたらと思っています。原作は、痛快でありながら、人間とお金について深 く考えさせられる素晴らしい作品です。映画でご一緒した水田監督と再びタッグを組めることが何よりとても心強く、よ りパワーのある作品になると信じています。 

プロデューサー コメント

「夢や目標の実現より、“安定”が欲しい。」
先行きが見えない現代社会では、若い女性の多くは、そう切実に願っているのでは?
“ぐー子”は今どきの若い女性を象徴しているかもしれません。
しかし、唯一受かった税務署で配属されたのは、安定とは程遠い?徴収官。
税金を払いたくても払えない人からも徴収しなければいけない。
納税は国民の義務だから・・・
“ぐー子”は苦悩します。
そこに、マルサが主人公の今までの税務署ドラマにはない、奥深い人間ドラマが生まれます。
そして、ドSのトッカン鏡からの毒舌・無理難題に「ぐっ・・・」と耐えながら、
徴収官という仕事に悩み、安定を求める自分を見つめ直し、成長していきます。
芯があるのに自分の本音を表に出せず、何事も諦めてしまいがちの気弱な“ぐー子”
そんな彼女が一人前になる道のりを皆さん、ぜひ応援してください。

原作情報

<原 作>  トッカン 特別国税徴収官 (早川書房 刊)

<著 者>  高殿 円(たかどの まどか)

早川書房「ミステリマガジン」に連載中 集英社「YOU」にてマンガ化され、連載中

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