テーマ①「出張!ウル得マン ~中村勘九郎さん編~」
家事えもんもその腕前に感服し、師と仰ぐほどの実力の持ち主、話題の得損ヒーロー“ウル得マン”
この男の正体は、結成19年目の芸人“犬の心・いけや賢二”
実は彼、19歳から大手居酒屋チェーンで働き始め、ほどなくして料理の才能が開花。
殺到する注文を、限られた時間でこなすことで鍛えられた手際の良さこそが彼の武器。
そんな武器を活かし、どこのご家庭にもある身近な食材をメーンに、
制限時間3分ならぬ30分で何品作れるかに挑戦!
題して、“ウル得マンの30分クッキング”!
今回、披露するお相手は、舞台・映画で忙しい、中村勘九郎さん。
ウル得マンは“特製ウル得屋台”を持ち込み、井戸田潤さん、小倉優子さんと共に出張!
果たして“ウル得マン”は、30分で何品作ることができるのか!?
<ウル得マンの30分クッキング>
◆今回のメーン食材:さんま
◆2つのタレを使い分け、7品を完成させた
ウル得マンによる美味ワザ・時短ワザを数々紹介!
【ウル得マン流・さんまの下処理ポイント】
■内臓の取り方
おしりから頭に向けて切ると包丁が入りやすく、内臓を傷つけにくいのでキレイに取れる
■腹骨の取り方
そのまま包丁を入れると身を多く切り取ってしまうが、
包丁の刃先を上にして身と骨の境目を切断しておくことで、
包丁を入れた時、身をあまり切らずに骨を取り除くことができる
包丁の背を使う
■皮のキレイなはぎ方
包丁の背をまな板にこすりつけて皮をキレイにはぐ「みねごき」
※青魚全般に使えるワザ
<イタリアンオイルの作り方>
【材料】
- オリーブオイル 240ml
- ニンニク 1片
- 鷹の爪 1個
<和風ダレの作り方>
【材料】
- しょうゆ 200ml
- みりん 200ml
- 砂糖 大さじ4
※焼き鳥のタレなどにも使える
《イタリアンオイルから派生した料理1品目》
<さんまのアヒージョ>
【材料】(1人分)
- さんま 1/2尾
- ブロッコリー 小房4~5個
- マッシュルーム 2個
- しめじ 1/4パック
- オリーブオイル 150ml
- ニンニク 1片
- 鷹の爪 1本
- 塩 少々
【作り方】
① 3枚におろしたさんまを5~6等分に切る
② マッシュルームは薄切り、ブロッコリーとしめじは小房にわけ、
切ったさんまもスキレットに入れる
③ 温めておいたイタリアンオイルを入れ、塩で味付け!
④ オーブントースターで4~5分加熱すれば完成!
- 【ウル得マンポイント】
- オーブントースターは、上下から加熱できるので、食材に万遍なく火が入る
《イタリアンオイルから派生した料理2品目》
<さんまの塩焼き ジェノバソース風>
【材料】(1人分)
- さんま 1尾
- 塩 少々
〈ジェノバソース〉
- ニンニク 1片
- ブロッコリー 2房
- 生のバジル 3~4枚
- オリーブオイル 大さじ3
- レモン汁 大さじ1/2
- 塩 少々
【作り方】
① さんまに切れ目を入れる
- 【ウル得マンポイント】
- 切れ目を入れることで、早く火を通すことができる
② さんまに塩を振る
- 【ウル得マンポイント】
- 約30㎝(一尺)の高さからさんまに塩を振りかけると均等に塩が振れる(これを“尺塩”と言います)
③ フライパンを火にかけ、クッキングシートを敷き、その上でさんまを焼く
- 【ウル得マンポイント】
- クッキングシートを敷いて焼けば、グリルで焼くより皮がくっつきづらく、焦げづらくなる
さらに使い終わったら、クッキングシートを捨てるだけなので、後処理も簡単!
④ イタリアンオイルで作った1品目のアヒージョのブロッコリーとニンニクを取り出し
バジルも加え、包丁で叩いて細かくする
⑤ お皿に移し、オリーブオイルとレモン汁を入れ、塩で味を調えたら付け合わせも完成!
《イタリアンオイルから派生した料理3品目》
<さんまのツナ風ディップ>
【材料】(1人分)
- さんま 1/2尾
- マヨネーズ 大さじ2
- 乾燥パセリ 少々
- バゲット 5~6枚
【作り方】
① 熱したイタリアンオイルの中に、生のさんまをそのまま入れ、
火が通ったら取り出し、細かく身をほぐす
② マヨネーズと乾燥パセリを加え、かき混ぜたらディップの出来上がり!
③ バゲットをオーブントースターで焼き、ディップの横に添えたら完成!
《和風ダレから派生した料理1品目》
<さんま南蛮 らっきょうタルタル>
【材料】(1人分)
〈さんま南蛮〉
- さんま 1/2尾
- 小麦粉 適量
- サラダ油 適量
〈南蛮酢〉
- 和風ダレ 大さじ2
- 酢 大さじ1
- 鷹の爪 1本
〈タルタルソース〉
- 卵 1個
- 生クリーム 大さじ1/2
- マヨネーズ 大さじ3
- らっきょう 2~3個
- レモン汁 小さじ2
- 乾燥パセリ 少々
【作り方】
① 3枚におろしたさんまを4~5等分に切る
② 卵を耐熱皿に入れ軽く混ぜ、電子レンジ600Wで1分加熱し、
ボウルに入れてフォークで崩す
- 【ウル得マンポイント】
- 電子レンジを使うと、より早くゆで卵を作ることができる
黄身を崩すことで、加熱した時に爆発することを防げる
③ らっきょうをみじん切りにして、卵に加える
④ マヨネーズと生クリーム、乾燥パセリ、レモン汁を③に入れ混ぜたらタルタルソースが完成!
- 【ウル得マンポイント】
- 通常はピクルスを入れるが、らっきょうにすることで、より食感を出すことができる
⑤ さんまに小麦粉をまぶし、溶き卵につける
⑥ フライパンにサラダ油を入れ、さんまを揚げ焼きする
⑦ 和風ダレをボウルに移し、酢と鷹の爪を入れて南蛮酢をつくる
⑧ ⑦に焼きあがったさんまを入れ、味が染み込んだらOK!
《和風ダレから派生した料理2品目》
<さんまの甘露煮>
【材料】(1人分)
- さんま 1/2尾
- 粉山椒 大さじ1/2
- 長ネギ 1/4本
- 和風ダレ 100ml
- 酒 大さじ1
- 水 大さじ3
【作り方】
① 3枚におろしたさんまを4~5等分に切る
② 鍋に和風ダレと酒・水を入れ、煮たてる
③ ②にさんまを入れ、煮汁が1/3量になるまで中火で煮る
④ さんまに火が通ったら粉山椒をまぶす
⑤ ④を器に盛り、長ネギをのせれば完成!
- 【ウル得マンポイント】
- 粉山椒を入れることで、さんまの臭みも取れる
最初に和風ダレを煮詰めておいたことで、
煮る時間が短くなり、さんまがふっくらと仕上がる!
《和風ダレから派生した料理3品目》
<さんまの蒲焼き丼 ひつまぶし風>
【材料】(1人分)
- ご飯 1合
- さんま 1尾
- 和風ダレ 50ml
- サラダ油 大さじ1
- かつおだし 小さじ1/2
- 水 200ml
- 塩 ひとつまみ
- 大葉 2~3枚
- 白ごま 適量
【作り方】
① 3枚におろしたさんまを2等分に切る
② 水に塩とかつおだしを入れ、電子レンジ600Wで2分間加熱し、器に入れる
③ さんまに小麦粉をつけ、フライパンに油を敷いて焼き、和風ダレを絡める
- 【ウル得マンポイント】
- 海の魚は背から焼くと良い
④ ご飯にさんまと大葉、白ごまをのせたら完成!
そして今回、スタジオで披露した料理がこちら!
<さんまの焼肉風炒め>
【材料】(1人分)
- さんま 1/2尾
- 長ネギ 2/3本
- 片栗粉 大さじ1
- サラダ油 大さじ1/2
- 和風ダレ 50ml
- おろしニンニク 小さじ1/2
- 豆板醤 小さじ1
- ごま油 小さじ1
- 白ごま 小さじ1
【作り方】
① さんま半身を5等分に切り、片栗粉をまぶす
② フライパンでサラダ油を熱し、さんまを焼く
③ 斜めに切った長ネギを入れて炒める
④ ニンニクと豆板醤・ごま油・白ごまを加え、炒めたら完成!
テーマ②「得弁ライダー・今月の得弁~9月編~」
新学期を迎え、毎日のお弁当作りがスタート!
しかし、そのお弁当作りと言えば、おかずがワンパターン、
時間がたつと水気でベチャベチャ、忙しい朝に時間がかかるなど、悩みは尽きない…
でも、そんなお悩みを一挙に解決してくれる、新たな得損ヒーローが登場!
今が旬の食材を使って、得するおいしいお弁当の作り方を教えてくれる
それが!得損ヒーローズ・19番目のヒーロー“得弁ライダー”なのだ!
そんな彼の正体は…
DAIGOがヴォーカルを務めるバンド・BREAKERZのギタリスト・SHINPEI。
実は彼、ロックで超ワイルドなルックスなのに、趣味は料理!
自宅の冷凍庫には、作り置きした大量の冷凍おかずをストックしているほど!
そんな彼のテクニックを学びに来たのが、
毎日、夫のお弁当作りに悩む新米主婦、ニッチェ・江上敬子さんと小熊美香アナウンサー。
果たして、得弁ライダーはどんなテクニックでお弁当の悩みを解決していくのか!?
今回使う食材は、今が旬の「サバ」「えのき」「ナス」
どれもお弁当には不向きな問題点を抱えているが、
忙しい朝の時間でも簡単、得するおいしいお弁当のレシピを得弁ライダーが伝授!
9月のおいしい得するおかず①
<サバの味噌煮風マーマレード味噌焼き> 【調理時間7分】
<材料>(1人分)
- サバ 1/2枚
- マーマレードジャム 大さじ2
- 味噌 小さじ2
- サラダ油 小さじ1
- 【得弁ライダーうんちく】
- サバは、疲労回復に効くビタミンB群などが含まれる栄養の宝庫!
青魚の中でも栄養成分が豊富で、残暑が厳しい9月にピッタリ!
<作り方>
① マーマレードと味噌を混ぜ、タレを作る
② フライパンで、サバを両面こんがり焼く
③ マーマレード入りの味噌ダレを加え、よく絡ませれば完成!
- 【得弁ライダーポイント】
- サバを煮込まず焼くことで時短になる!
また、マーマレードの糖分が砂糖やみりんの代用となり、
まるで煮込んだようなコクを作り出すのだ!
9月のおいしい得するおかず②
<干しえのきのきんぴら> 【調理時間5分】
<材料>(1人分)
- 干したえのき 1パック
- ニンジン 1/2本
- めんつゆ 大さじ2
- 砂糖 小さじ2
- 鷹の爪 少々
- ごま油 小さじ2
<作り方>
① ニンジンを千切りにする
② フライパンにごま油を敷いて、ニンジンを中火で炒めていく
③ ニンジンに火が通ったら、干しえのきを加えて炒める
④ そこに、砂糖とめんつゆ、鷹の爪を入れ、水分がなくなるまで炒めれば完成!
- 【得弁ライダーポイント】
- 調味料の水分は、干しえのきが吸ってくれるので、ベチャベチャにならない
5時間後、生のえのきで作ったきんぴらと比べてみても、
干しえのきの方はほとんど水気が出ていない!
<干しえのきの作り方>
ご家庭で作る場合は、お皿や新聞紙などの上にえのきを広げ、
2時間ほど天日干しするだけでOK!
一度干せば、冷凍庫で半年ほど保存可能!
9月のおいしい得するおかず③
<ナスの柿ピー唐揚げ> 【調理時間12分】
<材料>(1人分)
- ナス 1本
- 塩 少々
- 小麦粉 大さじ4
- 卵 1個
- 柿ピー 適量
- サラダ油 適量
<作り方>
① ナスを半月切りにする
② 卵と小麦粉を溶き、ナスを入れ、よく絡める
③ ナスに砕いた柿ピーを、衣としてまとわせる
④ 170℃の油で色がつくまで揚げれば出来上がり!
- 【得弁ライダーポイント】
- 揚げることで、油で水分を閉じ込め、時間がたってもサクサク食感を楽しめる