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2017.09.16

イタリアが逆転勝利!トップタイの3勝目!

 男子のワールドグランドチャンピオンズカップ2017大会4日目第2試合で、今大会1勝2敗のフランスと2勝1敗のイタリアが対戦。イタリアがセットカウント3‐1で勝利し、上位争いに踏みとどまった。

 第1セット。イタリアはフランスのウィングスパイカー(WS)チボー・ロサールのスパイクや、オポジット、ジャン・パトリのブロックなどで3点を先制される苦しい展開。途中、WSオレグ・アントノフの連続得点などで12‐11と逆転するが、チャンスボールを簡単に外す拙攻が響き、再度追い抜かれて21‐25で落とした。

 第2セットからイタリアのWエース、フィリッポ・ランザとルカ・ベットーリが本領発揮。3‐5と劣勢で迎えた場面でランザが相手を巧みに利用してブロックアウトを取ると、ベットーリの強打、ランザの狙い澄ましたスパイクなどの猛攻が続き、一挙6連続得点。イタリアはこのリードを守り切り、25‐20で第2セットをものにした。

 第3セットは終盤まで一進一退の攻防。22‐21の局面でベットーリが鋭いジャンプサーブで相手レシーブを崩し、返ってきたボールを自らスパイクで決めて23点目。サイドアウトを許した後、相手スパイクを拾ってつなげた2段トスを再びベットーリが打ち切り、セットポイントを迎えた。最後はこの日、好調だった相手WSトレボール・クレブノを3枚ブロックでシャットアウトし、勝利に王手をかけた。

 第4セットは互いに連続得点を取り合い、主導権が次々と入れ替わる打ち合いとなった。しかし、20‐17のシーンでランザが絶妙なフェイントを決めてリードを広げると、サイドアウト後にもランザが強烈なバックアタックを叩き込み、流れは決定的に。23‐20からベットーリがブロックアットを奪って大詰めを迎え、ラストはミドルブロッカー、ダニエレ・マッツォーネのスパイクが相手レシーブを弾き飛ばした。

 トップのブラジルと並ぶ3勝目を挙げたイタリアは17日(日)の最終戦で米国と対戦。1勝3敗となったフランスはイランと対決する。

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