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2017.09.08

3日目全試合みどころ=日本はブラジル戦!

【第1試合は米国の"壁"VSロシアの2枚看板】
連覇を目指すブラジルとの初戦に敗れたロシアだが、続く日本戦では底力を見せて勝利を収めた。身長194㎝のナタリア・ゴンチャロワ、191㎝のタチアナ・コシェレワのWエースは今大会も好調。2戦でゴンチャロワは33本、コシェレワは31本のスパイクを決めている。参加国中トップタイの平均身長186㎝を誇る米国のブロックとの対決は、大きな見どころになりそうだ。
米国は6日に行われた第2戦の韓国戦にストレート勝ちし、星を五分に戻した。韓国戦でキープレーヤーになった選手はジョーダン・ラーソンとキンバリー・ヒルの両ウィングスパイカー。スパイク得点が11点のラーソンは決定率55%をマーク。同10得点のヒルも決定率58・82%と抜群の決定力を披露した。中1日空けてのロシア戦でも調子を維持できれば、確実に相手の脅威となる。

【第2試合は韓国の"新星"VS盤石の中国】
初戦の日本戦、第2戦の米国戦を共にストレートで落とし、早くも崖っぷちの韓国だが、若手の活躍が光る。日本戦で16本のスパイクを決めた21歳のオポジット、ハ・ヘジン、米国戦で14本のスパイクを決めた20歳のWSイ・ジェヨンなど、日替わりでヒロインが出現。中国戦でも新たなスターが生まれ勢いに乗れば、金星も夢ではない。
中国は優勝候補対決となった6日のブラジル戦にフルセット勝ちし、無敗を守った。どこからでも点を取れる攻撃陣は好調をキープ。ウィングスパイカーで主将のシュ・テイ、身長201㎝のミドルブロッカー、エン,シンゲツ、サウスポーのスパイカー、ソ・シュンライが得点を量産中だ。すきがあるとすればメンタル面。ブラジル戦ではリードされた場面で連続失点を許すなど、劣勢でのもろさを露呈した。ファイティングスピリッツあふれる韓国相手に気持ちを強く保ち、出場国唯一の3連勝なるか。

【第3試合 WGP再現狙う日本VS本気のブラジル】
世界ランク5位のロシア戦に惜敗し、1勝1敗となった日本だが、決して状況は悪くない。起用された選手たちがそれぞれ結果を出すなど、チームとして仕上がりの良さを見せている。8日に対戦するブラジルは世界ランク4位とロシアより格上だが、7月に行われたワールドグランプリ(WGP)では同国から2011年のW杯以来、6年ぶりの勝利を収めた。さらに厚みを増した全員バレーで、その再現を目指す。
世界ランク1位の中国との第2戦に敗れ、大会連覇に黄色信号が灯ったブラジル。一つも星を落とせない状況で迎える日本戦は、なりふり構わず挑んでくるはずだ。WGPはひざのけがで欠場していたエース、ガビ・ギマラエスは今大会これまで2試合でスパイク得点29と活躍。7月時とは一味違うチームとして日本に襲い掛かる。

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