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2017.09.08

日本が強敵ブラジル撃破し優勝戦線に!

 女子のワールドグランドチャンピオンズカップ2017の大会3日目第3試合で、日本が大会連覇を目指すブラジルと対戦した。共に1勝1敗。上位への切符を懸けた大一番は日本がフルセットで勝利し、30年ぶりとなるブラジル戦連勝を果たした。

 ママさんパワーが勝利を呼び込んだ。会場に3歳の愛娘が応援に来ていたミドルブロッカー荒木絵里香が攻守に爆発。6日の第2戦ロシア戦はスタメンを外れたが、先発したこの日は移動攻撃やパワフルな速攻でスパイク10得点、ブロックを6本もマークするなど大活躍。ほかにもスコアには表れないが、速さにうまさを兼ね備えるブラジルのスパイクをブロックでワンタッチし、何度もチャンスにつなげた。

 セッター冨永こよみのトス回しも光った。敗れたロシア戦の後は中田監督から「アタッカーをいかすトスが上げられていない」と奮起を促された。しかし、この日は荒木、初先発のMB奥村麻依を積極的に使い、相手の意識がセンターラインに集中したところで石井優希らウィングスパイカーを使う巧みな組み立てを見せた。石井も冷静に強打とフェイントを使い分け、チーム最多のスパイク18得点を挙げた。

 日本は7月ワールドグランプリのブラジル戦で6年ぶりの勝利を挙げており、この日で1987年以来、30年ぶりとなる連勝を飾った。日本はこれで2勝1敗と白星先行で、唯一全勝の中国を追う形となった。明日は同じく2勝1敗の米国と対決する。

 日本VS米国はあす9日(土)夜7時から日本テレビ系で独占生中継(一部地域を除く)。

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