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2017.09.10

米国に惜敗も中田監督「フルセットは収穫」

 9日に行われたワールドグランドチャンピオンズカップ2017の第4戦で、日本は米国と対戦。フルセットの激闘の末、惜敗した。試合後、中田久美監督と選手が会見した。

 体格で上回る相手に技術と組織力で立ち向かったが、世界ランク2位の底力に屈した。中田監督は「力があるチームなのですぐに対応され、封じられた。(日本の)点の取り方もストレスがかかる感じで、苦しいフルセットだった」と苦闘の一戦を振り返った。一方で「フルセットまで持っていけたのは収穫」と格上相手に健闘した選手たちを労った。

 10日(日)の最終戦に勝てばメダルの可能性もある。相手は今大会全勝の世界ランク1位中国。中田監督は「チャレンジできるチャンス。あすに向けて、修正できるところはしっかりとしていきたい」と奮闘を誓った。

 この日、チーム最多のスパイク17得点を挙げた内瀬戸真実は「米国はすごくブロックが良かったが、日本の速さや時間差攻撃は通用していた」と悔しさの中にも手応えを感じた様子。中国戦に向けては「気持ちを切り替えて、挑戦者として戦いたい」と意気込んだ。

 日本VS中国はきょう10日(日)夜6時から日本テレビ系で独占生中継(一部地域を除く)。


【各選手のコメント】
冨永こよみ
米国は高さもうまさもあり、ブロックの動きも速く、すごく強いチームでした。でも、第1セットのような戦い方を自分たちはできるので、勝てる試合でした。うまくいった部分があるからこそ、今はすごく悔しいです。ブロックが高くても、自分のトスの質が良ければアタッカーはブロックアウトしたり、ブロッカーの間を抜いたりすることができるので、それを引き出せなかった自分がきょうの敗因です。ミドルブロッカーもいいところで使えませんでした。もっと先手先手で仕掛けていく展開にできれば勝てたと思います。あすもブロックが高い相手ですが、怖がらず、アタッカーを信じて仕掛けていきたいです。

鍋谷友理枝
取れる試合でした。良かったところもありますが、取るべきところで決められませんでした。勝ちたい気持ちが空回りしてしまって、思ったプレーができない場面もありました。自分の甘さが出て、スパイクのコースも中に行ってしまい、相手にチャンスを与えてしまいました。ブロックアウトにできるような精度を上げていきたいです。すごく悔しいですけど、しっかりと切り替えてあすの試合を頑張りたいです。

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