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2017.09.15

山本隆弘さんの日本VSイタリアみどころ解説

第2戦のフランス戦では、ある程度、サーブレシーブを返せたことが収穫でした。初戦の米国戦に比べると、サイドアウトがキッチリと取れていましたからね。苦しい状況でも、柳田将洋選手と出耒田敬選手が相手のブロックを利用した「我慢の攻撃」ができていました。イタリア戦でも、我慢するところはする、攻める時は徹底的に攻めるという展開に持っていければ、勝つ可能性は非常に大きくなると思います。サーブも初戦よりは良かったですが、誰を狙っているのかが全く見えず、守備専門のリベロに打ってしまうケースが多く見受けられました。イタリア戦でそれをしてしまうと厳しくなります。イタリアのセッターは、サーブレシーブがキッチリ返ると、スパイクの本数が全員同じになるくらい散らしてトスを上げてくるので、的を絞りづらくなります。とにかくセッターに楽をさせないこと。そうするためには、攻撃に参加するウィングスパイカーをサーブで狙っていくことです。テレビで見ている方々が「あそこばっかり狙っているな」と分かるくらい、徹底的に狙ってほしいですね。

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