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2013.11.23
加藤陽一は見た!⑤日本vsイタリア

男子大会の解説者をしています、加藤陽一です。皆さん、よろしくお願いします。

本日は、イラン対アメリカとの試合を解説させていただきました。
イランは、アジア王者で日本の壁になっている。
そのイランは、アメリカにフルセットで勝利し、メダル獲得に前進した。
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そして今日、日本はイタリア戦。ザイチェフ選手を中心とする攻撃的なチームとの戦い。
山村キャプテンをベンチアウトにし、
スタメンから米山選手、筧本選手、石島選手、リベロに高橋選手を起用し、良いリズムでスタート。
しかし、イタリアのエースであるザイツェフ選手、そしてランザ選手を止めることが出来ず、
イタリアチームにどんどん点数を奪われる。
日本の攻撃は、イタリアのブロックにかかりサイドアウトが取れない。
結果としてイタリアの連続ポイントの出現が多くなり点差が縮まらない。
どのセットも、前半はついていくが後半は引き離され0-3でイタリアに完敗。

今日の試合から見えた問題点は・・・
◆個人的なスキル
日本は、パス(チャンスボール)のスキルを上げなければならない。
初歩的ではあるが、アンダーハンドパスの返球場所がよくない。

もちろん、チャンスボールだから簡単なボールが返ってくる。
そのボールをほぼ100%の確率でAパスに出来ていないのである。
世界1位のブラジルを例に取ると、
ウィングスパイカーとリベロで対応するが攻撃参加を多くしたい時は、
ミドルブロッカーが対応する場面がある。
日本もこのようなスキルをつけていきたい。

◆チーム組織
日本は、相手にブロックされる事が多いが、
ボールを下に落とさない為には、もっとフォローの意識を高くしてほしい。

黄色のエリアに誰もいないので
後ろに跳ね返ったボールをとる事が出来ないシーンが多く見られる。
日本は、1つのプレーだけでなく、
もっとオフェンスとディフェンスの切り替えを世界1にしなければならない。
攻撃の速さだけでなく、高速ディフェンスシステムを
取り入れなければならないのではないだろうか。

【今日の活躍選手!】
永野 健 選手

相手のスパイクからの日本のピンチを必死のディフェンスで救う!

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