海外支局を作ろう!

  • パリ支局
  • 2013年06月12日
  • フランス
  • 小松原支局長

【フランス】パリ支局物件探し

前回始まった「笑ってコラえて!パリ支局」
花の都に就任したコマツバーラ支局長は到着初日から精力的にリポートを開始した!!
2日目は、支局となるべき物件探し。
支局長は、通訳兼コーディネーターのオドレーさんとパリの町を歩き始めた。

元は城壁だった36キロの環状道路に囲まれたパリ市の面積は、東京山手線内のそれとほぼ同じ。
市内は20区に分かれ、ルーブル美術館やシテ島の一部を含む中央の1区から順番に右回りに番号が付けられ、数字が大きくなるほど中心から遠くなる。
また、パリはその配置から「カタツムリ」とも呼ばれる。

せっかくパリに支局を構えるからには是非とも中心近くに物件を見つけたい。
今回支局長の考えている条件は、
1)家具付き
2)機材が置ける広さを確保
3)支局員は嫁入り前の乙女なのでルームシェアではなく同じ建物内に3部屋
4)即時入居
の4点だ。

とにかく不動産屋に話を聞いてみる。
小松原支局長「「同じ建物内で3人別々の部屋いわゆる3部屋ですね。」
不動産「まず無理だよ。もし前もって言ってもらえたら来年の話なら可能ではありますよ。」
小松原支局長「大変参考になりました。メルシーボク!」
不動産屋「どういたしまして。」

そして続いての不動産屋では…
不動産屋「いつ必要ですか?」
オドレー「明日か、明後日か。」
不動産「先週だったら可能性あったけど。」
小松原支局長「最近まであったの?惜しいなぁ…」
「来年」と言われた後に「先週」と言われてしまった。

部屋の見学すらできない。
どうやら3部屋同じ建物で確保する、という条件がネックのようだ。
続いての不動産やでは、
不動産「ルームシェアを考えたほうがいいかもしれませんよ。」
そういうと、不動産屋さんは知り合いのマンション管理会社と電話し始めた。
ルームシェアしてもプライベートの守れる物件があるというのでとにかく行ってみることにした!!

小松原支局長「はじめまして。コマツバーラです。」
案内人マーク「いらっしゃいませ!!(日本語)」
何故か日本語がペラペラな案内人。管理会社のマーク・ロパトさん。
小松原支局長「なんで日本語できるんですか?」
案内人マーク「しばらく日本に住んでいましたので、パン屋さんで働いたりとか化粧品屋さんで働いたりとか。」

そんな頼もしいマークさんの案内で中へ入る。
目指す物件は門を入って奥の最上階、窓の空いている部屋だ。
レトロなエレベーターに乗り込み、部屋へと向かう。

小松原支局長「おじゃましま~す。おしゃれ~。うわっ広いリビング。」
40平米の広々としたリビング。
備え付けの家具がシックだ。

その隣には共用のキッチン。
家具家電完備の上、食器や小物、調味料まで備え付けで即入居可能だ。

さらに、大理石であつらえられたこれまた豪華な浴室の奥にあるトイレにもちょっとした秘密があるらしい。

案内人マーク「シェードを開けてみましょう。」
小松原支局長「うわっ!エッフェル塔。すごい!!」

支局長は続けてベッドルームへ。
この階だけでベッドルームが2つ。
ベッドは3つあり、すでに3人が住む条件は満たされているが…
さらに、メゾネットの2階にも30平米の書斎兼ベッドルームが広がる。
さらにさらに、その上は屋上テラスが続く。

いかにもリッチなこの物件、出来ればひと月4000ユーロに収まっていて欲しい…
小松原支局長「お家賃はいかほどですか?」
案内人マーク「535ユーロ(約7万円)」
小松原支局長「1か月535ユーロってことですか?」
案内人マーク「1泊です。1か月ですね。9,630ユーロになってます。」
まさかの120万超え。
桁違いのセレブ物件は即刻断念。

支局探しがうまくいかず、落ち込む支局長はセーヌ川のほとりでたそがれていた。
小松原支局長「どうしようかな…。ないなぁ…。」

オドレー「あのね、あの船に人が住んでいる。」
小松原支局長「家として?」
彼女の話によると、セーヌ川には川岸に固定された船の家「ペニッシュ」がパリ市内だけで250以上、セーヌ川全体では1300も浮かんでいるという。
小松原支局長「セーヌ川に支局を作る!!おもしろい!!」

翌朝、コマツバーラ支局長はパリの南西2キロほどにあるビヤンクール市に賃貸用ペニッシュを所有するマダムを訪ねた。

小松原支局長「あっ!これだ!!ここから入るんだ。オオオオオオ~…階段が透けてる!」

小松原支局長「うわ~ステキ~」
マダム「これはソファーベッドよ。ここで寝て起きたらすばらしいのよ。白鳥や鴨が挨拶に来てくれるのよ。」

部屋の奥にはカウンターキッチン。ガスコンロや電子レンジもついている。
さらに水道が引かれている。
マダム「もちろんセーヌ川の水ですよ。地下室でろ過しているのよ。」

階段を下りた下の部屋には、1階と同じサイズのリビングがもうひとつ。
ソファーベッドも備え付けだ。
マダム「住みたくなるでしょ?」
さらにシャワー室も完備され、3人で住むことは十分可能だ。

しかし、支局長にはひとつ気になることがあった。
実は支局長、めっぽう船に弱い。
たった30分の見学で船酔いしてしまい、この物件も断念。
ちなみに借りたとしても、諸経費込みで1か月8800ユーロ。
どっちみち家賃が折り合わなかった…

本当に来年まで見つからないのでは…
パリへ戻った2人がトボトボ歩いていると、
小松原支局長「やっぱりフランスの人って本当にフランスパン持って歩いてるんだね。」
オドレー「そう。バゲットパン。」
小松原支局長「バゲットって言うんだ?」

小松原支局長「あの人ここから出てきたんだ。フランスパン食べたい。」
入ったのは、パリ13区にあるパン屋さん、「ブリュエール・フィリップ」。

小松原支局長「日本から来ました。」
パン屋の店員「ボンジュール。はじめまして。」
小松原支局長「おススメのフランスパンを是非食べたいんですけど。」
パン屋の店員「こちらの伝統的なのがとってもおいしいですよ。」
常時10種類ものフランスパンを揃えているこの店だが、せっかくなので美人店員オススメの品を1本購入。
お値段1.1ユーロ。およそ150円だ。

小松原支局長「外はパリパリで硬いんだけど中は柔らかくてセボ~ン。」
美人な上にパンもうまかったので物件についても店員さんに聞いてみることにした。

小松原支局長「パリの住宅って高いんですね?」
パン屋の店員「ええ、そりゃもうパリは高いですよ。」
小松原支局長「なかなか見つからないんですよね。」
パン屋の店員「あら…何かお手伝いできるといいんだけど…あ、そうだ!店の前のマンションを貸し出してるマダムがいるんだけど、連絡先わかりますよ。」
親切なパン屋のお姉さんは、早速オーナーに連絡をとってくれた。
聞いてみるもんだ。

パン屋の店員「OKでしたよ。あとは彼女に会って聞いてみて。」
小松原支局長「ありがとうございます。」
物件のある建物は、つい目と鼻の先、パン屋を出て1ブロック先の角、1階の青い店が目印だ。

30分後。
小松原支局長「ボンジュール。大家さんですか?」
大家「ええ、そうよ。」
早速物件を見せてもらう。

小松原支局長「エレベーターは?」
大家「エレベーターは無いのよ。部屋は5階よ。」
オドレー「フランス式の5階は、日本式の6階です。」
移動には根性がいるが、背に腹は代えられない。

小松原支局長「こ…ここですか…おじゃまします」
すっかり息のあがっている小松原支局長。
大家「35平米のワンルームよ。」
小松原支局長「広いや~。」

ワンルームなので間取りは簡単、部屋の横にIHコンロ付きキッチン、さらにその奥に洗面台とシャワー室も完備。
トイレはちょっと狭いが、しかたがない。
聞けば、ちょうど同じタイプの部屋が2部屋、合計3部屋空いているという。

小松原支局長「ちなみに家賃はおいくらになるんですか?」
大家「光熱費込みで1,320ユーロ(約17万円)です。3部屋なら3,900ユーロ(約50万円)です。」
小松原支局長「今日から住めますか?」
大家「ウィ。」
小松原支局長「見つかった!」
交渉成立!!

こうして、苦難の末に支局の場所が決定!!
すぐさまホテルをチェックアウトし、引っ越しに入る。

30キロのスーツケースを6階まで運ぶ小松原正勝、47歳。
これが何しろつらかった。
途中、休憩をはさみつつ、頑張って登る。
そして3分後。
ようやく部屋にたどり着いた。

フランス・パリ支局ようやく始動!!
小松原支局長「がんばるぞー!!」