2010.8.7.

【なし崩し】

帰って来た教授が手ぶらなのを見て、急に機嫌が悪くなることは
教 授『どうした?ご機嫌斜め?』
ことは『おじいちゃん!先週、夏休みの宿題のドリルが終わったら、
    ケーキ買ってきてくれるって言ったよね!
    今朝、終わったって言ったでしょ!ケーキは!!』

教 授『えっ、いや、まだ…他の宿題も…残っているんじゃないか…?』
ことは『ほらぁ~!!そうやってなし崩しにしようとして!!』


教授が突然くしゃみ!
なし崩し』の使い方、なぜ間違いなのでしょうか?

「なし崩し」は、漢字で「済し崩し」と書き、
本来は「借金を少しずつ返してゆく」という意味でした。
それが転じて現在では、「物事を少しずつ済ませていく」という意味に
なりました。
「物事をあいまいにして、なかったことにする」という意味ではありません。