2012.1.7.

【袂を分かつ】

ことは書斎で新聞を読んでいるといろはが、仕事から帰ってくる
いろは「ことは、お昼どうする?七草粥も、おせちも残ってるけど」
ことは「もうおせちあきちゃったから、ピザ頼もうよ」
ことは、チラシの束の中から以前配達に来たピザ屋のチラシを見つける
ことは「あ、この前配達にきたおじいさんだ!」
いろは「へー、新しくできた2号店の店長になったんだね」
ことは「ようやく袂を分かって、自分の店を持つことが許されたんだね」


いろはが突然くしゃみ!
袂を分かつ』の使い方、なぜ間違いなのでしょうか?


未婚の女性が着る「振袖」を結婚したのち、
短く仕立て直して「留袖」にしたことから、
結婚による親との別れを「袂を分かつ」というようになりました。
転じて、仲間との関係を断つという意味になったのです。
長年勤めた者が同じ屋号を名乗り、新たに店を出す事は
暖簾(のれん)分け」と言います。