2012.5.12.

【ピンからキリまで】

いろはが書斎で新聞を読んでいると、ことはが帰ってくる
ことは「お母さん、いつもありがとう!」
ことは、カーネーションとプレゼントを渡す 
いろは「あら、母の日だったわね。ありがとう!
    でも遅くなる時は連絡しなさいね」
ことは「友達と、それぞれのお母さんに合わせた
    プレゼントを探してたら遅くなっちゃった…。
    お母さん達のプレゼントの趣味もピンからキリまであるからね」


いろはが突然くしゃみ!
ピンからキリまで』の使い方、なぜ間違いなのでしょうか?


ピンからキリまで」とは、江戸時代から使われている表現で、
最上等をあらわす「ピン」と、最下等をあらわす「キリ」で、
「一番良い物から一番悪いモノまでの幅」を表現するときに使います。
よって「多彩な趣味趣向」のように、
優劣が付けられないものを形容する場合には、不適切です。