2013.7.13.

【くしの歯が抜けたよう?】

書斎でいろはが手帳を見つめていると、ことはが学校から帰ってくる。

ことは「ただいまー、何してるの?」
いろは「ん?夏休みの予定をね…」
ことは、いろはの手帳をのぞき込み
ことは「うわ!お母さんのスケジュールびっしり埋まってる!」
いろは「2週間に渡って特別講義を頼まれちゃったの。
    これでも交渉して2日間だけ休み貰ったのよ…」
ことは「くしの歯が抜けたようにしか休めないんだね!」


いろはが突然くしゃみ!
くしの歯が抜けたよう』なぜ間違いなのでしょうか?


切れ目なく続くはずのもの、そろって並んでいるはずのものが、
ところどころ欠けているさまを表す慣用句は、
くしの歯が抜けたよう」ではなく「くしの歯が欠けたよう」といいます。
昔の「くし」は木を彫って作られていたので、歯は「抜ける」ものではなく、
折れて「欠ける」ものなのです。