2014.7.19.

【らちが明かない】

ことはが、文之介に勉強を教えていると、いろはが仕事から帰ってくる。
いろは「ただいま」
文之介「おかえりなさい!…なんだかお疲れですね」
いろは「それがね、夏休み恒例のゼミの合宿、
    今年はどこに行くか中々意見がまとまらなくって…」
ことは「そうなんだ…」
いろは「山がいいとか海がいいとか、本当に、らちが明かないわよ」


文之介「(…ん?らちが明かない?)ヘックション!」
文之介が突然くしゃみ!


らちが明かない』とは、どういう意味なのでしょうか?


らちが明かない」の「らち」とは、
物を仕切っている「囲い」や「柵」のこと。
障害物であるこの仕切りが取れないと、
動くことができないことから、
「順調に物事が進まない、はかどらない」という意味になりました。
現在では否定形で使われることが多いですが、
らちが明く」が本来の言い方です。