2015.10.31.

【お株を奪う】

書斎で、いろはと、ことはが本を読んでいると、
ハロウィンの仮装をした文之介が帰って来る。
文之介「見て見て!こんなにお菓子貰っちゃった!」
ことは「うわ!すごい!」
いろは「そういえば、ことはも昔はいっぱい貰ってきてたわよね」
ことは「うん、『お菓子の女王』って呼ばれてた」
いろは「でも、すっかり、お株を奪われちゃったわね」


文之介「(…ん?お株を奪う?)ヘックション!」
文之介が突然くしゃみ!


お株を奪う』とは、どういう意味なのでしょうか?


お株を奪う」の「株」とは、江戸時代には肩書きや役職を表す言葉で、
その株を奪うということは、馴れた肩書きや役職を取ってしまうということ。
転じて、「お株を奪う」の形で、
「その人の得意なことを他の者が易々とやってしまう」意味で
用いられるようになりました。