2017.8.19.

【たらふく食べる】

書斎に、浴衣姿のいろは、ことは、かるたが入って来る
かるた「あー、夏祭り楽しかった~」
いろは「かるたちゃん、盆踊りとっても上手になったわね」
かるた「そお?あ!でもことはお姉ちゃん踊ってなかったけど
    何していたの?」
ことは「私はね、焼きそば食べたり、たこ焼き食べたり、
    イカ焼き食べたり、かき氷も美味しかった~」
いろは「そんなに!?」
ことは「いや~、たらふく食べたな~」


かるた「(…ん?たらふく食べる?)ヘックション!」
かるたが突然くしゃみ!


たらふく食べる』とは、どういう意味なのでしょうか?


たらふく食べる」とは、おなかいっぱい食べるさま。
奈良時代の『日本書紀』にはすでに
「十分になる。満足な状態になる。」という意味で
「足る」が変化した「たらふ」という言葉が使われています。
漢字では『鱈腹(たらふく)』と表現されることもありますが、
それは鱈(たら)の腹が膨れていることから連想された当て字です。