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復活・原点回帰 男子レスリングに与え続けられる宿命です。1964年東京五輪で5つの金メダルを獲得。レスリングは柔道と並び、日本のお家芸と称されました。しかし、88年のソウル五輪で佐藤満が取って以来、日本は五輪4大会でメインポールに日の丸を掲げることは出来ていません。まさに崖っ淵、真の勝負となるのが来年の北京五輪となります。
北京に行くための第一歩、それは、国内サバイバルを勝ち抜いて、9月のアゼルバイジャンで行われる世界選手権に出場することです。その日本最強を争うのが、『全日本選抜選手権』です。フリースタイルとグレコローマンの2種目、合計14階級の代表がこの大会で決まります。
北京で最も金メダルが狙える階級、それがフリースタイル、グレコローマンの両60キロ級です。
最も競技人口密度が高く、スピード、パワー、バランス全ての要素が問われる最難関のクラスですが、世界にもズバ抜けた存在がいないからこそ、チャンスともいえます。
特に注目されるのが、フリー60キロ級。1月の天皇杯で“神の子”山本KIDが挑み、壮絶な腕脱臼の結末となった60キロ級。今回山本KIDは傷が癒えないため参加を見送り、世界選手権後の12月の天皇杯に照準を絞りました。しかし世界はもちろん、日本でも狭き門のこの階級、4人の選手がその座を狙います。
天皇杯王者であり、日本屈指のイケメンレスラー、湯元健一。昨年の世界選手権3位の実力者、高塚紀行。アテネ五輪で銅メダル、KIDを脱臼に追い込んだ井上謙二。20歳以下の世界ジュニアで優勝した大澤茂樹。4選手それぞれが個性的で、スーパースターになれる可能性を秘めています。誰が勝ちあがってもおかしくない状態、それがフリースタイルの60キロ級です。
低迷する男子に比べて、日本女子は北京でも前人未踏の全階級での金メダルさえ狙えます。強い日本の復活はもちろん、活躍を続ける女子への意地を見せて欲しいものです。
4年に1度の五輪への道。4月のクイーンズカップでは、史上稀にみる代表選考会が行われ勝負の凄まじさが展開されました。誰もが憧れ夢を見て目標にしているオリンピック。しかし与えられる出場権は、階級にただひとつ。その壮絶なドラマに今年レスリング中継のイメージソングを歌う当日初観戦の島谷ひとみさんは、涙をこぼしました。『こんなにも切なくて美しいドラマがあるんですね』と。
全日本選抜選手権は、女子とは全く違うドラマチックな戦いが行われます。男達の感動のドラマを是非実感してください。
<1>最大激戦区!!世界最高級のクラス フリースタイル60キロ級
<2>3度目の五輪で悲願のメダルを狙う!!日本で最も金に近いグレコ60キロ級
<3>女子世界選手権への道!!世界王者対新世代 世代闘争プレーオフ




