レスリング2007 北京への道

 


プロ格闘家 神の子山本KID徳郁の参戦で注目されるフリースタイル60キロ級。今回の選抜選手権には、KIDは不参加。12月の天皇杯に万全を期すが、世界で最も壮絶な争いとなるクラスとなり、さらに世界選手権、北京五輪へと続く代表選考会となるために、過酷な戦いが予想される。

 湯元 健一 (日本体育大学・06天皇杯王者)
 高塚 紀行 (日本大学・06世界選手権3位)
 井上 謙二 (自衛隊・04アテネ五輪銅メダル・KIDを壊した男)
 大澤 茂樹 (山梨学院大学・06世界ジュニア選手権優勝)
 
この4名が、優勝候補選手となる。湯元が勝てば、代表権獲得となるが、プレーオフは必至と見て間違いない。特に世界選手権で3位、絶対の自信を持って臨んだ天皇杯でよもやの2回戦敗退の高塚がやはり本命。高塚は、84年のロサンゼルス五輪で金メダルを獲得した富山英明の教え子。富山イズム最強の遺伝子が意地を見せるのか?
また1月の天皇杯で、山本KIDの前に立ちはだかり、肘脱臼に追い込んだ男実力者井上謙二も虎視眈々と優勝を狙う。五輪でのメダリストに輝いたように日本人離れの長いリーチを生かしたレスリングを見せれば勝機は十分。さらにジュニアの世界王者、大澤も伸び盛り。天皇杯で高塚を破った実績もあるだけに注目。
誰が世界への挑戦権をつかみ、北京までたどり着くか?
国内、国外通じて最難関の階級に注目。


00年シドニー五輪でベスト8、04年アテネ五輪で第5位、北京で自身三度目の五輪出場を目指すのが、グレコローマン60キロ級の雄、笹本睦、29歳。昨年のアジア大会では、日本で唯一の金メダルを獲得。北京でも金に最も近いといわれている。笹本にとっては、最後の五輪になる可能性が高いので、注目となる。1988年のソウル五輪での佐藤満以来、20年ぶりの男子レスリングに金をもたらすことが出来るのか?笹本の人生を賭けた挑戦が始まる。


6月10日、男子の戦いの他に行われるのが、女子の3階級のプレーオフ。女子は五輪では、4階級しか開催されていない。その4階級は、すでに4月のクイーンズカップで代表選手が決定している。オリンピックでは開催されない3階級ではあるが、今回この3階級こそ非常に重要な戦いとなる。
51キロ級・59キロ級・67キロ級の3階級。五輪だけを目指して、戦い続けてきた坂本日登美と正田絢子。この2人は、昨年の世界王者。しかし、いづれも五輪への道が途切れる結果に終わった。
その2人が挑むのが、世界選手権の代表選考決定戦。2人がいない階級を勝ち抜いた、柴田瑞穂・山名慧という伸び盛りの21歳の若手。そして、現役の世界王者坂本・正田の対戦はまさに世代闘争。北京への道が途絶え、世界への道もなくなれば、残されたのは、引退の道だけ。崖っぷちの坂本・正田がどう戦うのか注目である。
また67キロ級の井上対新海は、吉田沙保里、伊調姉妹を生んだ名門中京女子大学の1年対4年の激突。高校生で日本一に輝いた井上佳子。主将の新海真美。ロンドン五輪の秘密兵器と言われる井上の潜在能力が爆発するのか楽しみである。

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