ヤスコとケンジ スタッフブログ

Calender

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一週空きましたが

  • 2008年9月5日(金)

一週空きましたが、いよいよ、今週第八話放送です!
実は、先日、その第八話で大規模なロケーションを敢行しました。
早朝から300人以上の方に参加頂き、思い切り発声していただいたのです!
どんなシーンになったかは見てのお楽しみ、なんですが、我慢できない、少しでも早く様子が知りたい、という方は、第八話放送当日の午後4時25分~スペシャル番組が放送されますので、是非、ご確認ください。(現在のところ、日本テレビ及び読売テレビで放送予定)
今日はそんなロケの舞台裏で戦っている男達の紹介をします。
(プロジェクトX風のBGMを脳裏でつけてイメージしてください。)

その男達は、いつも誰よりも後ろにいる。決して出演者と交わることなく、常にモニターを監視し続ける。
その決断で、カットの合否が決まることもある。
そのテクニックがドラマ全体を救う事もある。男達の役割は、音声、照明、そして画面の色調整である。
彼等の指先が、画面を朝にも夕方にも変え、雑音だらけの現場から、セリフという宝を掬い上げる。
そんな歴戦の有志達が、大規模ロケの時、苦戦していた。原因は、安定しない天気。
まだらに配置された雲が、時に太陽を隠し、時に太陽を曝け出す。
ある時は、開放的な真夏そのものに、ある時は、嵐が訪れる前の不穏な曇り空に画面が変化していく。
「曇り空であれば、いくらでも、調整がきくのに・・」
男の呟きが事態の深刻さを物語る。だが、天気が安定するまで待つわけにはいかなかった。
うだる様な暑さの中、何百人という人が参加した大規模ロケ。
人々の想いが男達を動かした。
男達は、雲の動きを読み、撮影の時間を予測し、瞬時に照明のセッティングを変える。
次々に収録される、何の違和感もないカット。満点をとって当たり前、というプロの仕事がそこにあった。
どんな仕上がりになったかは本編をご覧ください。
と、その時、音声部のベテランも悲鳴をあげはじめた。
この日に限って、上空を頻繁に飛行機が通過するのだ。
セリフが聞こえづらくなるだけではない。ノイズが繋がらないと場面の切り替わりにショックが生じるのだ。(ここを整えることを整音といい、仕上げ段階の非常に重要な作業である。)
マイクの方向性を変え、遠くの空から聞こえてくる微かな音を、何が原因のものか判断しながら、セリフを掬い取っていく。そこにベテランの技があった。

そんな作業の合間に、1人の不幸な男の話題が出た。それは、音声部のM君。
肝心なときに、常に不幸を呼ぶ男。まさに歩くマーフィーの法則。
それは音声部のベテランがMA作業のために、現場を抜けた日のことだ。
M君が代理として、音声セクションを取り仕切る事になった。
野球で言えば、先発が急に故障して、登板機会がやってきた控えのピッチャー。
ここで、成果をあげれば次に繋がる、そんなときに限って、不幸がM君を襲う。
テストの時に鳴かなかった蝉が、本番のときに限って、煩いぐらいに鳴き始めたり、急にセリフが全く聞こえなくなったか、と思えば、観客の方が持っていたワンセグの電波の影響だったり、普通では決して起こらないことが立て続けに起こる。
しかも、先にお話したように、満点とって当たり前と思われるプロの職場。
不幸だけが記憶に残ってしまうのだ・・・。

・・あ、でも、ここでわざわざ、M君のことを書いたのは、決して、その事実をみんなの記憶に留めたいからではなくて、単に運がないだけだから頑張ろうね、という励ましだからね、M君。