3月14日(水)深夜2:14〜3:14

指 揮 シルヴァン・カンブルラン
メゾ・ソプラノ カタリーナ・カルネウス
テノール ジャン=ポール・フシェクール
バ  ス ローラン・ナウリ
管弦楽 読売日本交響楽団
司 会 古市幸子(日本テレビアナウンサー)

ベルリオーズ作曲:
劇的交響曲<ロミオとジュリエット> 作品17 から

※2011年9月12日 サントリーホール



常任指揮者シルヴァン・カンブルランさんの指揮で、
ベルリオーズ作曲 劇的交響曲「ロミオとジュリエット」をお送りしました。

カンブルランさんは毎年一つのテーマを決めて、読響の定期演奏会を
プログラミングしていますが、就任2シーズン目のテーマに選んだのは
「ロミオとジュリエット」。
プロコフィエフ、ベルリオーズ、チャイコフスキーによる
「ロミオとジュリエット」の音楽を取り上げました。

就任2シーズン目のテーマ<ロミオとジュリエット>
第503回定期演奏会 2011年4月18日  プロコフィエフ/バレエ音楽<ロミオとジュリエット>
第507回定期演奏会 2011年9月12日  ベルリオーズ/劇的交響曲<ロミオとジュリエット>
第509回定期演奏会 2011年11月30日 チャイコフスキー/幻想序曲<ロミオとジュリエット>

シルヴァン・カンブルラン インタビュー

♪「ロミオとジュリエット」をテーマとした理由は?
私が選ぶテーマは常に「愛」に関するものです。「愛」を追求するのは素晴らしいことです。「ペレアスとメリザンド」に続き、今回は「ロミオとジュリエット」です。特に「ロミオとジュリエット」では「若い恋人達」がテーマになっています。「ロミオとジュリエット」はいつの時代も多くの音楽家が刺激を受けた題材です。特に19世紀のロマン派の作曲家はこのテーマに強い刺激を受けています。

♪シーズンごとにテーマを選ぶ理由とは?
テーマを定めることは良いことです。私たちの方向性が明確になります。様々な作曲家の作品を演奏することは、団員や聴衆にも良いことです。私が興味深いのは、テーマの色彩や意味を、どのように作曲家が異なる手法で音楽にしたのかを聴くことです。

♪ベルリオーズ「ロミオとジュリエット」の魅力とは?
プロコフィエフの場合、「両家の争い」が最も重要なポイントですが、ベルリオーズの場合は「若い恋人達」のやりとりが重要です。さらにロミオとジュリエットを表現するために、楽器によって2人の人物像が語られます。ベルリオーズや当時の音楽家と芸術家は、争いや戦争ではなく、愛(平和)を求めると伝えたかったのでしょう。彼の音楽は伝統的な手法で書かれていても、常に感受性にあふれているので、クライマックスを聴いた後、世界中の人々と共感し、愛し合いたいと心から感じて頂けるでしょう。

ベルリオーズ/劇的交響曲<ロミオとジュリエット>の特徴
3人の独唱、2組の合唱、小編成の合唱、大編成のオーケストラからなる作品。
交響曲と名づけられているが、オペラなのか交響曲なのか区別が付かない形式は、当時とても斬新であった。ロミオとジュリエットの感情を描写する部分はオーケストラのみで演奏し、客観的に物語が進行する部分を声楽が歌う。

ロレンス神父(バス)
ローラン・ナウリ

独唱の中で唯一配役されている

メゾ・ソプラノ
カタリーナ・カルネウス
テノール
ジャン=ポール・フシェクール

物語のコメンテーター

2組の合唱
新国立劇場合唱団

対立するキャピュレット家とモンタギュー家

小編成の合唱
新国立劇場合唱団

物語の語り手


読響コンサートへの誘い!!

首席トランペット
田島 勤

4月13日(金) PM7:00 東京オペラシティ コンサートホール
4月14日(土) PM2:00 東京オペラシティ コンサートホール


〈ドビュッシー生誕150年〉
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ラロ/スペイン交響曲
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」 (1947年版)

指揮:シルヴァン・カンブルラン
ヴァイオリン:松山冴花

ペトルーシュカは一人で長いフレーズを演奏するので緊張感を伴いますが、カンブルランさんはそれぞれのキャラクターを本当に上手に描き分けられますので、私たちもどういう人形遣い、ペトルーシュカ、踊り子、ムーア人になるのか楽しみにしておりますので、どうぞ期待してください。

コンサートの詳細は読売日響ホームページ http://yomikyo.or.jp/をご覧下さい。

シルヴァン・カンブルラン(第9代常任指揮者)  Sylvain Cambreling(conductor)
独創的なプログラミングと色彩感あふれる演奏で、読響の新時代を切り拓く第9代常任指揮者。現在、クラングフォーラム・ウィーンの首席客演指揮者を兼任しており、2012年9月にはシュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督に就任することが決定している。 1948年フランス・アミアン生まれ。81年から91年までブリュッセルのベルギー王立モネ歌劇場の音楽監督、93年から97年までフランクフルト歌劇場の音楽総監督、99年から2011年7月までバーデンバーデン&フライブルクSWR(南西ドイツ放送)交響楽団の首席指揮者を務めた。また、巨匠セルジュ・チェリビダッケの後任として、02年からドイツ・マインツのヨハネス・グーテンベルク大学で指揮科の招聘教授を務めている。
カタリーナ・カルネウス(メゾ・ソプラノ)  Katarina Karneus(Mezzo Soprano)
ストックホルム生まれ。1995年にBBCカーディフ国際声楽コンクールでの優勝を機に、国際舞台での活躍を始め、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤル・オペラ、グラインドボーン音楽祭などで、ヘンデル、モーツァルト、ロッシーニ、ビゼー、ワーグナー、R.シュトラウスなどのメゾ・ソプラノの主要レパートリーを歌っている。今後、英国ロイヤル・オペラで<ドン・ジョヴァンニ>ドンナ・エルヴィラ、フランクフルト歌劇場、リセウ歌劇場で<アリアーヌと青ひげ>アリアーヌを歌うほか、サンフランシスコ響との欧米ツアーも予定されている。
ジャン=ポール・フシェクール(テノール)  Jean-Paul Fouchecourt(Tenor)
1958年フランス生まれ。ラモー、リュリ、カンプラなどのレコーディングにより、フランス・バロック声楽の第一人者としての地位を不動のものとしている。レザール・フロリサン(指揮:クリスティ)、ルーヴル宮音楽隊(指揮:ミンコフスキ)などのバロック・オーケストラと数多く共演するほか、メトロポリタン・オペラ、パリ・オペラ座、シャンゼリゼ劇場、リヨン歌劇場、ジュネーヴ歌劇場、ネザーランド・オペラなどのオペラハウスや、ザルツブルク音楽祭、BBCプロムス、エディンバラ音楽祭、エクサン・プロヴァンス音楽祭、オランジュ音楽祭、サイトウ・キネン・フェスティバルなどの世界的音楽祭にも頻繁に招かれている。
ローラン・ナウリ(バス)  Laurent Naouri(Bass)
1964年フランス生まれ。これまでに<フィガロの結婚>アルマヴィーヴァ伯爵、フィガロ、<ペレアスとメリザンド>ゴロー、<カルメン>エスカミーリョなどをパリ・オペラ座、英国ロイヤル・オペラ、アン・デア・ウィーン劇場などで歌っている。また、近年は<愛の妙薬>ベルコーレや<ファルスタッフ>タイトルロールなどのイタリア・オペラにも取り組んでいるほか、ドイツ歌曲の<冬の旅>や<詩人の恋>の全曲演奏会や、プーランク、ルーセル、ラヴェルの作品のレコーディングも行っている。