演奏レビュー

日時

2016年12月22日(木)午前2:59~3:59(水曜深夜)
BS日テレでは2016年12月31日(土)朝7:00~8:00に放送

出演

指揮 シルヴァン・カンブルラン
ヴァイオリン 五嶋みどり
管弦楽 読売日本交響楽団
司会 松井咲子

曲目

♪コルンゴルト作曲
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35

♪J.M.シュタウト作曲
ヴァイオリン協奏曲〈オスカー〉(日本初演)

※2016年10月19日サントリーホールにて収録

今回は世界的に活躍しているヴァイオリニスト、五嶋みどりさんが登場!
コルンゴルト作曲のヴァイオリン協奏曲と日本初演となるJ.M.シュタウトのヴァイオリン協奏曲〈オスカー〉をお送りしました。

プログラム1
コルンゴルト作曲  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ヴァイオリン:五嶋みどり  指揮:シルヴァン・カンブルラン

ハリウッドの映画音楽を手がけていたコルンゴルトが1945年に作曲した作品。1947年にヤッシャ・ハイフェッツの独奏とセントルイス交響楽団の演奏により初演された。

プログラム2
J.M.シュタウト作曲  ヴァイオリン協奏曲〈オスカー〉(日本初演)
ヴァイオリン:五嶋みどり  指揮:シルヴァン・カンブルラン

2014年にスイスで行われたルツェルン音楽祭で五嶋みどりさんの独奏とルツェルン交響楽団の演奏により初演された。
オーケストラは弦楽器と様々な打楽器で編成されており、独奏ヴァイオリンとオーケストラの対話によって様々な響きが生み出されている。

演奏者の略歴

五嶋みどり(ヴァイオリン)
五嶋みどり(ヴァイオリン)
MIDORI (Violin)
11歳でメーター指揮のニューヨーク・フィルとの共演でデビュー以来、世界の著名な音楽家、オーケストラと共演を重ね、日米の教科書にも登場するなど、最もポピュラーなクラシック音楽家として親しまれている。現代音楽の初演や新進作曲家の作品発表、委嘱プロジェクトの推進など、将来を見据えた音楽啓蒙活動も精力的に行う。
 1992年に非営利団体「Midori&Friends」(ニューヨーク)と「みどり教育財団東京オフィス」(現:認定NPO法人ミュージック・シェアリング)を設立。25年にわたるその活動は、常に時代や社会のニーズに合わせ進化を続け、その先進性・独自性は、音楽家による社会貢献活動のロールモデルの範疇を超え、社会に幅広い影響を与えている。
後進の指導にも情熱を注ぎ、現在、南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校弦楽学部「ハイフェッツ・チェアー」兼特別教授。相愛大学客員教授。
2007年より国連ピース・メッセンジャーとして、貧困、平和、環境、教育、女性問題など、国連が掲げる多種多様な課題に積極的に取り組む。
録音はソニー・クラシカル、ONDINE、ONYXよりリリース。ソリストとして参加した≪パウル・ヒンデミット作品集≫は第56回グラミー賞最優秀クラシック・コンペンディアム賞(2014年)を受賞。
使用楽器はグァルネリ・デル・ジェス「エクス・フーベルマン」(1734年作)。
シルヴァン・カンブルラン(指揮))
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
Sylvain Cambreling (conductor)
幅広いレパートリーと斬新なプログラム、色彩感あふれる演奏が持ち味の読響常任指揮者。1948年フランス・アミアン生まれ。これまでにブリュッセルのベルギー王立モネ歌劇場の音楽監督、フランクフルト歌劇場の音楽総監督、バーデンバーデン&フライブルクSWR(南西ドイツ放送)響の首席指揮者を歴任し、現在はシュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督とクラングフォーラム・ウィーンの首席客演指揮者を兼任している。また、巨匠セルジュ・チェリビダッケの後任として、ドイツ・マインツのヨハネス・グーテンベルク大学で指揮科の招聘教授も務める。
客演指揮者としてはウィーン・フィル、ベルリン・フィルを始めとする欧米の一流楽団と共演しており、オペラ指揮者としてもザルツブルク音楽祭、メトロポリタン・オペラ、パリ・オペラ座などに数多く出演している。
録音にも積極的で、読響とは≪幻想交響曲ほか≫≪ペトルーシュカほか≫≪第九≫≪春の祭典/中国の不思議な役人≫≪スコットランドほか≫をリリースしている。
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