放送内容

日時

2017年6月22日(木)午前2:29~3:29(水曜深夜)
BS日テレでは2017年7月1日(土)朝7:00~8:00に放送

出演

指揮 田中祐子
ピアノ 小林愛実
管弦楽 読売日本交響楽団
司会 松井咲子

曲目

♪シューマン作曲
ピアノ協奏曲 イ短調
♪シューマン作曲
ピアノ五重奏曲 変ホ長調から 第1楽章
♪ショパン作曲
マズルカ イ短調 作品17-4
※2017年2月28日ミューザ川崎シンフォニーホールにて収録

ピアニスト小林愛実が6年ぶりに読響と共演!
シューマン作曲「ピアノ協奏曲」をお送りしました

小林愛実
1995年山口県宇部市出身 3歳からピアノを始め7歳でオーケストラと共演 9歳で国際デビューを果たす。
これまでに数々のコンクールで優勝し、2015年にはショパン国際ピアノコンクールで日本人唯一のファイナリストとなり、注目を浴びた。 現在、フィラデルフィア・カーティス音楽院で、マンチェ・リュウ教授のもと研鑽を積んでいる。

小林愛実×松井咲子 スペシャルインタビュー
2015年・ショパン国際ピアノコンクールで日本人唯一のファイナリストに選ばれた小林愛実さん
ラジオ番組で取材をした松井咲子がお話しを伺いました!!

ショパンコンクールを振り返って…

松井 2年前のショパンコンクールの時、私はラジオのお仕事で現地取材に行かせていただいたのですが、その時少しだけお話ししましたよね。
小林 はい、しました。
松井 私もワルシャワに行ってコンクールを見ていたのですが、ポーランド出身の方もファイナリストに残り、現地の人たちの応援もすごかったのですが、愛実さんが登場された時、一気に会場をホームにした感じがすごく客席で見ていて感じられました。いかがでしたか?
小林 すごく緊張していました。でもやはりショパンが大好きで聴きに来ている方がたくさんいらっしゃったので、弾いていてすごくアットホームな感じはしました。
松井 日本からも見に来ているお客さんもすごく多かったと思いますが、直接応援のメッセージなどはありましたか?
小林 あの期間は、街を歩いていたら話しかけていただいたり、ホテルが一緒のお客さんもたくさんいらっしゃったので、朝ご飯を食べていたら「頑張ってね」とか声をかけていただきすごく力になりました。
松井 私も本番前に聖十字架教会に取材で行ったら、たまたまその時に愛実さんが一人で楽譜を開いてすごく集中されていたのを遠目で見ていたのですが…。
小林 行ったら落ち着くかなと思い、行けるときはほぼ毎日通って、本を読んだりしていました。
松井 コンクールが終わってから改めて音楽やピアノに対してどんな気持ちになりましたか?
小林 ショパンコンクールの前に「これからどうしようかな」と悩んだ時期があったので、コンクールの後は自分がどれだけ音楽が好きかというのが改めて認識出来ました。なので今のほうが昔より弾いていて楽しいです。

聖十字架教会
ショパンの故郷であるポーランド・ワルシャワにある教会。パリで死去したショパンの心臓が石柱に納められている。

カーティス音楽院への留学について

2013年からフィラデルフィアのカーティス音楽院で学んでいる小林愛実さん
アメリカへ留学した理由とは?

小林 アメリカはどの分野でも形にとらわれていないところがいいかなと思いました。ヨーロッパだと作曲家が生まれ育った場所なので「ベートーヴェンはこう弾かなきゃいけない」という考えがあるかもしれませんが、アメリカは「これをやってはダメ」という規制が音楽の中でも少ないので、自由に自分のやりたいことができるし、学べるものは学びなさいというところが良いです。
松井 留学してみて何か発見はありましたか?
小林 室内楽を演奏する機会が増えました。ピアノ科は一人で弾くことが多く、オケに入る機会も少ないのでそういうところではほかの楽器の皆さんと一緒にご飯を作るじゃなくて…(笑)
松井 なんでご飯のことで頭いっぱいになっちゃったんですか!(笑)
小林 音楽を作っていける楽しさというのを感じました。
松井 留学はすごく憧れますが、やはり勇気がないというか…
小林 行けばいいだけですよ!
松井 えっ!?行けば意外と…って感じですか?
小林 はい。

今回で読響と3回目の共演・初共演を振り返る…

2006年に読響と初共演した(モーツァルト ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」)小林さんは今回で6年ぶり3回目の共演。2006年、10歳で初共演した時のVTRを見て振り返ってみました…
さてさて…おふたりの感想は?

2006年・10歳で
読響初共演の
小林愛実さん

松井 可愛かったー!すごく小さかったですね!はっきり覚えていますか?
小林 …全然覚えてなかったです(笑)
松井 緊張しましたか?
小林 いや、あのころは全然緊張してなかったです。たぶん弾いていて一番楽しかった時期かもしれないですね。

今回の演奏曲 シューマン作曲「ピアノ協奏曲」
松井 今回はシューマンのピアノ協奏曲で読響と共演ですが、愛実さんの演奏はとてもドラマティックでそれが本当に素敵だなと思うのですが、どんな思いを込めて演奏されているのですか?
小林 シューマンの曲自体がシューマンの妻のクララや、誰かに伝えるために作られている作品が多いので、私もシューマンを思いながら演奏をできたらいいなと思います。今回初めて演奏させていただくのですごく緊張しています。
松井 あと聞いた情報によると、本番前に背中をバンッと…?
小林 叩いてもらいます。
松井 やはり気持ちは変わりますか?
小林 引き締まるというか…。結構強めに叩いていただきたいのですが、ショパコンの時はすごく痛くて(笑)
松井 じゃあ今回も力強く叩いてもらってからステージに立つんですね。
小林 そうですね、叩いてもらいます。

シューマン作曲
ピアノ協奏曲 イ短調

シューマンが作曲したピアノ協奏曲の中で唯一完成した作品。1845年に完成し、翌年ライプツィヒで妻・クララにより初演

シューマン/ピアノ五重奏曲

フィラデルフィアのカーティス音楽院で、室内楽を学び始めた小林愛実さん。コンサートでは、読響メンバーと室内楽を演奏しました。

松井 愛実さんが室内楽を演奏される中での楽しみ方って何かありますか?
小林 リハーサルがすごく楽しいかなと。「こうやったらいいんじゃない?」ってみんなでアイデアを出し合って「じゃあこうやってみようか」ってそういう音楽を作るプロセスが醍醐味じゃないかなと思います。

シューマン作曲
ピアノ五重奏曲 変ホ長調から 第1楽章

シューマンが多くの室内楽を手掛けた1842年に作曲され、翌年妻 クララのピアノにより初演

演奏者の略歴

小林愛実(ピアノ)
小林愛実(ピアノ)
Aimi Kobayashi (piano)
1995年山口県宇部市出身。3歳からピアノを始め、7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューを果たす。
これまでに、アメリカ、パリ、モスクワ、ポーランド、ブラジル等に招かれ、スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、ジャッド指揮ブラジル響と共演。国内では、読売日響、東京フィル、日本フィル、群響、大阪フィル、兵庫芸術文化センター管等と共演、多数のテレビやラジオ番組に出演している。
2010年14歳でEMI ClassicsよりCDデビュー。発売記念のリサイタルは完売、追加公演はサントリーホール大ホールで日本人最年少となるリサイタルを開催した。2011年セカンドアルバム「情熱」をリリース。また、同年ショパン生誕200年記念に際して、ポーランド政府より「ショパン・パスポート」を授与された。
2015年10月「第17回ショパン国際ピアノ・コンクール」に出場、ファイナリスト。
8歳より二宮裕子氏に師事し、2011年桐朋学園大学付属高校音楽科に全額奨学金特待生として入学。現在、フィラデルフィア・カーティス音楽院で、マンチェ・リュウ教授のもと研鑽を積んでいる。
田中祐子(指揮)
田中祐子(指揮)
Yuko Tanaka (conductor)
名古屋市生まれ。東京音楽大学指揮科(給費特待生)卒業後、東京藝術大学大学院指揮科修士課程を首席にて修了。指揮を尾高忠明、広上淳一、高関健、汐澤安彦の各氏に師事。東京国際コンクール「指揮」入選、ブザンソン国際指揮者コンクールのセミファイナリスト、ショルティ国際指揮者コンクールのセミファイナリスト。
これまでに、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団、京都市交響楽団、広島交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、山形交響楽団、群馬交響楽団などと共演。
2013年1月にはクロアチア国立歌劇場リエカ管弦楽団に招かれ海外デビュー。2015年は藤原歌劇団・ヴェルディ:「椿姫」に抜擢されオペラデビューを果たす。2017年3月には日本オペラ振興会本公演「よさこい節」(於:新国立劇場)の登壇が決まっている。NHK-FM「名曲アルバム」やNHK-Eテレ「らららクラシック」での出演も多く、好評につき多数再放送されている。
2015-16-17年シーズンNHK交響楽団首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ氏公式アシスタント。
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