2009年03月03日
「椅子」の秘密
こんばんは。ディレクターのまさです。
先日の公開収録ではたくさんのお客様にお越しいただきありがとうございました。指揮者の藤岡幸夫さん&ソリストの村治奏一さん、そして読響の皆さんの熱い演奏、ご堪能いただけたことと思います。本番前には藤岡さん&村治さんのインタビューも収録。熱く&楽しく、音楽への想いを語ってくださいました。
地上波での放送は5月13日(水)深夜の予定です。どうぞご期待ください。
さてさて、今日は「椅子」のお話し。
写真は、人見記念講堂のステージに並べれられた楽員さん用の椅子です。

ご覧の通り、青い椅子とベージュの椅子が混在していました。実は、青い方は会場でお借りした椅子。ベージュの方はオケが練習所から持ち込んだ椅子なんです。
現在、読響の演奏会のほとんどが、サントリーホールと東京芸術劇場の2会場で行われています。そしてこの2つのホールは、なんと、同じメーカーの椅子を使用しているのだそうです。一般に座り心地の良い椅子では《座面が背もたれに向かって下がっている》のに対し、このメーカーの椅子の特徴は《座面がフラット》であること。これが前のめりになって演奏するオーケストラのプレイヤーにとっては、演奏のしやすさにつながるのだそうです。そのため、読響は練習所でもこれを同じ椅子を使用。
楽員さんが音楽に集中できる環境作りが、こんなところにもありました。
そして人見記念講堂の椅子は、前述の緩やかに《座面が背もたれに向かって下がっている》タイプ。座り心地は抜群ですが、楽員さんの演奏スタイルによっては、その座り心地の良さが仇になってしまうこともあり、こうして練習所から可能な数だけの椅子を持ち込んでいるのだそうです。
このお話を伺い、昨年、サントリーホールで聴いたウィーン・フィルでは、いつものとは違う椅子を使っていたのを思いました。あれももしかして…。
良い演奏を届けるために…、
演奏家の皆さんが音楽に没頭できるように…、
色んな秘密がステージのあちらこちらに隠されているのですね。











