2008年05月27日
「四川大地震のこと」
瓦礫の中に生徒のノートが、文房具が・・。
中国四川省・都江堰の校舎倒壊現場に着いたのは、
地震発生から5日後の夕暮れ時で、
救助活動にあたる人の姿はもはやなく、
辺りはひっそりとしていました。
しかし、間違いなくこの場所で、
大地がグラグラと揺れ、
轟音を立てて校舎が崩れ、
多くの生徒が悲鳴をあげたのだと思うと、
今の静けさは異様で不気味に感じ、
暫く言葉を失いました。
子どもたちの恐怖は、私たちの想像をはるかに超えるものだったでしょう。
ご家族の悲しみは、それを癒す言葉など見つかるはずもありません。
未だに子どもたちの大切なノートが散乱しているということは、
ご家族の中にはこの場所に来ることができなかった人も多くいるのでは・・・・。
つらい取材でした。
そして翌日、また悲しくてつらい光景を、
都江堰からおよそ110km離れた北川の校舎倒壊現場でも見ました。
これだけ広い範囲にわたって、これだけ多くの人に悲しみをもたらす大災害。
私たち人間はこれに立ち向かう術(すべ)を持つことができるのか?
北川を離れる車の中、
体は疲れていても、頭は地震のことを考えていました。
投稿者:村尾信尚




