2008年10月28日

激動のスポーツ界!!

みなさま、またまたご無沙汰となってしまい、申し訳ありません。
私ラルフ、9月に高校生クイズが終わり、一段落・・・
と思いきや、激動のスポーツ界の取材で東奔西走してました!

思えば、色々なことがありました。
ペナントレースでは、巨人の「メーク・レジェンド」を目の当たりにし、
WBCの監督問題においては星野仙一さんを直撃、
また、Jリーグ残留争い真っ只中のヴェルディ×大宮戦を実況、
今日は、女子マラソン高橋尚子選手の引退会見に行っていました。

常々思うこと。
それは、勝利したチームもいれば、敗北したチームもいる。
勝った選手もいれば、負けた選手もいる。
スポーツの世界における勝ち負けというのは、まさに「紙一重」。
輝く瞬間もあれば、残酷なまでに屈する事もある。
まさに、「光と影」。

これまでの長年の取材を通じて、
また、一度は勝負の世界を目指した者として、
私は、その戦いの中に身を委ねている人たちを心から尊敬しています。

さぁ、いよいよ年末が近づき、スポーツ界はさらに忙しくなりますっ!
日本シリーズ、Jリーグ優勝/残留争い、
クラブ・ワールドカップ、高校サッカー、箱根駅伝・・・

これからも、スポーツ界における「光と影」を、
余すとこなくお伝えしていきます!

投稿者:鈴木崇司

2008年10月27日

苦難の時代へ~いつか来た道~

50年後の世界の人たちが、
今年2008年をどんな年だったとみるのか、
実に興味のあるところですが、
多分、2008年が1929年と比較されて、
ああだった、こうだったといろいろ言われる
ことは間違いないと思います。

世界の株価が暴落し、世界の通貨が乱高下し、
そして世界の企業が深刻な不況の影におびえる今日、
私はどうしても1929年の大恐慌のことを考えてしまいます。

1929年10月ニューヨーク市場で株価が大暴落。
「大暴落のあとに大不況がやってきた。
最初に金持の安楽死、次に貧乏人の安楽死がきた。
1933年までには、アメリカの労働者全体の約1/4が職をもたず、
生産は1/3ほど低下した。・・・約9000の銀行が破産した」
(ジョン・K・ガルブレイス『不確実性の時代』)

不況は世界中に広がり、各国は自分のことのみを考えて
自国の経済圏域を確保しようと
排他的な行動をとるようになりました。
このことが第二次世界大戦(1939~45)を引き起こす
一因になったと考える人もいます。

世界は、いつか来た道をまた歩むのでしょうか?
1929年当時と2008年の今、時代の状況は大きく違いますから、
その可能性はかなり低いと私は思います。
いや、そう願いたいものです。

違いのひとつは、
民間の経済活動に政府が介入すべきかどうか、
についての考え方です。
29年当時は、「自由放任主義」が主流でした。
民間のことに政府は介入せず、民間に任せればよい。
賃金が下がるところまで下がれば、企業はまた人を雇用するだろう。
株価も下がるところまで下がれば、買う人が出てまた株価は上がるだろう。
こうして政府は何も手を打たず、景気はどんどん悪くなっていったのです。

この教訓を活かして、今では経済の変動を緩和するため、
政府は民間の経済活動に積極的に介入するようになりました。
今回欧米諸国の政府は、
早々と銀行に公的資金を注入することを発表したり、
景気浮揚策を打ち出しています。
日本の政府も、新たな景気対策を検討中です。

もうひとつの違いは、経済危機に対する各国の対応です。
自国の利益のみを考えて行動するのか、国際協調を重視するのか。
29年当時は、すでに述べた通り前者の動きが目立ちましたが、
今回は、今までのところ国際協調の枠組みづくりに
精力的に取り組んでいるように見えます。

いつか来た道を再び歩まないためには、
この国際協調の取り組みがとても大切です。
今回の経済危機への対応を話し合うため、
11月15日アメリカの首都ワシントンで、
世界の先進国、新興国の首脳が参加するG20緊急首脳会合が開かれます。
この会合の成否が、後々世界経済の行方を決することになるかもしれません。

私たちの世界は、この経済危機の問題のほかにも、
地球温暖化の問題や食糧問題などさまざまな困難に直面しています。
「対立」から「協調」へ。
現代世界の選択肢はこれ以外にありません。
対立するには、私たちの世界はあまりにも狭くなってしまいましたし、
また対立している時間的な余裕も私たちには残されていないのですから。

投稿者:村尾信尚

2008年10月22日

苦難の時代へ~TSUNAMI襲来②~

アメリカ発の金融危機はどのようなルートを通じて、
私たちの暮らしに影響を及ぼすのでしょうか?
前回は2つのルート、すなわち
Ⅰアメリカの景気低迷
Ⅱ株安
について述べました。
これらによって、企業の売り上げは
大きく落ち込むことが予想されます。

さて、今回は残りの2つのルートについて述べます。

私は10月13日付コラムで「流動性の枯渇」がどういうことなのか、
について説明しました。
これは銀行同士が疑心暗鬼になって
相手にお金を貸さなくなってしまうことです。
アメリカの金融危機が発端となって、
銀行は今、リスクを回避しようと、
お金を貸すことにとても慎重になっているのです。
ルートⅢは銀行の貸し渋りです。

リスクを取りたくないということで、
銀行は中小企業などに対する貸付けも絞り込もうとしています。
中小企業など多くの企業は、日々いろいろな支払いに追われて
お金の工面に大変な思いをしています。
もし銀行がお金を貸してくれなくなったら、
資金繰りに困って事業はストップしてしまうでしょう。

最近、特に不動産業や建設業において、
資金繰りが苦しくなって倒産した、との報道に接します。
こうした事態に対応するため、
先日、中川昭一財務・金融担当大臣は金融機関を集めて、
「企業が資金繰りに困らないように配慮してほしい」と呼びかけました。
銀行の貸し渋り → 企業の資金繰り困難

さて、最後のルートⅣは投機マネーです。
投機マネーは、将来値が上がりそうなものを見つけて、
先に買い付けてしまう、投機的な資金のことです。

アメリカの金融危機以降、株価が低迷したため、
投機マネーは株から逃げ、将来値が上がりそうな
原油などの商品市場に向かいました。
このため石油の値段は高騰し、
レギュラーガソリンも今年の8月には
185円まで上昇しました(石油情報センター)。

ガソリン価格の上昇は私たちの暮らしを直撃しますし、
また、一般の企業にとってはコストが増加し、
その分利益が減ることを意味します。
燃油高騰のため儲けがなくなるとして、
今年の夏、全国で漁船が一斉に休漁したことは
皆さんの記憶にも新しいことと思います。
投機マネー → 原油価格高騰 → 企業のコスト増加

なお、投機マネーは穀物などの食料にも向かい、食料価格は暴騰し、
アフリカでは深刻な食料危機が起こっています。
こうした事態を「サイレント・ツナミ」と呼んだ関係者もいたほどです。

ただし、最近は、「景気が悪くなると需要が減るだろう」とか、
「リスクを避けるため現金で保有していたほうが安心」との思惑が働き、
投機マネーは原油や穀物などの商品市場から逃げ出しており、
これらの価格は下落しています。
しかし、投資家が今後どのような判断をするのか、分かりません。
再び投機マネーが商品市場に向かう可能性は否定できないのです。

以上、今回述べた2つのルートについては、
Ⅲ銀行の貸し渋りは、企業の資金繰りに対して、
Ⅳ投機マネーは、企業の生産コストに対して、
各々、悪い影響を及ぼすのです。

これまで長々と述べてきましたが、アメリカの金融危機によって
日本の企業の業績が悪化すれば、そこで働く従業員に対しても、
例えば、給与カットやリストラのかたちで
企業はコストカットを迫ってくるでしょう。
最悪の場合には、企業自身が倒産するかもしれません。

ニューヨークのウォール街を震源地とした大ツナミは、
もうすでに私たちの暮らしを脅かしつつあります。
アメリカの金融危機、決して対岸の火事ではないのです。

投稿者:村尾信尚

2008年10月18日

NEXT 「実証」の現場へ

茨城県のつくばにある、日本の物理学をリードする研究所に取材。
今夜のNEXTのコーナーで放送いたしました。

高エネルギー加速器研究機構 の方々が、とても協力的で、
世界一の機能を誇る加速器の周りを、自転車で走らせて頂きました!!

P1180952.JPG

この写真の長~い管が、まさしく、加速器。
ぐるりと回って、一周3キロもあるため、研究所の皆さんも自転車で移動すると言う事で、
特別に自転車に乗りながら、加速器がどんな風になっているのか、撮影!!

加速器って???
と思われる方も多いと思います。
簡単に説明しますと・・・
電子と、陽電子と呼ばれる素粒子の一種のものが、
光の速さに近い猛スピードで逆回転していて、それを衝突させるためのもの。

その衝突こそが、宇宙誕生のビッグバンとほぼ同じような状態で、
その衝突を繰り返し、そこで起こる現象を調べる事で、
宇宙誕生の秘密、そして、地球、私たち人間がなぜ、こうやっているのかを知る手がかりになるんだそうです。

今回ノーベル物理学賞を受賞する小林誠さん、益川敏英さんの小林益川理論を実証したのが、
まさしく、この加速器なのです!!

物理学の世界では、理論を考える専門の方とは別に、
それらの理論をどうやって実験し証明していくかを考える実験物理学の専門の方々が
いらっしゃいます。
今回は、その現場を取材する事ができたのです。

この加速器、“世界一の機能を誇る”と書きましたが、
衝突させる頻度が、世界一なんだそうです。
上手に衝突させるために、地道に改良を重ねていったそうなんです。
その証が、加速器の管の周りに巻きついているコイル。
これらすべて手作業で巻かれたもの。
これをつけることで、電子、陽電子が思うように回転してくれて、
狙ったところで、衝突させる事が出来るようになったそうなんです。

宇宙の誕生の秘密にせまる理論を考え付く事はもちろん、
その考えを、実際に実験器具を作って証明してしまう才能と情熱に、
ただただ、敬服する思いでした。

投稿者:鈴江奈々

2008年10月17日

金融危機、「以前」

最近、海外の英語ニュースを見ていると、特にイギリスで
「BC」という表現を耳にする機会が多くなりました。
BCって元々は<紀元前>Before Christということですよね。
これにかけて、Before Crisis、つまり<金融危機、以前>という意味で使われているんです。
このことに関して、ちょっと色々考えました。

最初に<貨幣>あるいは<お金>という概念が出てきたのは、狩猟生活から農耕生活に人類がうつって、ひとつの場所に定着し、作物を「蓄える」ことができるようになってきてからだと言われています。
いっちばん最初の「お金」っていうのは、人類学者によると、骨からひきちぎられた<肉片>だったそうで、<血税>なんて言いますけど、言い得て妙です。

カトリックのミサで聖体の秘跡を受ける儀式がありますが、このときの<聖体>はキリストの身体の一部。私は高校がカトリックだったものですから、週に一回は秘跡をうけてました。まぁるいサクサクした甘くない御菓子みたいなもので、これはコインの様な形をしています。これは無意識に<貨幣>というものが<聖体>というものとつながっているのではないかと主張する宗教学者や哲学者もいます。そもそも資本主義と貨幣経済が爆発的に成長できるようになったのも<三位一体>という概念ができて、ひとつのものが無限大に増幅できるということを教会が認めたからだ、という説は結構支配的です。そもそもマックス・ウェーバーがそういうことを論じています。「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」において。

ラテン語で<マネー>を意味するPecuniaはもともと牛、を意味するPecusから来ているので、今回の金融危機で破綻寸前まで行ったメリル・リンチのマークが雄牛っていうのはこれはロジックが通っている話なのかもしれません。

更に言えばローマ神話の神様に「ユーノー」というのがあります。ギリシャ神話のヘラに相当する神様です。ユーノーは家庭の神様ということで、英語のJune、6月などの語源になっていますが、Junoと書きます。正しくは Juno Monetaといって、英語のMoneyの語源でもあります。このユーノーの神殿には牛が犠牲として捧げられました。

つまり、本来<お金>というものは私たちを守ってくれるはずの<呪術的なパワー>を与えられているものなんです。農耕民族になって、蓄える<富>というのは飢饉や敵対する部族からの攻撃に備えるものとなり、コミュニティを守ってくれる。干し肉などの保存食をたくわえることができるようになって、人間は明日の食べ物を心配する必要がなくなった。宇宙のこと、より抽象的なことについて考えをめぐらせることができるようになった。<貨幣>という抽象的なもので、<富>を交換できるようになって、<芸術>あるいは<文明>が産まれたとも言えるのです。

最初の<お金>でもある骨からちぎられた<肉片>というのは、狩猟という危険な仕事にかかわる男達に捧げられる畏敬の念もともない、狩猟以外の品物や労働と引き替えにすることができた。

<牛>という聖なる動物が捧げられるようになった<文明>においても、<お金>と<犠牲>と<神>は深いところでつながっていました。

お金は、危険なものから私たちを守ってくれるはずだった。だからみんな一生懸命<富>を蓄えようとする。

ボストン・グローグ紙のジェームス・キャロルという人のコラムに書いてあったんですが、

「だが現実には<マネー>は私たちを守ってくれるものではなくなってしまった」のです。

むしろ私たちを攻撃するものとなってしまった、ということなんですね。
ではどうすればいいのか?私たちを守るべき<貨幣>が私たちに刃を向けたとしたら?
<金融危機>だって元はと言えば人間が創り出したモノ。だとするなら、また新たに私たちの創造力をもってして新しい防衛手段を創り出すべきだし、それは可能だと信じたいと思います。

投稿者:七尾藍佳

苦難の時代へ~TSUNAMI襲来~

今回のアメリカ発金融危機は、
アメリカ国内あるいは金融の世界だけにとどまらず、
日本に住む私たちの暮らしも直撃します。
ニューヨーク・ウォール街を震源地とする巨大なツナミが、
まさに私たちに押し寄せようとしているのです。

アメリカの金融危機によって何が起こるのか?
ここではとりあえず4つのルートをあげて、
これらが私たちの暮らしにどのような影響を及ぼすのか、
を見てみましょう。

前回お話したように、
金融という血液の循環が悪くなると体は弱くなりますから、
アメリカの金融危機によって、先ずアメリカの景気自体が低迷してきます。
アメリカの景気低迷がルートⅠです。

アメリカでは個人も企業も生活や経営が苦しくなり、
財布のひもはどんどん締まってきます。
アメリカは日本から車や家電製品など多くの品物を購入していますが、
アメリカ経済の悪化によってアメリカでは急激な買い控えが起こり、
アメリカに輸出している日本企業は大きなダメージを受けることになります。
アメリカの景気低迷 → アメリカの輸入減少 → 日本の輸出企業販売減少 

次に、アメリカの金融不安によって
世界の株式市場で株価が大暴落しましたが、
東京市場も決して例外ではありません。
日経平均株価は10月16日終値で8,458円となりました。
この株安がルートⅡです。

先ず企業の場合を考えましょう。
例えば3,000万円の株を資産として持っている企業があるとします。
これだけの資産の裏づけがあれば、銀行もお金を貸してくれる。
新しいお店をオープンしたい。
新しい機械を買いたい。
企業は設備投資をしたいと考えますが、株価が下がって1,000万円
になってしまうと、銀行はお金を貸さないかもしれないし、
企業は何よりも設備投資をする余裕がなくなってしまうでしょう。
設備投資を考えていた企業に、資材や機械を販売しようとした
関連企業は打撃を受けることになります。
株安 → 企業の設備投資減少 → 関連企業の販売減少

個人の場合も同じようなことが言えます。
例えば300万円の株を持っている人。
この際、新車を買いたい。
ところが、株価が下がって100万円になってしまうと、
新車でなく中古車にしよう、とか必要なときはレンタカーで、
というように財布のひもは締まります。
こうして自動車の売れ行きは落ちていきます。
株安 → 個人の消費減少 → 関連企業の販売減少

要するに、企業も個人も、株をはじめ保有している資産の価値が
減ってしまうと、財布のひもを締めてしまうのです。

一般に、企業でも個人事業者でも、そのお客さまは、
①個人 ②他の企業 ③外国人
のいずれかでしょうが、
さきほど述べた2つのルート
Ⅰアメリカの景気低迷
Ⅱ株安
で、外国(アメリカ)も企業も個人も財布のひもが締まれば、
どのような企業でもその売れ行きは落ちて、
経営は苦しくなります。

少し文章が長くなりました。
今回の金融危機が普通の企業に
悪い影響を及ぼすルートはまだあります。
残りの2つは次回お話します。
なんとも憂鬱な話で、もうしわけありませんが、
これは決して他人事ではないのです。

投稿者:村尾信尚

2008年10月13日

苦難の時代へ~流動性の枯渇~

今回は少し硬い話になりますが、しばしおつきあいください。

9月15日アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザースが経営破綻しました。
これが、これから起こるであろう金融危機の予兆でなければいいが・・。
そんなことを考えているうちに、今度はアメリカ大手保険会社AIGが破綻。
瞬く間に金融パニックは世界中に広がり、いくつかの銀行が破綻したり、
吸収・合併されました。

9月29日午後11時半、日銀総裁が記者会見をし、
「米ドル資金市場の流動性はほぼ枯渇した・・」と述べたとき、
私は、世界の金融システムは崖っぷちに追い込まれた、と感じました。
「市場の流動性が枯渇する」ということは、どういうことでしょうか?

銀行は日々いろいろな金融取引をしていて、その取引の結果、
あるときはお金が余ることもあるし、またあるときは足りなくなることもあります。
そこで、銀行どうしで短期間、お金を貸し借りしているのです。

ところが、大きな銀行がつぶれたり、
いくつかの銀行の経営悪化が伝えられると、
お金を貸しても戻ってこないかもしれないと不安になって、
銀行はお金を貸そうとしなくなります。
こうして銀行どうしでお金を融通している市場に
お金が出なくなり、お金が枯渇してしまうのです。
これが「流動性の枯渇」です。

こうなると、お金が不足している銀行はお金を調達できず、
破綻するところが出てきます。
銀行が破綻すれば、その銀行にお金を預けている多くの人、
その銀行からお金を借りている多くの人が困ってしまうのです。

お金の貸し借りで最も大切なのは「信用」ですが、
銀行がお互い疑心暗鬼になり、相手が信用できなくなると
お金の動きは止まってしまうのです。

人間の体にたとえると、お金は血液のようなものです。
血液は体の中を循環することによって、体中に酸素や栄養を運んでいます。
血液が止まってしまったり、足りなくなれば人間は生きることができませんが、
今、金融の世界で起きていることは、まさにこの状態なのです。
このため、日銀をはじめ世界の中央銀行は、
連日大量のお金を金融市場に供給しているのです。

血液が体に回らなければ、体は弱ります。
経済も同じで、世の中は不景気モードに一変、
株価は連日下がり続けています。
10月10日の日経平均株価の終値は8,276円。
10日までの七日間の下げ幅は3,000円を超えました。
株式市場もパニック状態なのです。

さて、このままいくと、
私たちの暮らしにはどのような影響が出てくるのでしょうか?
「金融の世界とは無縁」とか「株を持っていないから関係ない」
と思っている人がいたら、それは大間違い。
どうしてなのか?これから何が起こるのか?
次回はそのことについて述べようと思います。

投稿者:村尾信尚

2008年10月09日

ご報告

NEWS ZEROをご覧の皆様に、
私事で恐縮ですが、結婚の報告をさせて頂きます。

入社した頃から夢だった北京オリンピックの仕事を終え
一段落したタイミングということで、
10月7日に、3歳年上の学生時代からの友人と結婚する事に致しました。

これからはより一層、生活の一つ一つ、仕事の一つ一つを大切にし、
ニュースの捉え方の幅を広げていけたらと思います。

ZEROも3年目に突入!!
これからの1年は、とにかく、様々な現場に足を運ぶ事を目標にしたいと思います。

今後とも、温かく見守って頂けましたら幸いです。

                           2008,10,9 鈴江 奈々

投稿者:鈴江奈々

2008年10月08日

世界的な金融危機

米国初の金融危機の取材を連日しております。
投資家に直接お話をうかがっている間に一番耳にする言葉は、
「ここはガマンするしかない」というとです。
アメリカでの金融機関救済策が下院を通過しても市場が好感しないこの状況をみて、
ここはもう嵐が通り過ぎるのを待つしなかい、ということでしょうか。
昨日、取引開始直後から日経平均株価が一万円割れする様子を取材しました。

081007_090039.jpg

そのときの写真ですが、各社のカメラが並んでいる様子がわかるでしょうか。
一番奥のカメラマンはロイター通信のカメラマンで、
ここで取られた映像を家に帰ってからBBCやCNN,CNBCなどの海外のニュースで見ました。
NY,欧州、そして東京をはじめアジアでも、、、という形で。
さて、今日も株価の取材です。
そして、この金融危機がどれほど「実体経済」に影響があるかどうか、という取材。
この「実体経済」ですが、英語でもそのまんまReal Economyですが、最近よく聞くのは
「main street」という表現です。
メインストリート?
つまり、ウォールストリートに対して、「本来主流であるべき実体経済=メインストリート」
ということなんだと思います。
でも、悲しいかな、ウォールストリートがメインになってしまっていたのが
今回の金融危機の根本原因なのかもしれません。

投稿者:七尾藍佳

2008年10月06日

永田町は兜町の足を引っ張るな

経済は深刻な状態です。
連日、テレビや新聞は、
株価の下落やアメリカの金融危機を伝えていますが、
私たちの暮らしにもいずれ影響が出てきます。

東京兜町の東京証券取引所で行われる株取引。
その株価は日本経済の元気度の指標といってもいいと思いますが、
それがどんどん下がり続けています。

一方、永田町の国会も深刻な状態です。
「ねじれ国会」が続くなかで、
いろいろな政策がなかなか決まらないのです。
金融の舵取り役である日銀総裁のイスが一時空白になったり、
ガソリン税が突然下がったり、元に戻ったり・・・。
混乱状態が続いています。

こんなに政治がふらふら揺れていると、
経営者は設備投資をいつするか、といった経営計画も立てられません。
外国人投資家も、政治リスクが高い日本には投資してくれません。

今、世界経済は猛烈な勢いで動いており、
日本経済もその渦の中に巻き込まれてしまっているのです。
経済有事のこのときこそ、
永田町の思惑で兜町が振り回されてはいけません。

アメリカは今回の金融危機に立ち向かうため、
大統領候補も一時選挙運動を休み、
金融安定化法案を超党派で素早く成立させました。

解散・総選挙の時期がいつになろうとも、
自民党政権でも民主党政権でも、
当面の景気対策についてこれだけは必ずやりぬく、
といった政治の強い意志を、
永田町は今こそ示さなければいけません。

投稿者:村尾信尚

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